2015年11月05日

S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl をより贅沢に遊ぶために 〜 MOD【STALKER Complete 2009】

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素晴らしいゲームには優れたMODが用意されるものだ。素材が傑出しているからである。

今回、紹介するMOD「TALKER Complete 2009」もその例に漏れない。S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobylはゲーム史に永遠に名を残す傑作だからである。その傑作を更に昇華させたいと思うのはゲーマーとしての性であろう。

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このたび、導入して動作を確認したので、現時点で思うところを述べたい。
STALKER本体はsteam購入で、バージョンは1.006。日本語化はしていない。難易度はMaster。


SoCの大きな魅力は、その世界に没入・耽溺できるほどに執拗に作り込まれたオープンワールドにあった。無機質なコンクリートや錆びついた機械、荒れ果てた平原など、ZONEの不穏さや不気味さを高いレベルで表現していた。臭いまで漂ってきそうなそれは、製作者らの情念を感じられずにはおれない。現在の視点から見ると古臭くなっているところはあるものの、いまだ通用するクオリティであろう。

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このMODを導入すると、それが更に加速成熟されることになる。テクスチャの緻密さに伴うコントラストの強化にはじまって、朝から夜にかけての風景の変化が白眉。加えて、そよ風から強風、雷雨といった、ZONEを包む自然の天候が強く付与されている。
もともと優れていた、ZONEへの没入感がより高められている。

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そのほか、「本来、実装されていたであろう要素」の追加が挙げられる。

寝袋
NPCはさておき、プレイヤーであるMarkedONEは睡眠をとらなくては倒れてしまう。とはいえ、こまめに睡眠をとらなくてはならないほど厳格ではなく、もっぱら、(ゲーム内での)時間の調整に用いられるアイテムになっている。

無印では深夜になっても白夜かというほど明るかったが、本MODでは、深夜は夜目が利いている程度の視野になる。月夜の晩はともかく夜は暗い。それはNPC側も同じで、ステルス行動がとりやすくなるメリットがある。とはいえ、深夜の移動はアノマリーが見にくく危険であるから、明るいうちに活動する方が安全だ。そんなわけで、ゲーム内での22:00を過ぎたあたりになったら寝袋に入って朝を待つのが良い。無論、ZONEの深夜の雰囲気を堪能したい場合はこの限りではない。

この寝袋が活躍するのは、アグロプロム研究所に機密文書を取りに行く場面だろう。昼間は警備が厳重だが、深夜はそうでもない。地下通路で睡眠をとって、深夜に忍び込もう。前述の通り、本MODの導入でステルス行動はしやすくなった。銃撃戦を避けた任務の完遂は割と容易。発砲音や断末魔に対するNPCたちの反応が鈍く調整されているので、孤立した敵を間引いてもバレにくい。相手に気づかれてない状況でヘッドショットすれば即死させられるのでサイレンサー付マカロフが活躍できるチャンスだ。是非ともチャレンジしてみよう。


所属派閥を変更できる
最序盤からいきなりEcologistに所属することも可能。その際エコロジストスーツ(オレンジスーツ)をもらえる。Barでトレーダー経由でDutyに所属することもできる。DutyやFreedomのボスに話しかけてお仲間になることもできる。いずれにせよ、派閥に属していることを表すユニフォームがただでもらえる。MercやBandits、Monolithのお仲間になるのは不可っぽい。新規で二週目を遊ぶプレイヤー向けかも。Join Duty!


リペアシステム
トレーダーに武器とスーツの修理を依頼できる(一瞬で修理してくれる)ようになった。価格は高め。また、NPCの死体を漁ると稀に入手できるリペアキット(非売品)でも修理できる(装備している武器とスーツが対象)。これにより、気に入った愛用の武器でクリアを目指すことが容易になった。

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AIの向上
NPCがアノマリーや焚き火缶をある程度の信頼性の上で避けるようになった。無印で見られた「焚き火の中で死んでいるNPC(Wolfさんが有名)」の回避であろう。「ゾーンだから」では流石に済まされなかったのである。しかし、たまに服に火がついて平然としているNPCがいるあたりがやっぱりゾーン。死体を動かしてどけたりもする。

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冗談はさておき、AIの向上を強く感じるのは銃撃戦時である。棒立ち射撃もするにはするが、積極的に立ち回ろうとする意思が見えるようになっている。最大の変化は、グレネードを投げてくるところだ。絶妙なタイミングで放り込んでくるので、膠着した銃撃戦を満然と行うのは危険である。とはいえ、NPCの死体を漁れば分かるように、一人のNPCが投げてくる数はせいぜい一個であるから、無限に投げてくる雪合戦模様にはならない。多数を相手にしていれば別だが。


視点の切り替え
F1-3で視点の切り替えが可能になった。変えたところでまともに戦えないのでオマケ機能。走り方とジャンプのモーションが酷い。

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角度によってはMarkedONEの顔が見えるが、どこの黒人なのかという容貌。

これを改善するMOD(スキン)もあるので、拘る人は導入しよう。本MODに更に導入しても問題なく動作することを確認済。stalker completeをインスコ後に、上書きすればいいだけだ。

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「あまりにも醜いから、ムービー中の顔を再現させた」

こんな感じになる。ほとんど自己満用スキン。

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その他
燃料缶やドラム缶をアイテム扱いで持ち運べるようなっている。とはいえ、重量が大きいので携帯するには苦労する。あらぬ所にドラム缶を置いてシュールな光景を演出して遊ぶもよし、ドラムーチェに活用するもよし。

細かなバグのfixがなされているようだが、私の環境での不具合をひとつ。死体を漁っている場面で、NPCのインベントリにあるフード関係を右クリックから食べようとするとフリーズする。

NPCとのトレードがかなり実用的になった。

Bar名物「ゲットアウトオブヒアストーカー」「アイセッカムインドンスタンゼア」が聞けなくなった。

ラジオから流れてくる曲や、NPCが演奏するギター曲の大幅な追加、また、ハーモニカ演奏の追加あり。Barの雰囲気がとても良い感じになっている。

敵がたまに壁を向いて動かなくなっていたり、壁にめり込んだ死体がバイブのようにガタガタ暴れる珍現象もそのまま。ゾーンだからしょうがない。

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まとめ
ベースがSoCそのままであり、妙な悪ふざけ要素も全くないので、無印が大好きな人は是非とも導入して遊んでみよう。新鮮な気持ちで遊べるとともに、この作品の懐の広さに驚嘆することだろう。新規で始める人は、最初からこのMODを導入してかまわない。

更なる拡張性を求める人は別のMODを導入することになるが、それも容易されてるのが素晴らしいところだ。


MODダウンロード先
STALKER Complete 2009 (2012)
.exeを実行していけばOKの簡単仕様です。


enjoy!!
posted by ぎゅんた at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 洋ゲー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ どうも何時もこっそり読まさせていただいております
このゲーム懐かしのないぶんさんから教えてもらい、遊んだ記憶があります。
オープンワールド楽しいっすね
来月fallout4も出ますので、遊んでみてください。
家も建てれちゃうとか。
Posted by やああ at 2015年11月12日 10:38
やああ さん
まさか読んでおられるとは。嬉しいです。コメントをありがとうございます。

falloutシリーズは4がでましたね。家が建てられるってのは、いくつになっても秘密基地に心ときめいちゃう男の子の琴線に触れますね。

そろそろ3を遊んで、MODで更に遊び尽くそうかなと考えていたところです。世間から3週ぐらい遅れたタイミングの良ゲーをのんびりと遊ぶのが私には合っているようです。
Posted by ぎゅんた at 2015年11月13日 12:26
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