2014年06月22日

セカンドカーにオープンカー、新型NDロードスターに期待


MTで乗れるオープンカーを探すと、候補の数はぐっと少なくなります。それを意外に思う方もいるかもしれない。そんな方は、きっとオープンカー=スポーツカーの認識が強いからでありましょう。しかし、オープンカーは、実際には、スポーツカーではないと考えます。単純にオープンカーはサーキット走行で有利ではないからです。外国のオープンカーの中には、ハイパワーでいかにも速そうなヤツが雁首を並べていますが、スポーツカーというよりはGTカーでありまして、長距離を楽に気持ち良く速く走る設計になっております。オープンカーは気持ちよいドライブや楽しいクルマライフのためのクルマと考えればよいのです。そもそもオープンで速く走りたいならバイクに乗る方が手っ取り早くて刺激的です。バイクよりも快適で安全に、風を感じながら走りたい、そういうワガママを叶える乗り物がオープンカーであるとも言えます。

いずれにせよ、速いに越したことはないと考えても、速さを求めてオープンカーを購入しているオーナーはいないと思います。クルマの速さよりも、もっと優先すべきものがある。それが、オープンカーであれば叶うというだけです。シートが少ないとか荷物が乗らないとか直射日光で灼け死ぬとか女ウケが悪いとか、すべてを承知のうえで乗っているわけです。バイク同様、オープンカーの魅力は言葉で説明し難く、とりあえず乗ってみろとしか言えないのがもどかしい。

そんな魔性の魅力に満ち溢れたオープンカー、ハマる人はとことんハマるわけで、不肖ながら私もNC1ロードスターに乗って楽しんでいた時期があります。愚かさゆえに自損事故で廃車にして以来は、自戒も込めてオープンカーには乗っていませんが、オープンカーが好きな気持ちに変わりはありません。セカンドカーにオープンカーを所有する欲望が心の中にあります。金銭的余裕の面で実現できませんが、ならば金銭的余裕を得るために仕事を頑張ろうという気持ちになっています。

セカンドカーにオープンカーを、となると、これは趣味に突っ走らなくてはなりません。実用性の面はファーストカーに任せれば良いからです。妥協しても不満と後悔が残るでしょう。真面目に道楽のために選定せねばなりません。

私の場合は、
1.MTであること
2.60km前後の速度でのんびり走らせるのが無上に気持ち良いこと
3.小さく軽量な車体であること
4.ソフトトップであること
が優先事項/順位となります。

NC1ロードスターはこの点をかなり満たしてくれていましたが、過剰な動力性能がゆえに、スピードの魔力がオープンカーの魔性の魅力をぼやけさせていたモデルだろうと思います。あの車体に2L170馬力のエンジンは、本来のロードスターのキャラクタからすればオーバースペックでしかない。それはNCの発売当初からロードスターファンから指摘されていたことです。もっとも、NC1に乗っていた頃の私は、もっとパワーがあって速ければいいのにとモアパワー求めていたものでしたが、いまになって思えば若いなあと感じいるところです。オープンで気持ちよく快適に走らせられる、その本当の素晴らしさを理解できていなかったのです。「事故って失って初めて分かる、自身の求めるオープンカー」といったところでしょうか。とりあえずNC1にのって速さに不満があるならS2000やボクスターSを購入せねばならないでしょう。

今私がオープンカーを再び所有するのであれば、いま述べたようにNCロードスターはオーバースペックだと考えているので選択に迷いがあります。ジャストスペックのオープンカーが欲しいからです。その意味から、車体と排気量が初代ロードスターのライトウェイと路線に回帰すると噂のNDロードスターに期待せずにおれません。フツーの実用エンジンでパワーがなく非力であっても、小さくて軽い車体をエンジンパワーを自在に操って走らせる。そんなライトウェイトの魅力が凝集された、世界に冠たるオープンカーとしての新型ロードスターであって欲しい、そう願っています。

posted by ぎゅんた at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ(マツダ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月02日

新型の四代目デミオさんはどうなるの

mazda2 hazumi concept.jpg

無骨なスタイルの初代デミオと二代目デミオを愛するぎゅんたは、三代目デミオに特別な思い入れはない。激戦区の国産コンパクトカー市場で、車内の広さを無視して独自のヨーロピアンテイストのエクステリアにし、軽量な車体にしてZoom-Zoomさせたクルマという認識である。悪くはない(むしろ実用一辺倒の初代と二代目デミオに比べてマツダらしい個性が出て良くなったと考えるべきだ)のだが、デミオらしさを感じられない点で欲しいとまでは至らないのである。

そろそろ発表か発売の四代目デミオは、これは三代目デミオを魂動デザインのベクトルに乗せた仕上がりになるのは間違いないと考えられた。実際にコンセプトモデルHAZUMIやパパラッチされたテスト車両のエクステリアからもそれが正しいと知ることができる。

年寄りで保守的な私が求める条件があるとすれば、やはりコンパクトカーであるから幅が1700mm以下の5ナンバーであって欲しいと願う。SKYACTIV-シャシにより軽量化が図られるから、装備の充実の分を含めても三代目デミオと同等の重さに収まるのではないか。無論、更なる軽量化がされていれば喝采ものだ(いやがおうにもNDロードスターへの「原点回帰」「軽量化」期待が高まるから)。
もう少し大きかったり、広さを求めるならCX-3か他社のコンパクトカーを選ぶべきだろう。中途半端に八方美人でないキャラクターはマツダらしくてよいと思う。

排気量はガソリンモデルで1.3〜1.5Lであろうし、隠し球の新型ディーゼルエンジンSKY-D1.5を搭載するXDグレードも出るだろう。もっとも、そのグレードはアクセラXDと同じでパワーを持て余すだけの特別なグレードで、CX-3に搭載するエンジンを布石的に宣伝するための存在となりそうだ(ポロGTIのような)。

耳にした話だが、SKY-G1.3はSKY-Driveの6ATが搭載されて135万ぐらいから、SKY-D1.5は170万からの価格設定になるとのことである。新型アクセラにかぶらないヒエラルキーを遵守した価格設定と言えそうだ。
このクラスのコンパクトカーに6ATが奢られるのは新型デミオの売りになるだろう。ちなみにSKY-Driveは7速まで拡張できる設計になっているそうである。その登場がいつになるかは分からないが、NDロードスターに搭載されれば注目を集められるだろう。この時代にまだMTを用意するマツダは素晴らしいと思うし、その一方で非MTのトランスミッションを進化させる姿勢も素晴らしい。MTに拘って乗り続けてきたユーザーも、優れた非MTのトランスミッションがあるならそちらを選びたい気持ちがあったりするものだ。それがポルシェPDKのような7速であれば相当の求心力になるだろう。

なお、全長は伸びて4060mmになるとのことである。ホイールベースを伸ばしたかったのかな。

posted by ぎゅんた at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ(マツダ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月03日

次期デミオさんは嘱望されておる

mazda2mt.jpg

新型アクセラを出したマツダが次に出すであろう車種は4代目デミオと予想される。現行のフルモデルチェンジになるだろう。どのようなデミオになるのだろうか。

最近のマツダの傾向から、魂動デザインが採用されるであろうことは間違いないが、とすると、デザイン表現のためとボディサイズを大きくする可能性が高い。すると、デミオが3ナンバー化するのである。せいぜい1720mm以下でNCロードスターぐらいの幅になってくれれば御の字だが、コンパクトカーとは言い難くなる。現行の5ナンバーコンパクトですら幅1695mmギリギリで決して小さくはないのだ。一昔前前の世紀の迷車トヨタ・セラは幅1650mmで長さが3800mmなのだが、本当に小さく見える。それでいてまとまりのあるデザインで格好良いぐらいだ。当時の普通車のサイズがそれだ。今は軽以外はデカすぎである。慣れすぎてしまっていて気づかないだけだ。自動車メーカー各社が揃えるコンパクトカーが幅1695mmなのは最後の砦であり、最後の良心でもある。メーカーの本音は「国内のコンパクトカーは利益率も低いし軽自動車があるし税金は排気量で決まるのだから」といったところに違いない。小さければ狭いと文句をいわれ、大きければ大きいと言われるのである。大きく広くすれば車体に求められる剛性が厳しくなりコストが跳ね上がる。「ユーザーは文句ばかりいいやがる」ヤッテラレナイヨ的心情もあるだろう。売れても儲けが少ないから数が売れなくてはならない…とすると、無難な仕上がりにまとまる訳で、幅ギリギリのサイズで車内が広くてそこそこ燃費が良いだけの面白くないクルマが生まれるのである。私はマツダが好きなので、次期デミオがそうなったら悲しみと失望に打ちひしがれることになる。

マツダが次期デミオでとる方向性は、おそらくどちらかである。

初代と二代目の路線:積載量自慢の実用性重視コンパクト
現行の路線:実用性低下は承知でデザイン重視、軽量化

私は初代と二代目デミオはデザインはともかく、コンセプト通りの仕上がりからくる実直な実用車たる様が気に入っているので、現行のデミオはそこまで好きではない。なので、思い切って原点回帰してもらえたらなあと思う。そうなると、初代を凌ぐ意味不明な積載量を誇るデミオとご対面できそうだ。フルスカイアクティブで蘇る初代デミオを想像すると胸が熱くなる。きっとMTの設定もあるだろう。というか、ATはSKY-Driveが乗るのでコンセプトカーのくせに6ATになるのだろうか。こんなところまで書いておいて、5ナンバーのシャシにSKY-Driveを載せられるのかは不明なので、やはり3ナンバー化は避けられないかもしれない。デザインは初代と二代目の面影を復活させるべく角ばった感じになり、積載量を更に確保するために(最近では忘れ去られているホンダのエアウェイブやフリードのように)ワゴンぽく長くすると商用車ぽくナイスである。現行の路線の継続で行くのなら、デザイン優先なのできっと幅は1700mmを超えるだろうが、長さは変わらないか短く纏めてくれるだろう。それでフルスカイアクティブなら、納得できる仕上がりになるだろう。

あれこれ妄想してみたところ、次期デミオは3ナンバー化しそうな気がしてきた。なっても構わないが、コンパクトカーですと喧伝して欲しくはない。古臭い考えと承知しているが、3ナンバーはコンパクトカーのカテゴリからは外れると考えているからである。VWポログラのサイズになって更に軽量化してくれたら拍手喝采だが、無茶な注文であることはいうまでもない。軽量化にはとてつもないコストがかかるからである。

posted by ぎゅんた at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ(マツダ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月22日

2013年マツダ技報

モーターファン別冊 新型アクセラのすべて.jpg

みんなお待ちかねのマツダ技報最新版がひっそりとアップされています。
2013年マツダ技報
毎度おなじみ、理系機械工業系男子(適当)なら胸が熱くなる記述てんこ盛りPDFであります。

同じくして、書店には新型アクセラのすべてが発売されていたので購入してきました。
歴史あるこのシリーズは、造形やデザイン、作りこみについて開発者らを交えアレコレ語られているのが面白く気に入っております。
早めに確保しておかないと在庫注文や電子ブックでの購入となるので、新型アクセラに興味のある方は本屋へ足を運びましょう。
posted by ぎゅんた at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ(マツダ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

週末には実物の新型アクセラを

北陸マツダから、新型アクセラ予約会なる案内が届いた。
出かけて行ったが最後、契約を結ぶまで帰れないのかとドキドキさせられるが、実物の新型アクセラが店に来るから見に来てね、というものらしい。10/10から開始されていたのは先行予約であった(実物を見る前に契約をする人を尊敬します)から、実物が届いてからが本番と言ったところか。同封のティザーカタログ(?)には全グレードと価格が記されているが、SKY-D搭載のXDの値段はやはり300万コースのままである。
果たして売れるだろうか?

私の予想など嘲り笑うようにXDが売れてくれればいうことはないのだが…この値段なら、クルマ好きは現行のマツダスピードアクセラ(270万)を選択する気がする。重いディーゼルエンジンとサンルーフが標準という時点でフロントヘビーで軽快感がなさそうだからだ。また、トルクフルなSKY-DではMTのギアチェンジがNAに比べ適当でも走れてしまう(トルクがあるのでどのギアからでも加速できる)ので、回転数と速度からどのギアを選択するか?を判断するMT独自の楽しさに欠ける。そもそもSKY-DとSKY-Drive(AT)の相性が極めて良く、ATであっても「MTでない」ことが気ならないほど運転が楽しかったりする。それでも、MT好きはやはりMTを買うだろう。であればXDは買わず、よりリーズナブルでエンジンを回せる15Cや15SのMT、また、現行のマツダスピード・アクセラを買うのではないかと考えるわけである。もし私自身が買うなら15CのセダンのMTでボディカラーはチタニウムフラッシュマイカを考える。だが、ボディサイズがGHアテンザとほぼ同等というのは大きすぎるから、中古のマツダスピードアクセラを狙う気がする。特に現行のマツダスピードアクセラは、さりげないマイナーチェンジを積み重ねている知る人ぞ知る隠れた存在であり、国産FFホットハッチの代表選手でもある(外車勢ならメガーヌRSがオススメ)。

マツダスピードアクセラは海外で人気があることから、新型アクセラにも必ずマツダスピードグレードが用意されると思われる(マツダスピードアテンザは噂こそあったが、おそらく出ないだろう。初代アテンザのマツダスピードアテンザが爆死したからである)。
とはいえ、それはまだ先の話であろうから(マイチェンごろか?)今はまだ座して待つ他にない。


とりあえず北陸マツダ野々市本店には今週木曜日以降から新型アクセラが展示されると聞いているので、ご興味のある方は足を運ばれると良いだろう。やはりクルマは実物を見て触れてナンボである。

まとめ
ぎゅんたはマツダを応援しています



⇒マツダスピードアクセラ
http://www.axela.mazda.co.jp/mazdaspeed/
posted by ぎゅんた at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ(マツダ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月13日

新型アクセラについて予習になるかも動画


新型アクセラは国内販売よりも海外で売ることを重視したグローバル戦略モデルであるためか、実物に関する情報は海外のメディアで目立つ。日本では先行予約が始まっているが、実物(展示車や試乗車)をお目にかかれるのは今月末か11月になるようだ。

レビューの多くでは、このクラス(Cセグメント)の競合車種の中でズバ抜けて格好いいデザインだと評している。インテリアもシンプルながら上品さ知的さを感じさせる雰囲気と好評のようだ。個人的にはBMWやAUDIのコンプが見え隠れした、ドイツ車の模倣デザインと感じるものの、従来のマツダにみられた「シンプルなデザインはよいのだが材質もシンプル(プラスチック)」路線から脱却しつつある現状は素直に嬉しく思っている。

CX-5も、初期はシフトゲート周りが100均プラスチック品質でひどく残念感が漂っていた。だが、マイチェンでシフトゲート周りはシフトブーツが奢られることにより改善され質感が向上したのだ(新型アクセラに採用されているシフトブーツと同じようだ)。共通する部品やパーツのクオリティをあげることは、ラインナップする車種のクオリティを底上げすることにつながる。なにしろ新型アクセラは1.5Lの15Cと15Sに当然のように6AT(SKY-DRIVE)が載るのだ。

今回の新型アクセラに用いられる部品やパーツも、新型アテンザのマイチェンや今後登場するモデル(CX-3、四代目デミオ、NDロードスター…)に採用されていくに違いない。SKYACTIVが既存技術のブラッシュアップからくるクルマの基本の底上げにあるのなら、ハイクオリティな共有部品・パーツを用意することが質感の底上げになるといえるだろう。

CX-5以降のマツダは、名物だった「超絶値引き」は行わなくなったと有名(苦情?)になっているが、これは「値引きしなくても売れるから」という強気の姿勢とは異なる。ボトムグレードからして既に他社のミドルグレード以上の装備を与えることから始まり、「マツダを選んでくださったお客様の9割以上を満足させるクルマに仕上げている」ことからくる独自でニッチなブランド路線に自信溢れているからに他ならない。
最近のマツダの姿勢には、BMWやAUDIといったドイツプレミアムブランドに憧憬している様子が透けて見えるが、あまり色気を出しすぎてそのうち自滅しないかが懸念事項である(今後のマツダが出す車が、ドイツ車そのものになってしまわないか心配している)。



これはSKY-D2.2のレビューだが、ドイツ語なんでよく分からない。
試乗車はチタニウムフラッシュマイカのセダン。ヨーロッパの街中に溶け込んでいて格好いい。
日本だとナンバープレートがとにかくダサく、せっかくのデザインがスポイルされないかが心配だ。


まとめ
ぎゅんたはマツダを応援しています。
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2013年10月06日

新型アクセラは日本で売れるのか?


ディーラーに遊びに行ったところ、新型アクセラの情報が届いていたらしく、10/10からの先行予約に向けて気合十分の様子であった。
現行アテンザのような横版の仮カタログをみせてもらったところ、おおよそのグレードと値段が判明した。
新型アクセラについて色々と思うところがあるので記事にしておこう。

まとめ
・クルマ好きが買うべきは15C、15Sか?
・XDは売る気を感じさせない謎グレード(マツダ幹部向け?)
・国内で売る気があるグレードはハイブリッド(ただしi-activsenceの恩恵が乏しい)
・全世代に共通して、アクセラはセダンが美しいデザインでは


まず、クルマ好き人種やマツダファンが喜ぶべきことはMTの設定があることで、
・XD(SKY-D2.2) 
・15C、15S(SKY-G1.5)ハッチバック/セダンともに設定(4WDはATのみ)。
ではMTモデルが選択可能だ。このうち、15Cと15SのSKY-MTは初のガソリンエンジンモデルとなる。

15C、15S
今回からようやくガソリンエンジンでSKY-MTを楽しめるようになった。これはかなり大きい。
日本でのMT設定は、スポーツ車種か軽・コンパクトの一部グレード※1に残っているのが現状であり、選択の幅が極端に狭くなっている。コンパクトカー以上のクラスでMTを選択しようとなるとスポーツグレードを強いられるのはまだしも、ハナからMTの設定そのものが存在しない車種も多い。ハイブリッド全盛の世であるのでMT縮小の流れは当然であるのだが、やはり昔からある技術が消えていくのは一抹の寂しさと不満をおぼえるものだ。マツダは他社に比べればMT設定のクルマが多いが、それでも、例えば先代のGHアテンザ(後期型)は25ZにしかMT設定は無かった。先代アクセラに至ってはマツダスピードのみである。しかしマツダスピードは「スキモノ用変態グレード」なのでMT以外は考えられないことから例外と考えなくてはならない。

日本の交通事情に万事円滑に対応できるベスト排気量は1.5Lだと思われるが、このクラスの車種にMT設定を持ってくるかこないかの姿勢が肝要である。下手な出来のATはエンジンパワーからの駆動力を大きくロスするので、ベストパイのエンジンを搭載して、トランスミッションをMTに設定しパワーロスを防ぐのが賢いし道理ではないか。また、一部の好事家のためのグレードではないので、免許を取り立てのビギナーでも安心安全に運転できる範囲のパワーであるし、こうしたクルマであればこそ、ベテランも運転を程よく楽しめる深い味を備えるものだ。

なので、新型アテンザのボトムグレードとなる15Cと15SでSKY-MTが選択できることを私は嬉しく感じるし、賞賛したい気持ちでいっぱいである。なにしろ落ち着いた雰囲気のCセグメント車種のMT車種は絶滅危惧種なのである。15C、15Sの車両重量は1240Kgで111馬力だそうだから、若干のパワー不足はあれども特別大きな不満を抱くことの無い調度よさを、日本の交通事情の「落とし所」にすっぽり収まるパフォーマンスと予想できる(試乗して判断したい)。価格はボトムグレードの15Cで約171万で、二代目アクセラのボトムグレードの15Cは166万である。5万円高くなっている。

このデザインとSKY-G+SKY-MTであることに加えて、以下の標準装備
i-stop(アイ・ストップ)
インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM)
エマージェンシー・シグナル・システム(ESS)
SRS※1エアバッグシステム 運転席&助手席、カーテン&フロントサイド
DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム:横滑り防止機構)
&TCS(トラクション・コントロール・システム)
ハロゲンヘッドランプ(ロービーム:マニュアルレべリング[光軸調整]機構付)
LEDドアミラーウインカー
ヒーテッドドアミラー(4WD)
タコメーター(デジタル)
エアコンルーバーベゼル/メーターリング/インナードアハンドル(シルバー)
シフトパネル カーボン調/シルバーベゼル
インパネデコレーションパネル ピアノブラック
セグメント液晶オーディオディスプレイ
リアシート 6:4分割可倒式シートバック
リアシート センターアームレスト(カップホルダー付)
AM/FMラジオ
4スピーカー
CDプレーヤー
キックダウンスイッチ(AT車)
205/60R16タイヤ&16インチスチールホイール&フルホイールキャップ
プッシュボタンスタートシステム

が加わるので、単純に値段が上がった値上げだムキーッ!と喚く必要はなかろう。
思うに、マツダはCX-5からボトムグレードであっても標準装備と安全装備をケチらないパッケージングを始めだしたようだ。「ボトムグレード=最低限の装備」とはよく表現されるし、実際に本当に最低限の装備であるのが殆どの実情なのだが、マツダの場合は最低限が「標準」な感じである。私はここを高く評価したい。


XD
一方、XDは、ディーゼルエンジンを搭載した最上級グレードとなる。
価格をみると300万とある。いくらなんでも高すぎる。新型アテンザのXDが買える価格ではないか。この意図はなんだろう?装備もトップグレードゆえのてんこ盛り仕様は分かるが、サンルーフを装備するとは…ただでさえ重いディーゼルエンジンを載せているのにより重くするのか。MT設定ありでi-activsence全装備なのは評価できるが、流石に高額になりすぎている印象が強すぎる。XDだけでも他のグレードと比較して軽く50万以上の差がある。ディーラーの営業はさぞ売りにくいグレードだろう。

これはマツダ幹部が乗りたいから用意した趣味全開グレードであるばかりでなく、ハイブリッドの価格設定をお得に思わせる松竹梅戦略ではなかろうかと予想される。それか、アテンザ(のディーゼル)に乗りたいけれど、流石に幅1840mmはでかすぎる…という人向けかもしれない。一回り小さいですよ、との説明は一応、つく…

邪推すると、CX-5、新型アテンザが好調な売れ行きであることに慢心して(調子に乗って)強気な値段設定にしている、とも考えられる。経営が安定するとまた経営が傾く舵取りをする悲劇は、マツダファンの一人としてはもう見たくないのだが。


日本で売るには全幅がふとましすぎやしないか?
新型アクセラの車幅は1795mmもある。なんとGHアテンザと同じだ。ファミリーカーとして生まれたであろう美しいネーミングを誇るファミリアの系譜とは思えない成長ぶりである。マツダは「ファミリアはファミリア、アクセラはファミリアよりも上のグレードにしたいからこそ名前を変えたのだ」と考えているのだろうが、それでも先代アテンザに迫る1795mmは日本では大きすぎるサイズだ。この理由は単純で、マツダは新型アクセラを日本で売りまくる戦略をとらないからである。いくら日本のユーザーの要望や事情を慮ったところで(企業としては)売れなければ話にならない。次のマツダのクルマの開発費を捻出できないからである。いまは一呼吸ついたとはいえ、一昔前までは株価が90円を割れたぐらいの赤字企業だったのだから、企業として優先させる方向は決まってくるのは当然といえる。また、特に50代以降はマツダというと三流自動車メーカーの印象を持っている人が多く、いいクルマであっても「マツダか…」と評価しない向きがある。この年代ぐらいの人が、マツダがアテにしたい購買層でもあろうが、真面目に費やしても結果に結びつかないのなら無視せざるを得ない。乱暴な表現をすれば「小さなファミリカーが欲しいならカローラを買ってろ」といったところか。実際に彼らはカローラを買うので問題もないのである。

マツダとしては、「うち(マツダ)を選んでくださったお客様に99%の満足を」だったか、そういった企業姿勢であるから、評価してくれる人にクリティカルヒットするクルマをひたすら作るニッチなメーカーという地盤を固める意向にあるのは間違いない。この姿勢は富士重工(スバル)と似ているが、あちらはトヨタ資本に首根っこを押さえられているし、最近はmt設定の車に乏しくなってきた。

マツダファンはマツダ以外のクルマに乗らず、マツダ地獄はマツダ天国となる。たまにマツダ以外のクルマに浮気しても、なんか違うなとマツダに戻らせる…そんなメーカーを目指しているのだろう。

いずれにせよ、新型アクセラはかなり大きいサイズになった。
マツダの生命線のひとつであるデザイン-魂動デザイン-の十分な実現のためだろうか?
今回は単純に車幅だけでなく、フロントノーズも延長されているようだが、これはデザインだけでなくマツダスピードアクセラ用に拡張の余地を残しているのかもしれない※2

これを「このサイズでも、欲しいと思ってくれるユーザーは選んでください!」ととるか、「日本市場はメインマーケットではない。今回のサイズはグローバルサイズにすぎない」ととるか…私はどちらの意思も感じる。

マツダが今回の新型アクセラで日本で売りたいのは(おそらく高い代償を払わされることになって得た特許切れのTHSを用いた)ハイブリッドググレードだろう。新型アテンザより一回り小さなサイズでハイブリッドであり値段は手ごろに感じられる設定にあるからだ。トランスミッションはCVTになるようだが、燃費重視のユーザーはその点は気にしないだろう。燃費重視の設定に振った特性か、モーター特性を活かして加速重視の設定に振ったかは不明である(マツダなのでおそらく加速重視と予想。プリウスよりも燃費がよくなってはいけないであろう「大人の事情」も考えられる)。
ただしハイブリッドは、マツダ自慢の新技術であるi-activsenceの、追突防止や急発進抑制の装備がないのは残念だ。とはいえ、マツダが初めて世に出すハイブリッドだが、お手頃な値段にもってきている感じがする。ファミリー層を取り込めるのではなかろうか。
そしてクルマ好きにはXDとお値打ち価格の15C、15SをSKY-MTでラインナップすることで対応しているのだろう。


セダンをチタニウムフラッシュマイカで彩って
新型アクセラのデザインだが、実物を見ていない以上はアテンザの一回り小さなサイズという印象をぬぐえない。そしてハッチバックよりは、セダンの造詣が美しく感じる。これは、先代のアクセラもそうで、セダンタイプのアクセラはデザイン的にも隠れた名車ではないかと思っている。サムイ島でデミオのセダンを見たときに思ったが、マツダはリアビューをセダクティブに仕上げたセダンを作るのが実に上手い。機会がある方は是非、二代目アクセラのセダンを斜め後ろから見つめてもらいたい。その素晴らしい長所は今回の新型アクセラでも見受けられる。現物を見る日が来るのを楽しみに待つばかりだ。

なお、私が購入することを考えるなら15CのMTで、ボディカラーはチタニウムフラッシュマイカである。
XDは高額すぎるのと、SKY-DはMTよりもSKY-DRIVE(AT)との相性が抜群で素晴らしすぎることが理由である。

チタニウムフラッシュマイカは、写真を参考にするとどうやらBMWのハバナブラウンに似た色のようだ。マツダのBMWコンプレックスのほどが伺えるが、いい色はいい色なのだ。メテオグレーマイカも渋いが、こちらは洒落っ気を持った渋さのあるカラーではないだろうか。


ぎゅんたはマツダを応援しています。



※1
コストパフォーマンスのよい国産コンパクトカーはスイフトXG(5MT、FF)である。

※2
XDはSKY-D2.2を搭載するが、マツダスピードではない。マツダスピードアテンザはともかく、海外で人気のあるマツダスピードアクセラは今回も用意しなくてはならないとマツダは考えているだろうから、排気量で税金が変わることの無い海外でMZI3.7L_V6を横置きか縦置き(FR?)にする秘策でもあるのかもしれない。SKYACTIV戦略にある現状、名機MZR2.3L_DISIをそのまま載せてくる可能性は低いし、マツダスピードモデルのユニットがターボエンジンでなくてはならない決まりは無いからである。
また、MZR2.3L_DISIは264馬力だがMZI3.7Lは272馬力であるからスペック的に近似している。マツダはターボよりもNAで味付けするほうが得意だろうから、ひそかに期待し続けている個人的な願望であったりする。いずれにせよマツダスピードモデルの登場が待ち遠しい。


posted by ぎゅんた at 03:23| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ(マツダ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月28日

新型アクセラ まずはMAZDA3から

Mazda3 interior.jpg

新型アクセラ(MAZDA3)がニューヨークで公開された。
マツダによると「今秋より、北米から順次グローバルに導入する予定」とのことなので、国内の「アクセラ」としてお目にかかれるのはまだまだ先の話になる。

海外のサイトで画像をみる限り、今のアテンザの路線そのままの印象を受ける。
・魂動デザイン
・グローバルサイズという名の大型化(現行モデルに比べ、幅が40mm増、全高は20mm減、全長は±0mm)
・イメージカラーは赤
・共通した部品と印象を受けるインテリア

など。

幅が大きくなったのは残念だが、高さと長さは増えなかった(ホイールベースは60mm増)のは嬉しいところ。そしてSKYACTIV-シャシによる強度の増加と軽量化を達成し、SKY-D_2.2やSKY-G_1.5&2.0、アクセラセダンにTHSを流用したハイブリッドモデルを設定する模様。国内仕様のアテンザにあったことから、SKY-MTのグレードも用意されると思われる。ハッチとセダン(噂ではクーペも)、SKY-DとSKY-G、SKY-Drive(AT)とSKY-MTによる組み合わせは多岐にわたることになるだろう。従来のアクセラ同様に、軽快でスポーティな、ユーザーフレンドリーなモデルになりそうだ。

Mazda3-rear.jpg
現行アクセラは、ニッコリ顔フロントフェイスは好きなのだが、Will-VSのような折り紙が合わさったかのようなリアスタイルが気に食わないポイントであった。新型アクセラのリアを写真でみる限り、どことなく無国籍感(個性に乏しいありがち感)があるものの、現行アクセラのリアに比べればバックシャンである。マフラーは二本出しになっている。

Mazda3-interior.jpg
現行アテンザに似ているインテリア。ピアノブラック加飾とクローム加飾、そこにカーボン調のパネルがみられる。そして赤ステッチ。カーボンと赤ステッチがあるのを見ると、アテンザに比べて若々しさやスポーティさを強調した路線であることがみてとれる。ATのシフト周りはシーケンシャルのいわゆるジグザグゲートではなくブーツが被ってベンツやVWのシフトまわりにそっくりである。下に倒してシフトアップ、上に倒してシフトダウンする、おなじみのマツダ/BMW方式のマニュアルモードが確認できる。

シフト周りには、ジョグダイヤルがみえる。
これは海外版のナビ専用の装備なので、国内版では省略される装備だと思われる。
インパネ中央には回転計があり、サイドに翼状デジタルディスプレイ。速度は回転計の下部にデジタル表示される模様(RX-8のような)。

Mazda3-headupdisplay.jpg
新装備と思われるヘッドディスプレイ(“Active Driving Display”)がメーターフードに実装されている。速度やナビの情報など表示するようである。ドライバーの視線移動を最小限にすることで安全運転をサポートする狙いがあるのだろう。これはi-ACTIVSENSEに次ぐ目玉の安全装備だろうから国内版にも装備されるだろう。


おまけ&要望
ところで、海外でカルトな人気を誇るマツダスピードアクセラ(MAZDASPEED3)についての情報はみつからなかった。マツダスピードアテンザといい、どうなっているのか。

もし用意されるにしてもSKY-D2.2を載せたアクセラがマツダスピードアクセラですとは言わないだろうから、どのようなスペックになるのかは大変気になるところだ。個人的にはSKY-G3.7V6を載せたハチャメチャFFホットハッチを作り上げてはくれないものかと期待してしまう。ちなみにSKY-GのV6エンジンはまだ存在しないようが、3.7V6エンジン(3.7L MZI V6 273hp)は海外のMAZDA6やCX-9に搭載されているので、将来的にSKY化され、マイナーチェンジに合わせるものと考えられる。そしてそのまま新型アクセラに載せるのである。これが実現するなら「変態の血は絶えず」で実に喜ばしいマツダ万歳モデルが再誕することになる。ターボエンジンでなくばマツダスピードにあらずなんて聞いたことが無いので、ここは是非、大排気量自然吸気SKY-G_V6を新型アクセラにブチ込んでもらいたいものだ。馬力は273馬力前後になるだろうが、ルノーメガーヌRSが265馬力なので喧嘩上等。大排気量がゆえに自動車税もとんでもないことになるが、そもそもトヨタさんちのブレイドマスターという(ある意味とても)偉大な先駆者がいるのでマツダは恐れることなどなにも無いのである。さあやれ


まとめ
ぎゅんたはマツダを応援しています。

All-new Mazda3 Unveiled

 
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2013年03月30日

各世代のアテンザからみるマツダのフラッグシップ(私見)

アテンザはモデルチェンジごとにキャラクターが大きく変わってきた。
名前こそアテンザだが、クルマの方向性がまるきり違うのである。

思うに、
初代アテンザは、若々しさと軽快なスポーティさを
二代目アテンザは、クルマが正しく成熟することの意味を
現行アテンザは、確立の上に揺るぎのない意思を

それぞれに持たせたかのように成っている気がする。世代ごとに別物なのである。

なので、初代アテンザに惚れ込んでいる人は二代目と三代目に乗っても不満を感じることになる。初代にある軽快さは二代目以降にはないからである。逆に初代の軽軽快な乗り味は、少なくとも三代目にはないものである。どちらが好みかは乗り手次第だろう。アテンザはマツダのフラッグシップモデルの位置づけなので、こういう成長過程になるのだろう。

マツダはスポーティさをZOOM-ZOOMに結びつけてクルマを作っているが、フラッグシップモデルとしては、やはり世にいう高級サルーンの方向性に持っていきたい気持ちがあるわけだ。ポルシェのように、フラッグシップを911にするほどの姿勢はない。911はセダンでも5ドアでもない、生粋のスポーツカーである。また、911はRRレイアウトを採用する孤高の孤高のモデルであり、いまだ世界のスポーツカーのヒエラルキーの頂点に居る()。

マツダはマツダで、ロータリーエンジンを載せた孤高のスポーツカーを作り上げてもらいたいと思うし、それをフラッグシップにしてもらいたい。いまだ囁かれるRX-9がそうであればと願うばかりだ。
思えは、レクサスも採算を度外視して、メーカーのブランドイメージの向上とアピールのためにLFAを世に出したではないか。ホンダもまた、次期NSXを世に出そうとしているではないか。採算を度外視するのはマツダには酷なことでしかないが、しかし、マツダのロータリーエンジンを載せたスポーツカーを渇望するクルマ好きは多いのだ。マツダのロータリーにかけてきた歴史と物語は、マツダファンのみならず日本人全員が知っておくべき誇りである。ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーを作りあげてきた経験が、今のマツダが作るクルマの細部にまで行き届き活用されているの言うまでもないことなのだから、再びロータリースポーツを世に出して欲しいとおもう。その経験が、未来のクルマ作りへの確かな技術と糧になるのだから。

※しかし最近のポルシェはパナメーラやカイエンといったスポーツカーメーカーの姿勢を疑わせる車種を出しているが、これが売れるに売れて「やめられない」状況となっている。ホンダと同じで、いったん売れるモデルができてしまうと味をしめてしまって昔の姿勢に戻れなくなる病にかかってしまったのではないかと(主に私の中で)心配されている

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2013年02月25日

Bring forward the reliable connection.

やめろコノヤローというとき.jpg

納車間近である。マツダディーラーのNさんより連絡が。

書類等手続き関係、車検、スタッドレスタイヤ換装はすでに終わっており、ETCの取り付けを後日にするならば納車できる状態とのことであった。
おりしもこの日の北陸は酷い雪模様。無視できぬ積雪量と路面凍結。納車されたての慣れぬ車を受け取るにはハードルが高すぎる。どのみち車が必要なのは木曜の夜なので、ETCの取り付けを済ませた状態で納車とすることにした。天気予報を信じるなら木曜は晴れである。

そして担当のNさんと食事に行く。
納車間近に食事に行きましょうと誘われての、その約束の日でもあった。ガハハ行こう行きましょうと王将へ。近いし。

世にチカメシ男なる言葉がある。
それは「近いうちに飯でも」と挨拶のように口にする(そして実際に食事に行くことはない)男を意味した、やや侮蔑的な意味合いを含む言葉だ。身近にチカメシ男がいたら、強引に食事に持ち込み「まさか本当に食事に誘っていたとは思わなかった」といってやれるぐらいの度量が必要である。険悪な雰囲気で食事が台無しになるのは言うまでもない。

話はかわって、しかしディーラーの担当者と食事にいくというのは喜ばしいものだと思っている。
ビジネスライクな付き合いもある一方で、クルマ好きという共通事項から来る親しみもある。思えば、RX-8(RS)の試乗がために北陸マツダ野々市本店を訪れたのがすべての始まりであったのだ。RX-8は肌に合わなかったが、その次の乗ったNC2ロードスターに心を奪われた…焼きそばと天津飯を分け合い餃子を奪い合いながらそんな思い出話をする。大人の友達づきあいの初歩の感がある。

今回の食事イベントを意地汚く深読みすれば、このたび納車されるアテンザに対しとくに曇るべき心情が彼にないであろうことが分かる。もしも、ディーラーでの自分の成績がために売る姿勢であったのなら、売った後は知らん的な姿勢になるだろう。トラブルが出そうな怪しげな固体を知ってて売りつけたとすれば、後にトラブル対応に追われるであろうことを承知の行為となる。こんなとき、一定以上に親しい間柄では申し訳ない気分で居た堪れなく思うのが普通である。だからこそ、怪しい固体のクルマを売りつけることは避けるはずだ。私はそう思った。だからこそ、納車直前のこのタイミングで食事に誘われたことを嬉しく思った。
尤も、様々なトラブルが発生したとしても、一定以上に親しい間柄なら相手も許してくれやすいだろうと甘く考えている可能性もあるが、しかし、そんな思慮浅薄な車を売っているような営業姿勢では到底、店のトップクラスにはいられまい。

あとは木曜が晴れてくれることを祈るばかりだ。
 
posted by ぎゅんた at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ(マツダ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする