2017年12月07日

わたモテ感想[喪126]モテないしあだ名で呼ばれる


mo126_01.jpg


タイトルからやったぜゆりちゃん回を想像すると裏切られます。

今回はネモを中心とした話の展開になってます。破壊力の高い回です。毎度毎度、どうしてこうトンデモナイのか。更新日は仕事が手につかなくなる人が続出して、日本経済が麻痺してしまう事態であります。

今回は「ネモ×もこ」が話の主軸にあり、お互いにあだ名で呼びあうことになる展開がみられるのですが、ゆりちゃん・吉田さん・真子さんは蚊帳の外の扱いでうっちーはコメディアン。

私は、今回はもこっちがゆりちゃんを名前で呼ぶ会になるのかと予想していただけに上をいかれてアヘ顔。
「ネモ×もこ」展開が先に来たのは「ゆり×もこ」展開への「溜め」なのでしょう。つまり着々と育っているゆり爆弾に最高の形で決着がつく展開になだれ込む展開になるのは必定であります。いずれにせよ全国数十万のゆりちゃんファンは次回(12/28)以降まで胃を痛くして待たなくてはなりません。

それにしても今回のゆりちゃんは恵まれないところばっかりで辛い気持ちになります。



先ず隗より始めよ
6人パーティ結成後、吉田さん先導でファンシーショップに寄ったようです。いうまでもなく耳を購入するためです。ゆりちゃんはもこっちと耳選びを楽しんでいます。

前回「私いい」とゆりちゃんが拒否の態度を示したことを覚えているネモは、自身が嫌われているのではないかと気にします。もこっちの弁を借りるまでもなく、ゆりちゃんは平常運転でありますがネモはわからないのですね。まさか「あなたと内さんがいるから」とは思いもよりますまい。


mo126_02.jpg

吉田さんに似合うからそれにしろよと言われれば素直に買っちゃうのがゆりちゃん。これは別にゆりちゃんがネモが嫌いだから取った行動ではありません。吉田さんに勧められたから、ただそれだけのことであります。ネモには不可解な、反目を感じざるをえない態度でしかありませんけれども。

ネモはゆりちゃんと仲良くなりたい意思はあるでしょうし、自身が理由もなく他人に嫌われることは(流石に)なかろうと認識して生きているのでしょう。そしてまた、ネモは普通の女の子のグループは、多少の祖語は合れども各々は空気を読んでみんなに合わせるものだと理解しています。さしものネモも、ゆりちゃんは読めません。


mo126_03.jpg

耳を装着してスペースマウンテンに移動する一行。ゆりちゃんは真子さんと先頭で、もこっちはうっちーと、ネモは吉田さんとしんがりペアをつとめます。

ゆりちゃんはジェットコースターが苦手なようで真子さんに心配されています。一年生のときに何かあったようです。みんなで遊園地に遊びに行ったときに乗ったジェットコースターにまつわる過去があるようです。でも、4人(6人)いるから、時間と体験を同じにしたいから乗るんですね。もこっちが「コースター系に乗りたいかも」と言ってたのも、あるでしょう(喪125)。


mo126_04.jpg

……結構、憔悴しています。危険です。そこにうっちーの強引な我儘が発動し「もう一回乗る‼」とゆりちゃんに無慈悲な追撃。ゆりは休んでたら?とドクターストップをかけようとする保母さんよろしく真子さん。ゆりちゃん以外は「まあ、もう一回乗ってもいいか……」とまんざらでもない態度。辛いけれど、まさか乗らないわけにはいきません。「平気……」と乗る意思を固めます。次はもこっちや吉田さんが隣であれば役得でもありましょう。


mo126_05.jpg

現実は非情である。くじ運がないあたりが実にゆりちゃん。目の前にはもこっちと吉田さんがいるというのに、なぜ隣がうっちーなのか。

乗り終えて悪心で顔面蒼白になっているゆりちゃんと心配する真子さんの図。そこにうっちーの「つまんなかったー…(ボソ)」とまたも無慈悲な追撃。ゆり選手散々です。ゆりちゃんの血管をこうも怒張させる逸材はうっちーぐらいのものです。あまつさえ、うっちーはゆりちゃんを内心では「こいつ」呼ばわりですから、もしその声が口から出たらメッタメタのギッタギタにされても文句はいえません。

ゆりちゃんからすればネモもうっちーもパーティへの乱入者でしかありませんし、恣意的な理由で振り回されている立場ですしね。かといってゆりちゃんが断ったり拒絶の意思をだせるかといえば、できないでしょう。そしてまた、自分のわがままを毅然と押し通せるほど強くもありません。


mo126_06.jpg

スプラッシュマウンテンではまたしてもうっちーとペア。これは、ネモの計らいによるイカサマがあってのことで、ネモはもこっちとペアになっています。またしてもうっちーとペアになっちゃうゆりちゃんのくじ運の無さ。もし今のゆりちゃんが事の真相を知ったら「謀ったのね!」と血を見る展開になりかねませんが、そんな粗相をしでかすネモではありません。

ネモは、たとえ自分勝手な振る舞いをしてでも、もこっちとペアになりたかったのです。素のもこっちを引き出すために、素のもこっちと一緒になりたいために。「黒木さん」がどんな人物かわかっていて、そこに魅力を感じているのはゆりちゃんだけではない事実が、わずかに席を隔てる板一枚先に濃厚に展開されます。


mo126_07.jpg

ネモに振り回されてクールダウンしたいもこっちと、手洗いを口実に一人になろうとするゆりちゃん。

「…ねぇ ねぇ?」ともこっちは幼児みたいにゆりちゃんに甘えます。ネモに振り回されて心理的に疲労感があるようです。ここのところずっと時間を共にするメンバーの一人であるゆりちゃんと接触することで日常性のリバランスを計ろうとしているかのようです。

しかしゆりちゃんは「……ねぇ? 私の名前『ねぇ』じゃないけど?」と返す刀。不穏な黒ゆりになったところで次回に続きます。もこっちは「またキレてる顔!?」と怖がっていますが、ゆりちゃんはキレてはいません。もこっちは直前のネモの影響もあって誤解してしまっているだけで、ゆりちゃんは半分泣いてるのです。どうして黒木さんは、いつまでたっても私を名前で呼んでくれないの?ねぇなんてあだ名じゃないよ?と胸が張り裂けそうなほどの悲しみと孤独感で一杯になって曇っているのです。このコマのゆりちゃんの表情をみると目頭が熱くなって堪りません。

このゆりちゃんを救えるのはもこっちしかいないわけですが、(話の都合上、仕方のないこととはいえ)ハーレム系主人公のような鈍感さが加速しているので気づいてもらえなさそうなのが辛いです。ネモと同じでゆりちゃんの心理が理解できていないあたり、もこっちに気づいてもらっての自然解決は期待できそうにありません。

理不尽に見舞われ、嫉みに翻弄されるゆりちゃんは、ゆりちゃん自身の手で現状を打破しなくてはならない局面に立たされています。黙っていても相手が自分を慮って理解に努めてくれるわけがありません。真子さんのような甲斐甲斐しい庇護は例外なのです。ネモがやったように、もこっちに正対して(ゆりちゃんなりの)意思表示をしなくてはなりません。そのために言葉があり、対話があるのです。それをして、もこっちとゆりちゃんの友情は完成することになります。ゆりちゃんの最高の笑顔はすぐそこにあります。ゆりちゃん萌え〜

ゆりちゃんはやっぱ、いいなあ…




mo126_08.jpg

虚々実々
3年生編がスタートして以来、ネモがもこっちに対して示していた挑発的な態度は、素のもこっちを引き出すためだったことがハッキリしました。

芸人気質のもこっちは煽られるとサービス精神混じりに地が発奮されることにネモは勘付いているからです。ネモは素のもこっちに憧憬の念を抱いているところがあるでしょうし、同族意識にけしかけられて親交を深めたい気持ちが強いわけです。

ぼっちの黒木さんは黒木さんにあらず。素の黒木さんこそネモの求める黒木さん。というわけで、ネモはグイグイともこっちを攻めます。うっちーも負けてません。ゆりちゃんだけが遅れをとってしまっているわけです。


mo126_09.jpg

ちょっと気になる吉田さんのドストレート発言。

含みのある「ふーーーん」が暗示するように、このシンプル極まりない問いかけには、「岡田たちと回るハズじゃないの?」という意味があり、ネモに「まぁ 色々あって…」に対する「その辺の事情、私は知ってるよ」というニュアンスを含むものです。吉田さんは保母さん的な真子さんと違ってアニキ的なので、実にらしいやりとりになってます。

さしものネモも吉田さんは緊張する様子。意外にもネズミー好きでピュアとはいえ番長を横にして並んでいるようなものですし、そりゃ言葉も濁します。
そんな吉田さんを手なずけられるのは彼女であるゆりちゃんだけです。


mo126_010.jpg

やたらと自分に接触してくるネモに気圧されるがごとく、もこっちはネモとの関係を意識の俎上に載せざるを得なくなってきます。

地味になにを話していいかわからない相手と会話せざるを得ない状況ほど気まずいものはありません。唖のように黙って時間が過ぎ去るのを待つか、社交辞令的な話題からもう少し突っ込んだ、相手が食いついてきそうな話題の無難なところから小出しにして会話の糸口をつかんでいく攻めの姿勢に転じるかです。普通は、後者を選択することになります。

いずれにせよ、緊張の走る仮面を被った会話になるものです。もこっちの顔に汗が見られますから、心理的な焦りが伺えます。焦りは普段通りの仕事を約束してくれないものです。うっかり「ネモは… あっ!?」と口を滑らせてしまいます。


mo126_011.jpg
ほれみろ!化け物をいたずらに生み出してしまった!

会話の話題もなにもガッツリ喰いついてきました。もう逃げられませんね。ゲームオーバー

スプラッシュマウンテンの慈愛とファンタジーが物語とともに流れる悠久の川はもこっちにいくばくかの冷静さを与えました。そうだ、もういいのだ。ネモの本性はわかっているのだ。気を遣う必要はもはやあるまい。

でもやっぱり改めて「ネモ」と口にしようも緊張しちゃうところがもこっちの愛おしさ。

…ね ネモ…
なあに?クロ

その上をいくネモの愛らしさ。

「クロ?」
「根元だからネモでしょ 黒木だからクロ」
「まあ黒木さんのあだ名にしてはかわいすぎだけど」
「……うるせえよ」
「!」
「やっぱりそっちが本物?素のクロ?」
「いや別にいつものも素だけど……」
「ようやく会えたって感じかな?」
「あ?」

ここが今回のハイライト・シーンだと思います。
胸の内から湧き出てくる不可思議な感情を押しとどめておくことができません。


yurichan_claw.jpg
一方その後ろでは

ゆりちゃんは逆襲のクロー(claw)
なにがクロだよ黒木さんだろオラァァァ

ゆうちゃんの次はネモですか…



遠足会は在りし日の「修学旅行編」と同様、まだ続くと予想されます。
次回は更に別のベクトルで話が進行し、ゆりちゃんは曇り続けるままかもしれません。

ゆりちゃんの道は長い…… 
 

ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 23:08| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

わたモテ感想[喪125]モテないし遠足がはじまる


mo125_01.jpg


おそるべき事態になりました。まさかの遠足編に突入です。前回の話から遠足編までもう少し日常会が続くと持っていただけに意外でした。メインイベントの大皿にサブイベントを盛り込んでのド直球仕様で進むと思われます。戦力の逐次投入は愚策なのであります。

今回は遠足編の導入にあたる話ですが、色々と不穏な陰が見え隠れし始めていて、ヒシヒシとした緊張感が走っています。トンデモナイ事態です。

相変わらず情報量が多くて、全てを拾い上げようとしていくと頭がパンクしそうになりますので、ゆりちゃんを中心に据えた感想にしようと思います。


mo125_03.jpg

いまや待ち合わせ場所に迷う事なくたどり着けるもこっちを待っていたのはLINE相手のゆりちゃんです。このLINEは真子さんを含めた3人グループと思われるので、「改札出てすぐの所にいる」と無味乾燥な文面は実にゆりちゃん。ゆりちゃんは真子さんと一緒に駅に来ていて、そこでもこっちと合流したようです。ゆりスマイルしているので、今日の遠足が嬉しいのでしょうね。あとは吉田さんが加わるだけです。

しかし吉田さんからは「悪いな 今回は他の奴らと回る」との返答。一緒に回る約束を予め確約していなかったあたりがゆりちゃんですが、吉田さんが「悪いな」と言っている以上、引き止めることはできません。思いもがけぬ吉田さんからの痛棒に「そう…(テンション↓)」と返すのみ。

もこっちはそんな2人のやり取りに気づいていないのか絡んできません。どうやらリア充グループにいるネモを見ているようです。


mo125_02.jpg
ゆりちゃんの腰の後ろに回してる真子さんの手はなんですかね……

「吉田さん別の人と回るんだ じゃあ3人だね」「うん…(テンション↓)」と会話をしているゆりちゃんと真子さん+もこっち。ゆりちゃんは4人で回れないことをとても残念がっています。「4人」はゆりちゃんにとってあまりにも特別だからです。

さてそんな3人に、もこっちの視線に気づいてグループ離脱してきたネモが近づいてきます。

「最後の遠足だし いつもの人じゃなく3人と遊びたいと思ったんだけど ダメかな?」
吉田さんが欠けているとはいえ、ネモからの突然のパーティ加入をどうするか?描写はありませんがもこっちとゆりちゃんに緊張が走ったはずです。

とはいえ断るに足る理由もまた存在しません。真子さんが「私達も3人より4人の方が(乗り物とかの都合もあって)よかったよ」と気を利かせた返答をします。ネモが真子さんとどれほどの交友関係にあったものか、ちょっと記憶にありませんが、まあ仲が悪いわけがないのです。なので「ありがとうー真子ちゃん」とすぐに打ち解けられる。間髪入れずパーティメンバーであるゆりちゃんともこっちに挨拶できるあたりも流石です。話したことのないカースト上位から話しかけられると「あっ」とまず言っちゃうあたりがゆりちゃん。「うん…」でテンション下がってるのがわかってしまいます。三回目です。

「黒木さんはもちろんOKだから聞かなくていいよね?」ハハハ
ネモのこの発言の根拠を明確に説明することができそうもありません。
「ここで断られたら私の行き場所ないんだけど」という圧力と、曖昧な「黒木さんと私は友達だものね」な開き直りのように思えます。もこっちとネモの関係はなかなかに複雑なところがあるので、うまく読み取ることができません。嫌いではないし甘えることもできる程度に親しくはできるけれども肝心の距離感がつかめていない感じでしょうか。


mo125_04.jpg

ゆりちゃんは一見して真顔ですが、これは激情が渦巻いているときの表情です。「黒木さん、こんなに怖がって…」「ネズミーのベテランで先輩風ふかしてる?」もしくは、テキストに起こすことがちょっと憚られるようなことを考えているのでは。一方、真子さんはそれを見て微笑むの図。カオス


mo125_05.jpg

みんなで耳をつけよう!⇨ 私いい
これがゆりちゃん。戻ってくるかもしれない吉田さんのために、3人で回りたかったに違いないのです。

もこっちはゆりちゃんに無言のツッコミを入れる程度に平常運転してます。楽しくはないがつまらなくもないので、現状に任せている感じでしょうか。RPGで展開にツッコミをいれずストーリーを黙々と追う感。

さて着々とゆり爆弾が育っているところにミサワしているうっちーが登場してきます。


mo125_06.jpg

どこかをボーッと見ているもこっちの側を離れず(ネモをみている?)、うっちー処理を真子さんに任せているゆりちゃん。善意で肩を貸したけれど舌打ちされた事件を思い出しているのでしょうか。動かないふたり。率先垂範に事態に対処するのは「ふたりの窓口」真子さんであります。


mo125_07.jpg

方向を指で示すアクションを利用して、もこっちの横ポジション獲りにでるうっちー。強引さのなかに技巧が光ります。とりわけ親しいわけでもない人間が割って入ってくる。その「理由」を知らない2人にとっては「なんだこいついきなり……」以外のなにものでもありません。とはいえ、うっちーは、修学旅行時の正規の班員だったわけですから最低限のところで関わりないわけではない。

こうしてリードされるがまま断るタイミングを逸し、一緒に行動することが既成事実化されるわけです。なりふり構わない強引なところがあれど、うっちーのこの行動力は見習うべきものです。たいてい、実を結ぶ結果が得られるからです。



mo125_08.jpg

しばらく歩いていると、そこには吉田さんの後ろ姿が。エントランスで別れたときの姿と変わってファンシーヤンキーに変貌していますが、ゆりちゃんは真っ先に吉田さんだと気づきます。そして、顔に小さな腫れがあることにも。

ゆりちゃんはテンションアップです。ネモとうっちーが加わり居心地の悪さを感じていたであろうゆりちゃんの元に颯爽と現れるナイトのようなものだからです。すぐさま傍に寄って「顔はれてない?」と訊くゆりちゃんの愛おしさ。ゆりちゃんは吉田さんに対しては、普段の真子さんのような保護者力が恒常的に発揮されるのですね。


mo125_09.jpg

さしものネモも、吉田さんには心理的な壁があるのか距離を保っています。もこっちは案の定な意見を持ちますが、口に出さないあたり空気は読めてます。うっちーは重症です。


mo125_010.jpg

別のやつと回ると言っていたのに、吉田さんまでもパーティ加入の運びになりました。魔王討伐にでも行くんでしょうか。ゆりちゃんは真顔ですが、内心、嬉しさが沸々としていることは間違いありません。久しぶりに「4人」ですものね。もこっちの両サイド2人をオプション扱いなあたりも実にゆりちゃん。そんなゆりちゃんを横目でチラッとみる真子さんは「ゆり楽しそう」と安堵の表情。

これでようやく楽しい遠足の始まりです。この遠足で、もこっちとゆりちゃんがお互いを名前で呼ぶことへの決着がつくのだろうと予想します。それこそが、ゆりちゃんの最高の笑顔がみられるイベントになるでしょう。ゆりちゃん萌え〜
ゆりちゃんは、やっぱいいなあ…




その他の情報
・ネモと岡田さんの仲違いの深刻さが重症
・よっちゃん(清田くん)の胃が痛い
・南さん(キバ子)のぼっち化待った無しっぽい不穏な未来
・ネモはネズミー好きで去年も来ている。鞄にネズミーアイテム有。吉田さんと仲良くなれるフラグ
・うっちーの友達に宮崎さん
・吉田さん左頬の腫れと突然の合流宣言の謎

ハイライトは「ネモと岡田さん」にあると思いますが、合流を果たした吉田さんを中心に色々と妄想をしてみましょう。



なぜ吉田さんは1人で、左頬に腫れがあり、合流すると発言したのか?
まず服装がすでに変わっています。ネズミーで売っている「耳」とスカジャンとリュックを装備しています。制服や鞄はロッカーに入れて、自由行動開始と同時にお土産屋に走ったに違いありません。お土産屋コーナーは開園直後は空いているからです。吉田さんは計画的なのです。

左頬の腫れの原因は、いくつか予想されます。

1.はしゃぎ過ぎてぶつけた or 転倒して打った
2.カツアゲしている他校の生徒を締め上げ、一悶着があった
3.一緒に回る友達(ヤンキー仲間)にファンシー趣味をからかわれて、一悶着があった
4.お土産屋コーナーで鉢合わせた岡田さんとネモ絡みで一悶着があった

吉田さんは運動神経抜群ですから、いくら浮かれていれど転んだりぶつけたりはしそうにないイメージです。お土産屋コーナーが混んでて人とぶつかるとかはあるでしょうか、混雑を避けるために開園早々に足を向けたはずですから混雑は考えにくい。

夢の国にきてカツアゲなど行う不逞の輩を締め上げる吉田さんは想像しやすいので、1.よりは現実性があります。ネズミーで問題を起こすのは北関東の連中なのです。

吉田さんが言っていた「他の奴ら」とは、もこっちとゆりちゃんも知らない他のクラスのヤンキー2人(タレ目さんと目隠れさん)に他なりません。行動開始とともにお土産屋コーナーに特攻して買い物っぷりをみたら揶揄われてもおかしくありませんが、この2人は吉田さんがピュアであることは周知のはずですし、精神的に大人びた絆を感じさせる、完成された友好関係(喪122)にあると思っているので、吉田さんが激昂するほどの攻撃的な嘲笑は想像がつきません。本遠足は「現地集合現地解散 点呼取ったら自由」なので、「ワリーな茉咲、先、フケっからよ」と早々に離脱していてもおかしくありません。

岡田さんや加藤さん+南さんはショッピングが好きそうなので、お土産コーナーで鉢合わせてもおかしくありません。吉田さんと岡田さんは話をする程度の仲ではありますから、言葉を交わすうちにネモとの話題になっても不自然ではありません。吉田さんは和解するよう促すでしょうが、機嫌が悪い岡田さんから拒絶の意思を、手を払いのけるような形なりで左頬に受けたのかもしれません。吉田さんは突っ張ってはいてもピュアヤンですから、突然のことにショックを受けて1人そぞろ歩きしていたのかも。

どれも決め手に欠ける推測でしかありません。実際はもっと複合的な理由があるものと思います。


mo125_011.jpg
やはり気にかかるのが、吉田さんの一瞥と無言。ネモに緊張走る。

吉田さんはもこっちとネモを見ているようです。含みのある「………」です。自分の格好をからかってこないことを確認し、ネモがいることで何か考えついたかのようです。ネモに自分と同じネズミー好きを感じ取ったのかもしれませんし、岡田さんのことが脳裏を掠めたのかもしれません。『わたモテ』は読み手にアレコレ想像される描写が上手ですね。

勝手な想像をまとめると、まず吉田さんはヤン友2人と合流してお土産屋に行って買い物を楽しんだ。そこに不機嫌そうな岡田さんの姿をチラッと確認した。ヤン友2人はネズミー興味がなく、「耳」もつけず離脱してしまった。北関東の連中に「ぼっちのピュアなヤンキー」と絡まれ制圧するも一発もらってしまった。憧れのネズミーにきてなんだこれは…と落ち込んでいるところにゆりちゃんに声をかけられた。自分のことを知ってる奴らに、ネモもまじっている。

こんな感じでしょうか。予想しても的中せず上を行かれてアヘ顔にさせられるのが『わたモテ』なので妄想に等しいのですが。ただ、吉田さんがネモと岡田さんの仲直りの架け橋となる展開は手堅いと思います。

うっちーは「はぐれてきた」宮崎さん一行と出会い、戻らざるを得なくなるのですが、勇を鼓してもこっちとLINEで繋がる仲には昇格するのでは。そして、ネモは岡田さんと仲直りを果たすのでしょう。そして加藤さんの計らいもあって男子グループと合流していきそうな気がします。残されるは「4人」。


……南さんは分かりません。不幸な未来しかなさそう。
ゆりちゃんは絶許でしょうし、もこっちも真子さんも吉田さんも絡めっこないからです。哀れキョロ充の代表になってしまう未来しか見えません。ベンチで項垂れているところを横から現れたドナルドに慰められて泣くシーンとかあるかも。

ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 00:03| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

わたモテ予想「ゆりちゃんともこっちはどう呼び合うようになるのか」

三日後.jpg
更新が気になって上の空のファンも多いはず


暇じゃなくても頭の片隅にいつもあるのが「わたモテの最新話」であります。かつてここまで作品に夢中になり、続きを渇望する漫画は少なかった。ここ最近でいえば「藤代さん系。」と「青山月子です!」ぐらいです。高校生の女の子の心理や友情を扱う作品が好物なのだとバレます。


現時点の最新話である「124:モテないし友達の関係」ではゆりちゃんがハイライトでした。元々ゆりちゃんは修学旅行で一緒になったサブキャラ出身。ここまで人気キャラに育つとは、読者も作者も思予想しなかったに違いありません。だからこそ打算抜きの荒々しい魅力があるわけです。


私がゆりちゃんスキーになったのは登場してまもない初期の頃です。

yurichan.jpg

吉田さんともこっちの「馬鹿な」やり取りを汗をかいてみている姿をみて惚れました。ここのシーンはいつ見てもジワジワくるお気に入りの場面。わたモテはシュールギャグ漫画なのです。ネズミーランド遠足イベントでも同じような場面があるとワタシ歓喜。



次回の[喪125]がどうなるか予想がつきませんが、暇に任せた妄想混じりの考察程度ならできましょう。

いきなりネズミーランド遠足には飛ばないでしょうから、ネモと岡田さんの確執イベントと絡めて、もこっちがゆりちゃんをなんらかの名前で呼ぶようになる消化的流れが自然かなと思います。

どことなくよそよそしい感じのもこっちとゆりちゃんの姿をみてネモが「喧嘩でもしたの?」と訊き、いやそんなと否定するもこっち。その2人を見つめる南さんに不穏な笑み。そんな南さんを見つめる岡田さんが腰を上げてネモに接触、。やり取りはあまり想像がつきませんが、お互いの真意を知って仲直り(この2人は親友なので、確執を乗り越えられる)することに。加藤さんか吉田さんが絡みそうな気がします。

もっとも、読者の期待や予想をいい意味で裏切ってくる作者のことですから、こんなのチンケな妄想にすぎません。果たして更新日、どうなってしまうものか楽しみで仕方がありません。



ゆりちゃんともこっちはお互いをどう呼びあうか?
名前があることで人は自分を認識できるものです。
虜囚や囚人が看守に番号で呼ばれるのは理由があるのです。名前を否定されるのは辛いことなのです。番号呼びされて喜ぶのは厨二病患者かMタイプな人ぐらいでしょう。

ゆりちゃんは「もこっち」呼びをしないと思います。「ゆうちゃん」由来の専用の呼び名であることを知っていますし、そのこと自体を尊重するだろうからです。意図的な親しみを残すように「黒木さん」呼びのままで行くか、せいぜい「とも」呼びでしょう。ゆりちゃんが切望していることは、もこっちに名前で呼ばれることだからです。

もこっちは「なんか百合っぽいから『ゆり』のままでいいか…『百合ちゃん』にしよ」と浅薄淡白な考え。ゆりちゃんは「それでいいよ」と真顔(でも内心では喜んでいるのが分かる表情)で対応しそうです。もこっちにちゃん付けで呼ばれることは、もこっちの親友ポジションである「ゆうちゃん」と同格であり、それをして自分自身も親友ポジションに収まったと考えられなくもないからです。そういうことで喜ぶのがゆりちゃんだからです。めんどくs

ゆりちゃんは、やっぱいいなあ…
 
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 12:54| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

わたモテ感想[喪124]モテないし友達の関係


mo_124_01.jpg


ゆりちゃんの本心が吐露されていた回だと思います。破壊力の高い回です。

わたモテの特色である、「情報量の多さ」は今回も健在ですが、それらを拾っていくと確証のない予想や考察が雑多に入り混じるため、ゆりちゃんを中心としたコメントに徹したいと思います。

読後、アンケートを送信した私は『ツァラツストラはこう言った』の「硬くなれ、苛酷になれ!」の頁を思い出しました。
「どうしてそう硬いのだ!」──あるときダイヤモンドにむかって木炭が言った。「われわれは親しい同族ではないのか?」──

どうしてそう軟らかいのだ?おお、わが兄弟よ、この"わたし"はそうたずねる。あなたがたは──わたしの兄弟ではないのか?

ツァラトゥストラはこう言った(下)第三部 古い石の板と新しい石の板 [29] ニーチェ(著)/氷上英廣(訳)岩波文庫



今回の話のまとめ
filled by moko.jpg
ゆりちゃんのもこっち好きすぎ問題が顕在化(画像はイメージ)


思えばゆりちゃんはもこっちのことを黒木さん名前を呼んで話しかけているのに、もこっちは一度もゆりちゃんの名前を口にしていないんですね。自分から話しかけたりも、きっとあまりないのでしょう。それでもゆりちゃんは「黒木さんも自分と同じ、人付き合いが苦手な人」であることを確信しており、そのことが仲間意識を生んでいたはずです。クラスメイトであれども親しくなろうと考えたこともなかった人と、修学旅行で同じ班になったことがきっかけで学校生活でつむるようになった。これは間違いなく縁があったわけですし、ゆりちゃんの中でもこっちの存在感はどんどんと増していきました。元来、ゆりちゃんは積極的に他人と関わろうとしない内向的な性格ですが、真子さんの存在もあってもこっちと親交を深めていきます。3年生でも同じクラスになる夢も叶いました。ゆりちゃんの学校生活はこれで順風満帆!とおもいきや…


mo_124_02.jpg

いつものように一緒に帰ろうともこっちに声をかけたところ、「今日は用事があるから」と断られます。クラスメイト小宮山さんと、知らない人と会う約束があるようです。真子さんと2人で帰ることになったゆりちゃん。それはいままでの放課後のパターンだったのですが、今はもう違うのですね。
寄り道すがら、どことなく上の空でそぞろ歩き。もこっちのことを考えているに違いありません。恋する乙女です。この場面のゆりちゃんはどのようなことを考えているのでしょうか(設問)。

と、喫茶店にもこっちを含む3人の集団を発見し「黒木さん!」と声を出します。そこにいますは小宮山さんと1人の見目麗しい女の子(ゆうちゃん)。
黒木さんはあの可愛い人に会いにいっていたのかな?と真子さんは実質的な爆弾発言を口にします。店内の3人に声をかける真子。もこっちの友人であることに気づいたゆうちゃんは2人に同席を促しますが、社交辞令であることは明らかでありますから、真子さんは丁重にお断りをいれるわけです。ところが「あっちの席なら5人座れるけど…」とゆりちゃんが乱入コンビ発言。真子さんと読者に驚きが走る瞬間であります。


mo_124_03.jpg
激情が渦巻いているときのゆりちゃん特有の表情。ゆうちゃんとの「間接キス」がスイッチに…


席につき、初対面のゆうちゃんと挨拶を自己紹介を始める真子さん。この席に加わろうとしたのはゆりちゃんなのに、両手を脚に挟みながら会話に耳を傾けるのみ。黒木さんにはもこっちというあだ名があること、もこっちと呼ぶ成瀬優さんをゆうちゃんと呼んでいることを知ります。私のことを名前で呼んでもくれない黒木さんにこんな可愛くて優しくて気配りのできる友達がいた事実を突きつけられることになります。


これはゆりちゃん拗ねますわ……。


もこっちはいまや「自分は他人から好かれるわけない。いわんや、異性をや(モテない)」と、達観の境地に達しているようです。ゆりちゃんが自分のことを好いていることに気づかない鈍感さに繋がっていますし、そもそも友達=親友と極端な思考をしているようにも思えます。もこっちにとって友人は親友であるゆうちゃんだけであって、その他は、その実態は友人関係であるにも関わらず、知人か気になる存在として記号的な認識をしているのではないかと。実はこれ、「狭く深く」のゆりちゃんも同様な心理にあることが分かるわけで、要するにこの2人は同族なのです。

ゆりちゃんが修学旅行中のもこっちの失敗談の一部をまくしたてるシークエンスが始まります。このとき、ゆりちゃんは説明のつかない焦燥に駆られていたはず。黒木さんは私と同じはずなのに、学校外であだ名で呼びあう親友がいたんだ。そのことへの妬み嫉みを押し留めることができません。その矛先は、もこっちであり、ゆうちゃんであります。私は、あなたが知らない黒木さんを知っている。私だって黒木さんの大切な友達のはずなのに。

このシーンのゆりちゃんはとても痛々しくて胸が苦しくなります。
いたたまれないのは真子さんで、ゆりちゃんを化粧室にログアウトさせます。

mo_124_04.jpg
ゆりちゃんのパワー・ワード「え?なんで?」


興奮状態にある暴徒を制圧する際に拳銃に求められる性能は、なによりもストッピングパワーであります。真子さんは暴走状態にあるゆりちゃんを鎮めるために2人きりの場を設けました。目を覚ましてもらうために、なんと伝えればよいのか?軽く懊悩したことと思いますが、一言、「なんか…南さんみたいだったよ」と伝えます。現状を客観的に捉えてもらうことで冷静になってもらうために選び抜いた言葉だと思います(顔に汗かいてますし)。しかしゆりちゃんから脊髄反射拳を腕にもらってしまいます。「あいつ(南さん)と一緒にしないで!」という、純粋な怒りの感情が暴力の形で発露した瞬間です。

尤も、ゆりちゃんも馬鹿ではありませんから、客観的に自分の振る舞いが誤りであったことを悟ります。「……私 帰る」は心の中が自己嫌悪の気持ちでいっぱいになってしまったからでしょう。表情はわかりませんが、脚が力なく曲がっているようなところから推察するに半泣きに近い虚脱した表情だと思われます。もう心の中が嫌悪感でいっぱいで余裕がないので、この場から立ち去りたい気持ちに支配されていることが「バッグ後で持ってきて……」と「あの人に謝っといて…」のセリフに掛かります。

真子さんが偉いのは、ゆりちゃんが逃げることを許さないところです。ゆりちゃんが甘えの気持ちを自分に掛けてくることを理解していますが、それを拒絶して正す意思を曲げない。いかなる衝突が生じようと関係に亀裂が入れども、この2人の友情は脆くないからこそできるのです。作中で明かされてはいませんが幼馴染なんじゃないでしょうか。親しき仲にも礼儀ありといえど、幼少時からの長い付き合いは、いかなる衝突をも納得の上で呑み込み受容し受け流せる理屈抜きの関係に育つからです。そしてまた、ゆりちゃんは幼い頃はスクールカーストの頂点にいたのではないかとも、私は思うわけです

ゆりちゃんはゆうちゃんとLINE登録する際に自分の非礼を謝罪します。ゆうちゃんの目をみつめての真剣な謝罪でないところがゆりちゃんですが、それでも謝罪できるのは、現実から逃げず踏みとどまり状況を受け入れたわけですから大きな意味があります。ゆうちゃんは、ゆりちゃんを気持ちが分かっていたのですね。だからこそ、「あとでまた(LINEで高校でのもこっちの話を)聞かせてね。私は中学のもこっちのこと話してあげるから」という言葉がけができたのです。これでおあいこ!の意味も含まれているでしょう。なんとスマートで温かな対応でしょうか。ゆり選手完敗です

真子「いい人でよかったね」
ゆり「そうだね 黒木さんと違って」
真子「そういうこと言う」

ゆりちゃんはもこっちを自分と同じ人種(人付き合いが苦手・悪い人でははないがいい人でもない)であることを確信しています。だからこそ友人でありたいし、その確証を得たい気持ちに飢えているのです。加えて、真子さんもゆうちゃんも、私には眩しすぎるというコンプレックスを感じさせる発言でもあります。真子さんは瞬間的にその意味を悟ったに違いありません。そして、強く否定したい気持ちがあるはずです。



結局のところ
もこっちがゆりちゃんを名前(できればあだ名で)で呼べば事態は収束に向かいます。

救いがあるのは、もこっちが「あっちは黒木さん呼びだが、いまさら田村さんって呼ぶのもな」と考えているところ。2人の関係は既に特別枠だと認識しているからです。あだ名があればいいけど、あいつ友達いないからな…ってのは話のオチ用のギャグであり、もこっちがゆりちゃんを下に見ているわけではないでしょう。

もこっちとゆりちゃんがどう呼び合っていくことになるかは、今後のお楽しみですね。
「田村さん」と「ゆりさん」はNG扱いされて「ゆり」か「ゆりちゃん」を強制される一方で「黒木さん」呼びのままだったりして。

そんなゆりちゃんの精神性は、相当に幼いことは間違いありません。
そかし、成長する余地があるわけですから、無欠のクール&ビューティゆりちゃんに仕上がる未来が考えられます。ゆりちゃん萌え〜 

ゆりちゃんは、やっぱ、いいなあ……



そのほかの情報
・ネズミーランドへの遠足は来週
・放課後のもこっちはゆりちゃんから誘われ、真子さん、吉田さんの4人で帰宅することが多い様子
・ゆりちゃん=2つ結びのメス豚(こみさん視点)
・こみさん=ヨゴレ芸人
・ネモと岡田さんが冷戦中
・飲み物を口にした後に口元を手の甲で拭う女子はもこっちぐらいのもの(おっさんすぎる)
・修学旅行3日目、4人で行動時にもこっちが調べてあった食事処も2日目同様、味がイマイチだった
・修学旅行の帰路の新幹線では4人一緒だった。寝ぼけたもこっちが寝ていた吉田さんの胸を触った



misdo_lunch.jpg

高校三年生にしてはゆりちゃんの精神性は幼くアンバランスなところがあります。一人っ子でしょうし、家庭環境になんらかの問題があるかもしれません。高校生の昼食にミスドはちょっとどうかと…朝、誰もいない食卓の上に500円玉が置かれている家庭を想像してしまいます。
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 22:46| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月21日

わたモテ感想 [喪123]モテないし弟が3-5にくる


mo_123_01.jpg


今回はもこっちが最後に二コマしか登場しない箸休め会です。
主たる登場人物は智貴くんとゆりちゃんとこみさんであり、MVPは伊藤さんです

主人公がいなくても面白く話ができるというのは素晴らしいことであります。これもまた、今までの話の地道な積み重ねがあったからこそで、ファンは感慨深いことでしょう。6ページと短いのですが、密度はなかなかのものです。

今後の伏線になってきそうな直接的な情報は、

1.遠足の行き先がネズミーランド
2.ダンボーさんはやっぱ強キャラ感がハンパねえ

のふたつでしょうか。
しかし、間接的な情報は多い。それこそが『わたモテ』の骨頂、豊富に散りばめられています。


今回の話のメインパーソンは智貴くんで、もこっちに呼ばれてお弁当を受け取りに来たところからスタートです。呼び出しておきながらもこっちはトイレで不在だったので教室前、窓際に背をして待つことに。上級生のクラスに入ることは心理的抵抗が大きいしタブーだからです。そこにいますは上機嫌の吉田さんで智貴くんを笑顔でコゾー呼ばわり。卒業式の日に「お前なにメンチ切っとるねん!」と絡んで来た姿とは違ってなんと見目麗しいことでしょう。可愛いの一言に他なりませんが、智貴くんは喜怒哀楽が激しいとかマジヤンキーだなとバッサリ。あまつさえスマホに映るネズミーランドをみて「そういえば遠足でネズミーランドに行くと言っていたな…ネズミーで浮かれるとかどこまでもヤンキーじゃねーか」と姉に負けず劣らずナチュラルにヤンキー罵倒。黒木家がヤンキーをディスる子育てをしたとは思えないので、これは姉譲りと考えて良さそうです。それはさておき、智貴くんが三年生の遠足のいきさきが行き先がネズミーランドであることをしっているのは、家庭でもこっちが学校行事について発言していることを示唆しているわけです。いえ「3年にもなってネズミーに遠足って、ヤンキーぐらいしか喜ばねっつの」とか発言していたことも容易に想像できるのですが。

それはさておき、ヤンキー吉田さんの見たこともない上機嫌さに癒される…のは読者だけであって、智貴くんはちょい引いてます。「なにガン飛ばしてんだ」的邂逅があったこと(喪116「モテないし二年目の卒業式(裏側)」)と、機嫌がいいからとはいえコゾー呼ばわりはアレだからです。

ここの展開、一夜漬けの試験当日のテンションがおかしくなった体験を思い出しました。他人との心理的な距離感の取り方の調整が効かなくなっていて、試験を控えた緊張と相まって、不可思議な心理状態に陥り、普段はそれほど親しくもない相手なのにお互いに既に打ち解けあっているような錯覚を覚え、勢いがついた妙なコミュニケーションをとっちゃったあのテンション。ネズミーランドに行きたくてたまらなかった吉田さん(喪106「モテないし最後の冬」参照)も同じ状態に陥ったのではないかと私なんかは思ってしまったわけで、なんともムズムズします。しかし横にいる智貴くんにとては、ただ居心地が悪い。もこっちに連絡をつけます。混んでんだよ!ロッカーにあるからもってけ!といつもの逆ギレ的罵倒指示。散々です。


mo_123_02.jpg

失礼しますと足を踏み入れた上級生のクラスにはヨガマットの上で柔軟しているダンボーさん。休み時間にこんなことをしている女子高生はプロのアスリートを目指す選手でもなければ存在しそうもありません。実際にポテンシャルの高さから、超人系運動選手の可能性があります。とばいえフツーにみれば奇行に他なりません。クラスメイトが総スルーなのも見逃せないところです。我が道を行き過ぎ。

智貴くんは発見した姉のロッカーからお弁当を探します。イヤホンで音楽を聴いていたゆりちゃんがその存在に気づき「そこ…黒木さんのロッカーだけど…」と躊躇なく声かけ。ここはあっさりとした展開ですが、ゆりちゃんは他人に無関心な娘。こんな行動を取るなんて信じられません。「黒木さんのロッカー」だからこそ行動に出たことがわかります。それも自然に。

智貴くんがもこっちの弟だと知ったゆりちゃんは、「弟がくるんだ」と嬉しそうだったもこっちを思い出します。お弁当を持ってきたもこっちが、席の近いゆりちゃんに話したのではないでしょうか。ゆりちゃんの受けた印象に間違いがなければ、智貴くんを得意げに紹介する意思があったことが伺えます。

from_mo75.jpg

「なんかイメージと違うけど」というのは、ゆりちゃんの中で「黒木さんの弟」は、お土産に刀のキーホルダーを貰って喜ぶような男の子の印象(喪75「モテないしおみやげを買う」)が少なからずあったことと、「あの黒木さんの弟(想像)」があったためでしょう。いずれにせよマイナスのイメージは持たれなかったようですから、とりあえず智貴くん有利です。もしこの場にもこっちがいたら「こいつが、刀のキーホルダーを喜んでた私の弟」なんぞと紹介して台無しにしていた可能性が否定できないからです。

mo_123_03.jpg

弁当を発見し目的を達成した智貴くんは帰ろうとしますが、ここでゆりちゃんが「あの……ちょっと待って」と袖を引っ張ります。上級生の美少女にこんなことされようものなら普通の男ならイチコロですが、智貴くんは動じません。あんな蠱惑的な姉がいるので、もこっち以外の異性への興味が憧憬の念が薄くなっているのかもしれません。そんな2人の姿を目にした小宮山さんの暴走っぷりが今回のハイライト。酷いものです。ゆりちゃんはメスブタにされてしまいましたし、伊藤さんをドン引きさせる辣腕ド変態っぷりを華麗に披露してくれます。

小宮山さん気づいた智貴くんは「この人も同じクラスか!?やべー奴この組に集めたのか!?」と狼狽した様子を見せます。姉のクラスに弁当を取りに行ったらモンスターハウスだったのですから当然です。「やべー奴」というのは、もこっちと小宮山さんと吉田さんが該当しそうです。ゆりちゃんと伊藤さんはひとまず常識人扱いで除外だと思われます。

もうひとつ意図が読めないのが、もこっちが智貴くんが教室に来ることをゆりちゃんに嬉しそうに語っていたことです。たまたま機嫌が良かったのか、もこっちが何かを企てていたのか?しかし、教室呼ぶことで小宮山さんと智貴くんと会わせたい意図だけは間違いなくないはず。リア充であろう弟の存在を周囲に紹介することで、自分の立ち位置をあげるつもりがあったのか?以前のもこっちならいざ知らず、最近のもこっちがそのような行為にでるとは思えません。ゆりちゃんに弟を紹介するつもりがあったのかもしれませんが、そういう仲だろうか?と考えると否定したくなる。教室から帰ってくる智貴くんと出会っても「あ!(弁当を)もう取ったか!」という至極フラットな反応があるだけです。謎といえば謎なので、今後の伏線かもしれません。



mo123_04.jpg

今回のゆりちゃん
いつも通り「ゆりちゃん可愛い」で流せてしまうのですが、注目したいのは「黒木さんのために」行動をとっていることです。というか、そのことしか意識になさそうな感じです。ファンの一部が夢見る「ゆり×智」は、今回の話からはまだ成立しそうもない段階です。袖を引っ張ったのは、もこっちが戻ってくるまでの時間稼ぎの必要あっての咄嗟の行動にすぎません。

「黒木さんのために引き止めたいけど…年下の男子と話すことなんかない……」

ここは最萌ポイントで、多くのゆりちゃんファンを沈めたに違いないコマです。ゆりちゃんには弟がいないとか、男子慣れしていないとか、やっぱりコミュ障気質であることなどが伺えます。野辺に咲く花の美しさに気づいた旅人が、ふと足を止めてしまうような儚さのある時間ですが、小宮山さんにブチ壊されます。だからと言ってゆりちゃんが狼狽したり不満げに思うことなどはありません。立ち去る智貴くんをみながら「黒木さん戻って来なかった」と平常精神です。もこっち好きすぎです。

思うにゆりちゃんは、友人と気持ちを共感することを強く求める娘なのでしょう。もとより他人と適当につるむのが苦手でできない(疲れる)ので、一緒にいても平気な人以外とは距離を置くスタンス。交友関係は「狭く深く」のタイプであります。いまでは真子さんだけでなく、修学旅行を経て親しくなった吉田さんやもこっちを特別に大切な相手だと考えています(喪 120「モテないし打ち上げる」)。

智貴くんが来ることを嬉しそうにしていたもこっちのために、ゆりちゃんは智貴くんを引き止めました。それは、もこっちと智貴くんを会わせたいがため。もこっちがなぜ嬉しそうだったのか、その理由を知りたい気持ちがあったはずですし、起こるであろう「黒木さんらしい結末」を共有したい気持ちもあったはずです。その気持ちの先行をして、智貴くんの袖を引っ張っちゃったのでしょう。ゆりちゃん萌え〜。ゆりちゃんは、やっぱいいなあ…
 
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 18:22| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

(漫画紹介)「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」




いよいよ一層、面白くなって止まらない漫画が「わたモテ」である。

ここのところ、連載母体であるガンガンオンラインで最新話が更新されると数日にわたってファンが大騒ぎする祭りで盛り上がっている。連載初期の頃から固定ファンは付いていたが、最近は新規ファンともに作品の更新を祝い、アレコレ語り合う良い雰囲気が醸成されているところだ。作品についてアレコレと語れるのは、その世界に没頭できる魅力が詰まっているからであり、気軽に考察できる描写が散りばめられているからである。良質な文学作品は「行間を読む」ことを含め、読み手側に魅力的な世界を案内してくれるものであるが、最近の「わたモテ」は、従前の(アイデンティティである)痛々しさコメディを保持しながら主人公以外のキャラクターの群像劇へと移行しすることで、極めて魅力的な世界観が演出されるに至っている。

全然接点のないクラスメイト(当人にとってモブキャラ)であっても、ぶつかり、コミュニケーションをとり、人となりを知ることで、活き活きとした存在に変貌する。親しくなってみると、最初の印象と違って、随分と魅力的で個性的なルックスのヤツだったんだなと評価が覆ったりした経験は誰しもがあるはずだ。これは学校という小さいながらも社会の縮図である集団社会のなかでは極めて顕著である。

女の子同士の無駄に不自然で視聴者向けの仲良しアピール.jpg
うーん さすが慧眼の黒木さんです


コミックス8巻から始まる修学旅行編からこのあたりの種が蒔かれ始めていたが、上手に丁寧に育て上げられ、現在は11巻まで刊行されている。今冬発売予定の12巻は、現在の「お祭り」に直結してくる話(いわゆる「神回」)が多く収録されたトンデモナイ一冊になると予想されている。興味のある方は12巻だけでも購入してみるとよろしかろう。1-11巻を揃えたい衝動に駆られるだろう。そして、初期の頃の痛々しさ(必要な痛みなのだが)に戦慄することになるはずだ。それをして、改めて読み直すことになる12巻で言葉にできない静かな感動を覚えることになる。さあ、あなたも更新日に「祭り」に参加しよう!
 
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 17:59| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月23日

漫画感想「BMネクタール」


人類の食糧事情に福音をもたらした「バイオミート(BM)」を題材にしたパニック・アクション。やたら面白いのに妙に知名度が低い作品。全12巻でコンパクトに終わる。ちょっと古い漫画なのだが、特に違和感なく読めるハズ。面白い漫画は時が経っても面白いのだ。

三部構成となっているが、全て同じ流れ:迫り来るBMからの共闘サバイバル である。結局のところ、BMはヒトが管理しきれる存在ではないのに、懲りずに未曾有の厄災が生じるのである。人間の傲慢さと愚かさは必ずや厄災を招き、関係のない人々が巻き込まれて犠牲になるのである。

主人公ら以外のキャラクタたちは基本的にやられ役だが、見事な死亡フラグをおっ立て死んでいく。そうじゃないキャラクタもいるのだが、いずれにせよかなり容赦のない死にっぷりは共通事項。女子供関係なし。BMに貪り喰われるわ火炎放射器で焼き払われるわ砲撃でぶっ飛ばされるわと無慈悲極まりない。とはいえゴア描写は全体的にアッサリしている。グロ漫画ではないのである。

そんなかんだでB級映画感が漂う作品なのだが、その徹底ぶりは相当なもの。読者が作者のプロ漫画魂を肌で感じとれる好例となろう。冷静にみれば荒唐無稽なご都合主義だらけだが、そんなことを意識させない勢いのある漫画力が魅力。子どもを子ども扱いしないオジサンたちがとにかく格好いい男たちなのもステキ。

311以降、原発や原子力に関して世間の目はいやおうに厳しくなった。突き詰めれば、人間が自然のエネルギーをどこまで管理しきれるかどうか、ケツを拭けるのかどうかが問われている。BMネクタールもまた、そうしたテーマを内包する。実に魅力的な題材だ。ネタ切れ中のハリウッドが飛びついて映画化しそうな気がするのだが、気のせいかな。USBM!?オーマイガー!!
 
posted by ぎゅんた at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月25日

漫画感想「遠くの日には青く」 テデ・ケヒ


知り合いの人の(秘密)さんの作品。
「私は全く好きになれない内容だが、読んで見てください」と手渡された。もう少し贔屓する気持ちはないのか。

初の単行本、短編集のようである。
表紙をめくってパラパラ頁を流していくと、カラフルな、絵本のような世界が見える。あまり漫画をしていない。死が色々な形で転がっている。

内容は、中二病路線のサブカル本という感じで、大の大人が気に入って読み耽るような内容ではなさそう。端的にいえば、暗く紹介してくれた人には悪いが、というか、その通りというか、私もこの内容を好きになることはできない。サブカルっぽく格好つけていえば、Slow Six の'These Rivers Between Us' が流れていそうな世界のお話。作者はSoundHorizonとか聴いてそう。

好きになることはできないとしても、読んでいて胸がチクリとするところがある。

私のお気に入りは『flos ex machina』である。
長年、仕えてきたメイドロボには植物が根を張る。機械に花が咲く。
久しく忘れていたような感覚をくすぐられるような、なんとも素敵な着想じゃないか。

posted by ぎゅんた at 22:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月13日

漫画感想「監査役 野崎修平」「頭取 野崎修平」


まとめ
銀行な世界感を、とても面白く味わえる名作

バブルの時代の経済界がどのような姿であったのか、私は思い出すことができない。バブルが弾けたと大騒ぎしている大人の姿を見ながら、鼻を垂らして遊び呆けていたのは確かだ。ただ、深く思い起こせば、子どものころは町中が明るかった。個人商店や商業施設には人がいたし、勢いがあった。国民の消費活動が高かったのであろう。消費活動が落ち込めば、店も人も姿を消す。これが、地方の過疎化につながっているものと思われる。仕事がなければ、人は都市部へ流出する。収入が減れば、人は消費活動を控える。お金が世の中を回らなくなる。バブル時代が懐かしい(と、酒の入った年寄り連中はよく語る)。残されたのは不良債権と不景気である。

この作品の連載が始まった頃、私は中学生だった。内容はちっとも理解できなかった。吉野さん(主人公の秘書)が可愛いなあぐらいの感想しかなく、連載を追うこともなかった。世間を知らぬ空っぽ頭の子どもには内容が合わなかったのである。ところが、おっさんになったいま読み返したところ、とてつもなく面白い良質な作品だったことに愕然とさせられるのであった。

大きな組織に身をおくサラリーマン的主人公をドラマにすると、出世して行くたびに話が退屈でつまらなくなるきらいがあるが、この作品は逆で、主人公・野崎修平が活躍してプレゼンスをあげて行けば行くほど話が面白くなる。つまり、読み始めると指が止まらなくなる面白さがある。とくに「銀行大合併編」の面白さは白眉である。

作中、野崎は「理想の銀行」哲学を読者に伝えてくる。その内容が胸に響く人も少なくないであろう。野崎の考えは、現実的というよりは性善説的な理想論に近い。実際、作中でも「書生論を振りかざすな」と言われていたりもする。それでも、読者は、野崎の掲げる理想の銀行があって欲しいと憧憬の念が湧くだろう。この作品の特徴でもあり、メッセージでもある。

この作品の魅力を語るなら、登場人物らが魅力的であることは外せないところだ。まず、主人公である野崎修平が良い。揺るがない信念を抱く、正義感に満ちた人物である。それでいて嫌味がない。「あなたの理想の上司」に間違いない。作中、秘書の吉野さんが「監査役って、男も惚れるいい男よねえ…」とウットリする場面があるが、読者の大半も膝を打つことから、印象的なシーンである。主人公以外の人物らも魅力的だ。単純な主人公の引き立て役ではない。いかにも実在しそうというか、イチイチ実寸大というか、味のあるキャラクタが多い。

「監査役 野崎修平」の続編が「頭取 野崎修平」に相当するが、引き続き登場するキャラクタも少なくない。一方で姿を消したキャラクタもいる。大きな不満があるとすれば、秘書の吉野さんが回想の一コマどころか「よ」の字も出ないことだ。野崎があおぞら銀行を去ったあと、追うようにして辞めたのだろうが、言及のひとつもないのは、あまりにも無慈悲というか、寂しい話だ。なぜなら、吉野さんこそが本作のヒロインだからである。同じ不満を抱いた人は、私だけでは断じてあるまい。もっとも、作品のストーリー的には、野崎の妻こそが正ヒロインなのだが(こんな良妻が実在するのだろうか?)。

話が脱線してしまったが、本作は銀行を舞台にした珍しい作品であるばかりか、漫画として単純に面白いので、やや古い作品ではあるものの、機会があればご一読いただきたいと思い、紹介させていただいた次第。銀行を毛嫌いしている人ほど読んで欲しいと思う所存である。 
 
posted by ぎゅんた at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月09日

漫画感想「町田くんの世界@」 突き詰めた真面目さは天然キャラか


まとめ
・遠赤外線的少女漫画


人が大好きで、人に愛される男の子が主人公の少女漫画。ヒロインは第2話から登場して、読者と一緒に町田くんに惹かれて行く感じで物語が進行する。少女漫画としては変化球的作品では。少なくとも、私はこの作品が気に入っている。温かいからである。

町田くんのような人こそ内科医になって欲しいなあと思う。内科ほど最終的なヒューマニズムを求められる科もないからである。

posted by ぎゅんた at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする