2018年02月05日

(漫画紹介)『健康で文化的な最低限度の生活』




生活保護に携わるケースワーカーたちの姿から、生活保護の実態を克明に描いている作品。「行政」を舞台にした人間ドラマものであるが、半田さんの格好良さに悶えさせられる萌え漫画でもある

ネット上では10年ほど前から、生活保護に対してバッシングの嵐が吹き荒れてきた。「働いたら負け」とか「現代貴族」とかいう名言(?)はこの頃に生まれたものであったように思う。その背景には生活保護という社会保障制度への無理解と誤解、そして極めて人間らしい醜い嫉みがある。無知からくる偏見ほど厄介なものはない。

元々、生活保護という制度は、存在はすれども関わりなく過ごしてきた国民が大半だった。生活保護のセーフティネットに掛からずして生活している人ばかりであったのである。

そんな中、押しも押されもせぬ破竹の勢いの日本経済もバブルが弾け敗戦処理に追われることになった。経営者はリストラを断行し非正規雇用という蜜を吸い始めるようになった。それまで日本社会は、なんだかんだで雇用者を大切にしていたのであり、年功序列が明らかで就職後の将来設計見通しも建てやすかった。それをして愛社精神があったし、文句を言わず素直に勤労し納税していた。順応な飼い殺し社会だったと言えるかもしれないが、極めて安定した豊かさがあった時代であったと思う。

経済繁栄路線をひた走っていた日本社会もとうに終焉を迎え、全体的な豊かさが減じるにつれ、相対的に貧困層が目立ち始めた。生活保護受給者が増え始めると同時に、生活保護のプレゼンスが増した。おりしも、これはワーキングプア問題が台頭し始めた時期にも一致するのである。

昨今、国も国民も、生活保護受給者は税金を食いつぶす存在だと認識しているように思う。

しかしそれは間違いであることは、冷静に考えれば明らかである。

受給者もまた国民の1人であり納税者であり、社会にはいざという時のためのセーフティネットが不可欠だからである。

生活保護受給者への風当たりの強さは、偏見から生じているものが多数であるが、自業自得の側面もある。恥や遠慮を知らない傲岸不遜な態度の受給者がいれば、反発を招くだろう。貧困ビジネスの肥やしにされている受給者がいれば、その無知さ加減を追求したくもなるだろう。嗜好品の購入やギャンブルに保護費を費やしていれば、その愚かさ加減を呪いたくもなるだろう。こうした「残念な」受給者は、ごく少数ながら実在する。もしあなたの周りに行政(生活課)関係者や医療従事者がいれば、生活保護受給者の印象について尋ねてみると良い。少なからず辛辣な意見を耳にできるはずだ。火のない所に煙は立たぬ。強烈な印象を与える存在があれば、たとえ少数なれども、そのものが属するグループ全体の印象を決定づける。例えは悪いが「飲食店とゴキブリ」のようなものだ。

さはさりながら、受給者は馬鹿だと断定することはできないし、してはならない。「生活保護を受給している」現実を、実際に有する心理状態は、そうでない人が想像することは難しい。身体に痛みを抱える人の精神状態が不安定になりがちなように、生活保護を受給していれど金銭的に困窮し余裕をなくしている人が善良で良識的であれようか。

「犯罪の禍根は貧困にあり」「衣食足りて礼節を知る」「恒産なくして恒心なし」などど言われるように、人が人として生きていくには、何よりも余裕が必要である。生活保護受給者が増えていることは、財政上、確かに由々しき問題であろうが、その反面、この制度によって不幸な犯罪の発生が防がれている側面もあろう。生活保護を受給するような貧困者は穀潰しだとかプライスレスだとかDQNだとか罵倒する人間(ネット上で目立つ)は、自助努力して地位や収入を勝ち得た、さぞ立派な高額納税者たちなのであろう。言いたくなる気持ちも分かる。しかし、生活保護受給者について、もう少しばかりの斟酌をお願いしたい。

現状、生活保護受給者の多くは国民年金だけでは生活に困窮する高齢者である。さすれば、超高齢化社会である以上、今後も受給者の数は増加し続けていくことになる。

いくら生活保護が社会にとって必要な制度であっても、その財源は無限に用意されているわけではない。現在の日本経済が好調で成長路線であるなら、税の増収が見込めるので良いのだが、そうではないわけである。アベノミクスがなんであれどうであれ、景気が良いと実感しているのは、勝っている投資家や退職間近の官僚や大企業の役員以上のアッパークラスな人たちであり、経済を根底から堅牢に支える中流層の人口は増えていないのである。

経済の基本は「お金の循環」であるから、貧困層に位置付けられる生活保護受給者に現金が支給されることは、実は最もローコストでハイリターンなことである。しかし、経済の規模は小さいと言わざるを得ず、やはり景気を良くして税収を上げていくことを考えるなら中流層を増やさなければならないだろう。中流層ほど消費活動に能動的で善良な納税者もおらず、国家が求める国民の模範像たる存在もないはずである。

……漫画の紹介から大きく逸脱してしまった。それというのも、この作品が生活保護という制度を通じて色々なことを考えさせられる力に満ちているからである。実写ドラマ化されそうでされないあたり、ドラマ化によって生活保護受給者(申請者)が急増することを懸念する向きがあるのだろうか?とちょっとモヤモヤする。単に作者が許可してないだけかもしれないけど。
 
posted by ぎゅんた at 16:28| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月01日

わたモテ感想[喪129]モテないし教えてあげる


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もこっちを絡めてまさかこのような流れでネモと岡田さんの仲直りの流れを実現させるとは…とシナリオの巧みさに感服させられた回。

ゆりちゃんはもこっちのところに合流しますが、仕方のないこととはいえ、蚊帳の外っぽい立場になってしまいます。不遇回だと思います。



遠くに行った人は嘘をつきやすい
前回のラスト、1人で俯き歩いている南さんの後ろ姿を目にしたゆりちゃんと真子さん。南さんは泣いています。そんな南さんの前に現れますは別のクラス別れをした「友達」。しかし、一緒に回ろう!と声が掛かるわけではない。

「何してんの一人で?」
「3-5の人と一緒に回るって言ってなかった?」
「もしかして一人なの うちらと回る?ついて来てもいいよ」

南さんに掛かるのは、この残酷な言葉がけ。

南さんはこの遠足で、一人でいる姿を見られたくないからこそ、一人でいたくないからこそ、岡田さん+加藤さんに混じって男女混合グループ行動をとるつもりだったのです。

しかし、ネモ岡田さんの仲違いがあり、グループ行動計画は瓦解してしまった。ふたりに疎んじられていることは多少は気づいていたであろうが、岡田さん+加藤さんについて行く他になかった。あまつさえ岡田さんからの思いもよらぬ痛棒を喰らって捨て台詞と共に飛び出して来たところなのです。南さんの悪口を言いたがる性格こそが禍根であるとはいえ、そのことに自覚のないままの南さんはもうパンク寸前です。

南さんがそんな状態にあることを読者は分かっていますから、嘲笑的なニュアンスを隠そうともしない「ついて来てもいいよ」と言われる辛さが共感できるというもの。

「はぁそんなわけないじゃん‼︎ はぐれただけだよ 今 連絡とったし‼︎

と強がって合流を拒む南さんを、誰が自業自得だと嘲ることをできましょうか。そしてまた、この3人の「友達」は、そんな南さんの発言を強がった嘘っぱちだと見抜いているに違いないことを、離れたところで南さんをネタに嘲笑するであろう次の姿が予想できない読者もまた、おりますまい。


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そんな姿を離れからみていた真子さん・ゆりちゃん・うっちーの3人。

ゆりちゃんもうっちーも相好を崩さず真顔のままですが、真子さんはこの事態にあって茫然としています。固まる真子さんを横目みるゆりちゃんはなにを思惟したのか。

ああ、真子は南さんが心配で放っておけないのだな。でも、私が足枷になっていて一歩を踏み出せないで逡巡しているのだろう。それなら……


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「行けば?」

ゆりちゃんは真子さんの背中を押して送り出すことを選択します。自分は南さんのところには行きません。嫌いだからです。

真子さんが南さんの所に行くということは、もこっちたちの元に合流した時に少なからず孤立しがちな不安定な立場にならざるを得ません。そのことはゆりちゃんも承知のはず。それでも、人情に厚くて困った友達を見捨てられない優しい真子の気持ちを無視することはできません。

一方、真子さんは人を心配するあまりに行動が優柔不断に陥ることがあるから、真子さんを突き放すような口調になります。

「行きたいんでしょ 行けばいいよ」
「…ゆりも」
「私は行かない」
「………」

南さんの元に向かおうとする真子さんを冷たく不機嫌に突き放しているかのような口調です。

しかしゆりちゃんは、この態度をして真子さんと仲違いになるとは思っていません。たとえ真子さんと南さんが親密になろうとも、真子さんとの関係が壊れることはないと確信しているのです。

加えて、単純に南さんとの面倒な折衝を避けたい心理があるでしょうし、自分は身を引いて全て真子さんに任せた方が結果的に良い結果になるであろうとも達観してもいるからでしょう。ゆりちゃんなりの気遣いなのです。真子さんの「…」は、ゆりちゃんの気持ちを読み取っていた造次の間を表しています。


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南さんを追う真子さんの後ろ姿を見送るゆりちゃんとうっちー。

うっちーは南さんと真子さん、ゆりちゃんの人間関係にさしたる興味はないでしょう。でも、真子さんとゆりちゃんが別行動になることを心配する気持ちはあります。

「…いいの?」
「……私は仲良くないから」

真子は私と違ってうまくやってくれるから。というゆりちゃんの気持ちがうっちーにも伝わったのではないでしょうか。


ところで、うっちーは「(うっちーにとって)特に理由のない暴力」をゆりちゃんから受けたお立場であるのに、随分とフラットな間柄になっていますね。さして親しいでもないが一定の距離感でお互いを許容しているというか。性根が優しくて興味のないことには無関心な人間同士というか。こういう間柄は好きです。

うっちーのもこっちへの想いはいずれ決着がつくにせよ、「黒木組」とうっちーとの関係が途切れるとは思えません。うっちーはゆりちゃんにとって、いい意味でフラットなまま気の置けない相手になって欲しいと思います。


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さてそんなうっちーも、ついに雌猫の間グループに見つかってしまいます。
もこっちと一緒にいると聞き及んでいるにも関わらずゆりちゃんと一緒ですから、雌猫の間グループは多少の混乱は覚えたでしょう。しかし彼女たちは、そのことをさして意に介さないのですね

「なんでもいいよ 一緒に回ろう ナツは彼氏と回ってるし うっち一緒じゃないとつまんないよ」
「もう用事は済んだでしょ?」

雌猫の間グループは「普通の女の子のグループ」でありましょうが、とても明るく清潔な印象を受けます。うっちーは本当にいい友人に囲まれているのです。

この場面のやり取りは、当然ながら南さんのそれとの対比になっています。ちゃんとお互いを好き合っている関係にある友達であるかそうでないか。相手のことを否定せず受け入れる姿勢であるかどうか。


雌猫の間グループは、もこっちと一緒にいるうっちーと合流して6人で回ろうと考えていたのでしょう。もこっちがいないので屈託無くゆりちゃんを誘います。

しかしゆりちゃんは、やおら耳飾りを外しながら

「私は待たせてる人がいるから」

と返します。

ゆりちゃんが耳飾りを外したのは、あなた方のグループとはご一緒しませんという意思の表れに他なりませんが、心理的な緊張があった上での無意識的にとった行為だと思います。

「あ、そうなんだ残念だね」
「じゃあねー」

社交辞令ながらも棘のない反応で別れます。雌猫の間グループの女の子たちは、うっちーとの合流が嬉しくて仕方がない様子です。ゆりスマイルで手を振るゆりちゃん。


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……やっぱりちょっと頑張ってました。

「戻ろ……」

どこに?
待たせている人のところに。一緒に回っている人のところに。少なくとも、黒木さんと吉田さんがいるところに。私には帰るところがあるんだ。



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……。
なぜ増えてる

一人で戻ってきたわけですから、当然ながら(班長役になっている)吉田さんに真子さんとうっちーのことを訊かれます。シンプルに「他の人と回るって」とだけ伝えるあたりが実にゆりちゃん。

もこっちは両手に花(ネモ&加藤さん)、吉田さんの側には岡田さんという強靭な布陣の前にゆりちゃんなす術なし。ゆりちゃん的に最も一緒にいられない人物は岡田さんでしょうから、畢竟、黒ネモ加藤の後ろを追うことになります。

煌びやかに挟まれた黒木さんが遠い。吉田さんは岡田さんと小さな悶着を起こしているけれど、アレは間違いなく吉田さんのオウンゴールだろう。そしてまたしても乗り物系アトラクションで黒木さんと違うペア。加藤さんと話せることなんてないよ……。

アトラクションから降りてみれば、岡田さんが根元さんの腕を掴んで向こうに連行していく。


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憐れゆりちゃんは憔悴のオンザベンチ。さしもの加藤さんもグロッキーゆりちゃんを気遣っていられる場面でもありません。ゆりゲージが溜まってそう。真子さんがいないのは、やっぱり、堪えるのです。


今回は大変だねゆりちゃん回と言わざるを得ません。

大嫌いな南さんに思うところがあったために、そんな南さんを慮る真子のために、我慢の道を選んで真子さんの背中を押した今回のゆりちゃんに私は一縷の気高さを覚えます。決してベストの対応ではなかったのでしょうし、我儘を通して「行かないで」と真子さんを制することもできたでしょう。真子さんと離れることにメリットなど、ないからです。

ゆりちゃんはゆりちゃんで、思うところがあるのです。人間関係においては、自分が傷つくことになると分かっていても他人のためを優先しなくてはならぬ場面があることが。血を流せばサメがまた寄ってくると分かっていても、血を流すハメになる場面があることも。その代償は見返りを全く約束するものではないけれども、要訣は、人間関係は自分の都合だけを一方的に押し付けて成立させ続けられるものではないということ。

ゆりちゃんは、親友である真子さんが自分にとっていかなる存在であるかを客観的に考えるべき時期にあります。

言うなればゆりちゃんは、真子さんという絶大な保護者のフォローがあっていままで傷つかずにいたけれども成長する機会を失っていたのです。

一方、もこっちは対照的です。痛々しく毒づいたり徒手空拳の末に無残に傷ついたりしてきたにせよ、失敗を小さな糧に成長してきました。他人の無条件の優しさに触れて己を見つめることがありました。「自分を見てくれていた人」を知って自身の影の震えを止めることもありました。性根のところはもこっちの本質であり、そこは変わらりません。本人にもあまり自覚はないようですが随分と成長したものです。ぼっちでなくなったのは、決して偶然の重なりではありません。


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この遠足編でゆりちゃんが大きな成長をみせることはないでしょう。しかし、今後のゆりちゃんの成長の糧となる経験は得られるでしょう。それがゆりちゃん自身が開眼しての「気づき」なのか、他者からのガイダンスから得られる「気づき」なのかは分かりませんけれども。

今回の話でゆりちゃんが不遇なのは、遠足編のシメであろうナイトパレードでのやったぜゆりちゃんイベントのための溜めではないかと思います。

とはいえ、こうしたポジショントークなど軽々と斜め上をいかれてアヘ顔にさせられるのが『わたモテ』なので、予想外の展開込みで座して待つことしかできません。でも、ゆりちゃんの最高の笑顔だけはきっとあるはず。ゆりちゃん萌え〜

ゆりちゃんは、やっぱ、いいなあ…





解語の花
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このコマを見た読者の心のツッコミそのもののセリフ


今回はネモが本気で声優を目指していることが分かった回でもあります。
そして、もこっちと岡田さんとのやりとりから、ネモと岡田さんの仲直りまで一気呵成に掻っ攫っていくスタイル。時刻は点呼の16:00まで1、2時間といったところでしょう。

加藤さん&岡田さんの合流したところに戻ってきたゆりちゃん。そして「あの二人」こと真子さん&うっちーの脱落があって、アトラクション巡りが再開します。ゆりちゃんからの報告を受ける吉田さんは「……そうか じゃあ6人だな」と真子さんの脱落がちょっと残念そうなそぶりをみせます。


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ネモと岡田さんは心理的に蟠りがあるので距離を取っています。ネモはもこっち側に、岡田さんは吉田さんと。

ネモは岡田さんと仲直りができないならそれはそれで…と達観している覚悟がある様で、もこっちにガンガン絡んできます。

これには加藤さんも「二人ともいつの間(に)そんな仲良くなったの?」と新鮮な驚きを隠せません。岡田さんだけでなく加藤さんもまた、もこっちとネモの珍奇な関係については知らないからです。

ネモって 呼んでたんだよね」とナチュラル・ネモの強い口撃。

ゆりちゃんは会話に加わらずジッと我慢の子。しかし心に渦巻く激情はゆりちゃんだけでなく岡田さんにも。舌打ちする岡田さんに吉田さんが話しかけます。


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※注)信じられないことにここからはギャグパートとなります
「お前 根元とケンカしてんのか?」
「あんたには関係ないでしょ」
「あるよ 私も一緒だ」
「え!?」
「私も友達(ダチ)ケンカして別れてアイツらと一緒になったんだ」
「………」
「あいつらといるのが楽しかったから忘れてたが…」
「あんたが悪いの?」
「いや私は悪くねぇよ だからこそこっちから折れてやんなきゃダメなんだ……」
「……… 何があったの?」
「友達(ダチ)がなネズミーキャラの悪口言ったからぶん殴ったんだ そしたらちょっとそいつとケンカになってな……」
「いや……完全にあんたが悪いし そんなくそくだらないのと一緒にしないでよ」
くだらねーってなんだコラ‼︎

そして二人は取っ組み合いに。

びっくりするもこっちと振り向く加藤さん。
この悶着に流石の加藤さんも狼狽しています。
動じもせず仲裁に入ろうともしないゆりちゃんに只ならぬ歴戦の感があります。


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どうやって決めたのか謎ですが、吉田さんとネモ、加藤さんとゆりちゃん、岡田さんともこっちのペアになってアトラクションの列に並んでいます。岡田さんともこっちペアがしんがりなのは、吉田さんと岡田さんを離したいからでしょう。加藤さんの横のゆりちゃんもそうですが、岡田さんの横のもこっちも居心地が悪いひと時です。

順番待ちの時間もあるので、岡田さんはもこっちに話しかけます。自分には決して語らなかった声優になる夢を知っていた、仲が良さそうにも思えなかった存外の人物だからです。

もこっちは緊張のあまりにカバンの肩ベルトを握っています。リア充から強く詰問されているも同然だからです。返事も、小声で吃ってしまいます。

重要なのはネモと仲が良い友達だから声優になる夢を教えてもらったわけではないということ。
声優を目指すというのは、友達であってもカミングアウトすることが憚られる種の道であること。

岡田さんは、ネモやもこっちの「オタク」気質を有さないバスケットガールですので、この辺の知識もないし機微に疎いのですね。そのことを見抜いたもこっちは解説モードに入ります。

「普通の人は知らないけど声優って顔だして唄とダンスして恋愛禁止が普通だから」と吃ることなく述べます(自分の分野のことなら饒舌化します)。これは門外漢の岡田さんが知らないのは無理のないことなので、と気配りのできた前置きに相当します。

そして「男と恋愛すれば売女って言われて そのくせ30過ぎたら早く結婚しろとか言われる世界で……」と解説を展開し始めます。岡田さんは、自分がこうしたことを知らなかったばかりに打ち明けてくれなかったのだと、ネモなりの事情に考え馳せ始めます。そこに「それにエロゲー出演とかもあるし友達に言いづらいんじゃ…」の追撃。ここから岡田さんはもうプチパニック状態から虚脱放心状態に。


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私も声優業界や仕事内容に詳しいわけではありませんが、10代の普通の女の子が知ったら、やはりショッキングな世界に思えてならない内容でしょう。そりゃ打ち明けられませんわ……岡田さんは、ネモが自分に本当のことを打ち明けてくれなかったことへの強張った憤りが氷解していきます。

やや直情的に「声優=エロいことヤる」と捉えてしまったようですが、そんな岡田さんの純朴さと、自分のことを誰よりも本当に大切に想ってくれている温かな気持ちはネモに伝わりました。ネモは岡田さんに一歩踏み出して仲直りです。ネモの影が岡田さん影に重なって濃くなっている描写が暗示的なのですが、今回のラストで、ネモはSタイプと判明しちゃうので、なんというかもう震えが止まらないわけです……。

いやまて、ネモは新学期に自己紹介の後に震えていましたし、わざと相手を挑発して反撃いでてくるのを期待しているようなフシもあるからMのようにも思える。ネモのキャラクターは掴み所に欠けるところがあって、正直、よく分かりません。


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少なからず岡田さんに手を焼いていたに違いない加藤さんは、今回の仲直りのきっかけが岡田さんともこっちとの会話にあったことを知っています。二人の前に並んでいましたから、会話の端々は聞こえていたであろうからです。うーん黒木さんは只者じゃない。

とても加藤さんに話せる内容でないので、もこっちは言葉を濁しています。左右の手ともスカートを握っているあたり、相当に緊張しているようです。

とりあえず加藤さんのもこっちへの好感度UPは確定で、今後、もこっちに積極的にコンタクトを取るようになる予感がします。加藤さんを見るゆりちゃんは、そんな場面を考えて悶々としているのかも。





APPENDIX
ところで『わたモテ』は一級のコメディ漫画であることはご周知のとおりですが、今回、それが発露されたのが吉田さんのナイスなキャラクターですね。

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こんな素っ頓狂なことを「いい話風」に述べるピュアヤンキーが地球上に存在するだろうか?逸材です。

岡田さんはよく吹き出さなかったものぞと感心してしまいますが、もとよりヤンキー枠で恐れられる吉田さんと臆さずタメ口で会話できる人ですし、それだけ真剣に悩んでいたわけですものね。

いやまあ、吉田さんも真剣に悩んでいたのでしょうが、あいつらといるのが楽しくて忘れてたが、とか言っちゃってますし。一緒にするなと答える岡田さんは真っ当であります。

そういえば過去、こんな吉田さんに締め上げられていた黒木さんといえば……


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同じような馬鹿だった。


そんな黒木さんと親しい田村さんもアレですし、やはりこの三馬鹿トリオ3人の関係は本当に素晴らしいです。気づいていないのは当人らだけで、生涯にわたる友情が約束されてた相性と絆で結ばれています。そこに更に真子さんが加わり、共同体のような雰囲気の4人グループが成立する。うっちーとネモには悪いけれども、この4人の特別感は揺るぎません。

ナイトパレードがどうなるかは皆目、見当がつきませんが、この4人それぞれがより仲良くなる展開だと嬉しいです。もっとも、 既に吉田さんと真子さんは「できちゃってる」ぐらいの仲の良さでほっこりさせれているのですけれども。





次の更新は3週間後の2/22で、おりしも12巻の発売日になっています。
待ち遠しいですね。
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 23:17| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

わたモテ感想[喪128]モテないし回る


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今回はオムニバス形式。
「一方その頃」な人物たちも登場し、とても賑やかしい回です。

一方その頃な人たちとは、
・雌猫の間グループ(うっちーの属する女子グループ)
・こみさんいとさん(小宮山さんと伊藤さん)
・ダンボーさん
・岡田さん&加藤さん+南さん

です。清田くんら他の男子メンツは残念ながら蚊帳の外です。
ストーリー展開の整理を兼ねた次回以降の仕込みがなされた回であります。


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今回は前回のラストから間を空けずのスタートで、昼食を取りに行くことになった場面からです。

うっちーがコソッとスマホで雌猫の間グループにメッセージを送信している姿を吉田さんが目撃しています。吉田さんはうっちーの「スマホを忘れた(嘘)」事情を知らないので「しゃがんで何やってんだ?」のはてなマーク状態。

うっちーが宮崎さんに送信したメッセージの本文は分かりませんが、内容は宮崎さんが言うには「例のあの人が一人でいる所見かけてかわいそうだから少しの間一緒に回ってあげる」とのことなので、おそらく「一人でいる黒木が気の毒だから、しばらく一緒に(園内を)回ってる」みたいな簡素で事務的なものと推察されます。思いっきりパーティ組んでますし、しばらくっていつまでだよ!とツッコミを入れられるのは読者だけです。いずれにせよ、雌猫の間グループは、うっちーが不在であることに大きな心配や困惑をもっていなさそうな雰囲気で、メッセージ内容にさしたる不信感も抱いていない様子。

雌猫の間グループは、頭飾りが全員お揃いであるところから、ネモの言うところの「普通 女の子のグループって 空気読んでみんなに合わせるもの」に合致することは間違いありません。

一方、我らが黒木組は頭飾りはバラエティが見られる。単純に捉えれば個性的な集団であり、空気読まない女の子の集まりであり、みんなに無理に合わせなくても許されるグループ、といえそうです。要するに濃いメンツ

うっちーはこの遠足イベントを経て黒木組に収まるのか、雌猫の間グループに戻るのか、派閥など気にせずどちらにも関わる存在になるのか展開が読めません。いつまでも隠し続けてはいられませんから、今後、なんらかの形で決着がつくのでしょうが、うっちーはギャグキャラ扱いなので不幸な展開にはならないと思います。


She has no presence.
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昼食。
机の端っこに陣取り、前に真子さん、隣にもこっち、斜向かいに吉田さんを置く穴熊的布陣を敷くのがゆりちゃん。ここは昼食を摂りながらパレードが見られる吉田さんご推薦プレイス。そんな吉田さんの隣にはネモが座ります。もこっちの右隣にはうっちーが。

端に座るゆりちゃんからすると、いつもの4人が側に揃った布陣であるので吉田さんと自然に会話もできるというもの。

「メインは夜のパレードだからな その時は間近で見ようぜ」
え!?
遠足4時で終わりでしょ? 4時に点呼するって…
「ばかやろう そんなの再入場に決まってんだろ‼︎
「え!?」
え!?
「え!?」
「入らないのか?」
「あ……いや入るよ ね…ねえ!」
あ…う うん

困惑の汗をかくゆりちゃんの姿は久しぶりです。吉田さんの素っ頓狂な落胆ぷりの豪速球と、自分たちが当たり前のようにナイトパレードに参加するとみなされていたことへの狼狽があるからです。このとき、ゆりちゃんがどんな表情をしていたかは後ろ姿なので分かりません。分かることが他にあるとすれば、心を許せる自然な状態にあるゆりちゃんはリアクション豊かであることです。

もこっちは最後まで一言も口を開いていませんが、顔に汗をかいているあたり、内心はゆりちゃんと真子さんと同じであることが窺えます。

この場面でさりげなく重要そうなのは「黒木さんはどうする?」的な確認が全くなされないで終了したであろうことです。この4人に限っては、個々人の心情のすり合わせを経ての集団行動が成立しておらず、素のままでスムーズに統率が取れるバランスにあることが分かるからです。

集団行動というものは、普通は反対意見がでたり、合わせてくれないので妥協したり、我儘を貫くことを容認してもらったりと、案外に折衝が付きまとうものなのです。もし、自分の思うように行動しようとしたとしても、集団の意思と合致して包容されるのであれば、不思議な心地よさが約束される格別なグループであると言えましょう。

吉田「おいお前ら参加したらんかい!」
他3人「は…はい(即座に納得と了承が完了)」
みたいな。

修学旅行から始まったこの4人は、まだそのことに気づいていないでしょう。いや、ゆりちゃんは気づいているのかも。気づいているからこそなのかもしれません。


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場面は変わってマスコットキャラクターたちを交えた写真撮影に。

吉田さんは真子さんと一緒にクマさんと写真撮影に興じています。ピュアヤンキーの可愛らしい姿を写真に収めたのは撮影を頼まれたネモです。すっかり仲良し。真子さんが妙に照れた表情ですが、パパママコンビだからですかね……。

うっちーは勇を鼓してもこっちを誘います。もこっちもは少しビクっとしてますが誘いに乗ります。

ゆりちゃんは写真撮影の雰囲気から外れてひとり立っていたのでしょう。真子さんに「ゆりも撮ろう」と誘われます。「うん……」と弱々しいのは、本心ではもこっちと写真を撮りたいがため。でも、一緒に撮ろうと誘えないのが、やっぱりゆりちゃん。

いえ、誘えないというより、もこっちから「一緒に撮ろう」と誘ってくるのを待っている感じがします。私は誘わないから、察して欲しい。察してくれる相手であって欲しいという甘えた気持ち。

吉田さんが膝を曲げることで高さを合わせて撮影しようとしている気遣いの温かさ。一方その頃、根元さんにリア充カップル御用達ライクなポーズを強いられながらも赤面しつつも撮影に臨む黒木さんの姿が視界にイン。うっちーに続き根本さんまで黒木さんと写真を。涌き出でる冷たい衝動を左手で押さえ込む。黒木さん、そんな風に写真を撮られるのも撮影を楽しんだりするの嫌でしょ?私となら、普通に写真撮影できるよ?

…ところでネモともこっちを撮影してるのはうっちーのはずですが、こいつら女同士で腕でハートマーク作って写真撮るなんてキモイキモイと歯ぎしりしちゃってピンボケにならなかったか心配です。もっとも、ピンボケになったらなったでネモが再撮影を命じて延々とキモイキモイことになり、クマさんの左腕はゆりちゃんクローで捥げることになりそうですが。


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愛の反対語は
ひとりうな垂れ足元が覚束ない南さんの姿を発見したゆりちゃんと真子さん。

ゆりちゃんは真子さんよりも前に南さんに気づいており、声にも態度にも出さず色々と思案していたような感じです。嫌いな相手なので、思うところはあれど関わらない無関心の姿勢を崩しません。愛がないことが無関心だというなら、そう、その通りね。ってなもんです。

ゆりちゃんと南さんの間に過去、何があったかについては、作中でまだ具体的なところが語られていません。南さんがゆりちゃんの悪口を言いまくっていて喧嘩になったのか、ゆりちゃんがやらかして南さんに嫌われたのか。お互いに非があるのか。

真子さんは南さんと縁が切れていない程度の仲ではありますから、ゆりちゃんがどう思うかは別として、アプローチをかける展開は来るでしょう。拗れた人間関係を生活圏内に持ち続けることは大きなストレス。この遠足会に込められたテーマに「友だちと仲直り」は含まれているでしょうから、南さんに救いのある展開になると思います。

そうして終わりを迎える遠足会の締めがナイトパレードになるのは間違いないでしょうし、ゆりちゃん大勝利で終わるイベントが用意されているのではないかと思います。とは言っても、派手なものではなく、ゆりちゃんが黙ってもこっちの手を握るとぎゅっと握り返されるとか、そういう甘酢っぱいもの。同族なので、言葉にせずとも分かり合える間柄みたいな。ゆりちゃん萌え〜

ゆりちゃんは、やっぱ、いいなあ…







against bull's eye
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こみさんいとさんは射撃場でライフルゲーム興じていました。小宮山さんのファッションセンスでは、ネズミーのファンシーな耳はお気に召さなかったようで格好いい帽子を装備しています。伊藤さんの頭に寝そべるクマさんが可愛い。ライフルを肩に掛けている姿がヤケに様になっています。

狙って的に当てられなかったのなら、それを素直に認めて笑い飛ばせばいいだけの話であるのに、ゼロインがどうとか専門的な解説(言い訳)をしてしまう「あるある」ネタが登場します。得意分野で活躍できなかったら、自分の地位を失ったり、相手の失望を買うことを恐れている心理でありましょうか。世の中にはチャレンジして良い結果がえられないことなんてザラです。失敗を恐れず恥じず、挑戦を諦めない心を持つことが大切なのです。うまくいかないのは、現状の方法に誤りがあることを教えてくれているだけなのです。

一方、ダンボーさんが野比のび太さんよろしく超絶なる射撃の腕前をサラッと披露し、男の子たちのアイドルになっています。男の子たちの服装は私服なので、他校の生徒のようです。きっと入園後にあちこちでポテンシャルを見せつけて舎弟にしてしまったのでしょう。

この大物感、狭い教室の人間関係など超越しているわけ、たとえ教室ではぼっちキャラでも学外に多数の知り合いを抱える超人タイプのようです。でも、隣の席の伊藤さんのことはちゃんと知っています。これを機にいとさんこみさんと親しくなっていく姿が見られるようになるかもしれません。



駟も舌に及ばず
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これからラストにかけてが今回のハイライトです。ちょっと辛い

昼食後と思われる岡田さん&加藤さん+南さんグループ(南さんはお代わり中?)。そこに吉田さんとネモともこっちの横並び3人が通りかかる。ゆりちゃん、真子さん、うっちーはトイレに行ったようで、特に目的もなく合流待ちの散歩中なのでしょう。

「黒木さんと根元さん……それに吉田さん?珍しい組み合わせだね」

加藤さんの位置からすると一番遠いはずのもこっちの名を先頭に…これは加藤さんがもこっちラブだからではなさそうです。目の前の岡田さんに「あ、根元さんだ」とストレートに発言することを避けたクッション話法なのです。珍しい組合わせだね(根元さんはいつも茜といるのにね)、と婉曲的な発言にしているわけです。

チラッと岡田さんをみて一呼吸の沈黙の後、もこっちたちの姿を見ながら「そろそろ仲直りしたら」と岡田さんに促す加藤さんのメンターっぷり。しかし岡田さんの心はまだ頑なです。ネモが本当に大切な存在だからこそ、慎重になるし、焦燥感に駆られるし、意地を張ってしまうのですね。何度も噛まれボロボロになったストローの姿がそれを物語ります。


岡田さんは、ネモが自分ではなくもこっちとつるんで行動しているであろうことを入園前に知っています。ひょっとしたら、「エヘヘ…」と自分のところに戻ってくる淡い期待もあったかもしれません。

現実的にそうならなかったわけですし、吉田さんまで加わって仲良く楽しんでいる様子。

これら事実が心の中で渦巻き、不快な嫉みが自己嫌悪とともに降りかかっているはずです。なにか口にせずにはいられません。たとえそれがつまらない悪態であったとしても。そこに存在するのは、ただ自分への不甲斐なさへの怒りであり、もこっちへの悪意や敵愾心ではない。

「つーかあいつ なんで黒木なんかと つるんでんの?」

この発言を表面的になぞれば、確かにこれはもこっちに対する悪口。けれどそれはミスリーディングです。そしてまた、他人への悪口を快く思う人はいません。悪口ばかり口にする人間は、そうでない人間から疎まれる一方であり、悪口ばかり口にする信頼の置けない人間とばかりつるむことになる。

だからこそ、南さんはここぞとばかりにもこっちの悪口を唱ってしまった。加藤さんは凍りついた。地雷を踏んでしまった。あまつあさえ、ネモの悪口まで。

岡田さんは発言を遮るようにやおら口を開きます。

「つーかさ…… あんたなんでいんの?別に誘ってないんだけど」

思いもがけない岡田さんの痛棒に南さんはパニックに陥ります。

「はぁー!? 別にあんたなんかについてきてないし!! つーかバカじゃない?こんな所で空気悪くしてイライラしてさー!!

ばーかばーかと捨て台詞と共に走り去る南さん。親しい友人とクラスが別になり、ぼっちになるのを避けるために加藤さんと南さんすり寄っていたことを見透かされた恥ずかしさに居た堪れなくなったのです。


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岡田さんは、こうなることを予想したうえで南さんに悪口の餌を蒔いたのだと思います。加藤さんも内心では南さんを疎んじていることを知っていますし、追い出したい気持ちが優位になった(心理的に余裕がなくなってきた)からです。残酷な策ですが、うまくいきました。

「言い過ぎじゃない?」と強く咎めないとはいえ、さしもの加藤さんも岡田さん持て余し始めてているようです。

「茜も最近 根元さんの話しかしないけどね」
「はあ?してないし」
「自覚ないの?」

根元さんの話ばかりしている茜もまた、悪口ばかり言っている南さんとそう変わらないんじゃないの?と言いたげな様子。いずれにせよ、このままでは仲直りから遠いままだと悟ったのでしょう、加藤さんは吉田さんのそばに向かいます。ネモやもこっちの窓口が吉田さんであることを見抜いているからです。

「ねぇ 私達も混ぜてもらっていい?」

これには岡田さんも従わざるを得ません。強制的ですが、仲直りのきっかけ突破口が得られるでしょう。ネモもまた、拗れた岡田さんとの今の関係に決着をつけるべきだからです。もこっちの蚊帳の外具合がすごい。

ここにゆりちゃん、真子さん、うっちーが合流すれば8人の大所帯となります。作画が大変そうなので別行動の形で分けられるかも。ゆりちゃんが南さんとどう絡むかは想像がつきません。多分、無関心の体で積極的に絡みはしないでしょう。真子さんの胃には穴があきそう。



ところで
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田村さん、あなた半年ぐらい前はこんなこと言う人だったじゃないかと突っ込んではいけません。海原雄山と同じでバージョンが変わったので




というわけで、次回の開幕は

吉田「まずは耳だ」

からスタートしそうです。


そしてアトラクション周りながら、「ネモと岡田さん」「南さん」「吉田さんと目隠れさん」の仲直りが並行して行われるのでは……。もっとも、吉田さんのところは「悪かったな」「おう」でアッサリ解決しそうな間柄っぽいのですが。

加藤さんは岡田さんとネモの仲直りのアシストを画策する一方、もこっちに絡んできそうな雰囲気です。加藤さんに絡まれたもこっちは興奮して、あらぬセクハラ行為に及びイチャイチャするかもしれません。ゆうちゃん、ネモに続いて次は加藤さんです。

ゆりちゃんの道は長い……
ラベル:わたモテ
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2017年12月28日

わたモテ感想[喪127]モテないしのる


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今回は修学旅行から始まった凸凹3人組がメインのお話になっています。
もう思い残すことなく年を越せる……そんな気持ちにさせてくれる回です。


物語は、時間的に「お昼のパレードまでまだ少しある」時刻。
一行の行動は、吉田さんと真子さんのパパママコンビが統制しているようです。

次のアトラクションは、吉田さんのススメでコースター系からうって変わって実に恐ろしい客いじり系に…

司会者が無造作に観客の1人を指名して会話を強制してくるような、仕事の付き合いで参加した講演会等で、強制的に感想を発言させられるような、サークルの飲み会の席で突如始まる自己紹介タイムのような。要するに「くたばりやがれ!」と思わざるを得ないアレ。あぁ…と思い当たる人は少なくないはず。


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世の中には気の利いたコメントを咄嗟に返せない人間がいることを、「できる人」は多少なりとも配慮してくれないと困ります。

しかし世の中では、そういった場面をうまく切り抜けられる能力こそが求められるものであり、自身を守るために重要だったりする。ゆりちゃんのようなコミュ障にとっては、ただ辛い場面でしかありません。

ネモはなんの問題もなく余裕の受け答え。コワリィッチに「どこかで会ったことあるよね?」なんて訊かれてますから、このアトラクションは(おそらく昨年に)経験済みなのでしょう。

そりゃお前は余裕だろうがコッチは違う!とゆりちゃんが考えたかどうかは分かりませんが、退路を断たれた緊張感に不意に襲われたので、不安で腕を組む防御姿勢をとることになります。


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そらそうよ

もこっちも緊張しています。ゆりちゃんを陰キャ扱いする程度の余裕はあれども、指名されるのは御免被る気持ちに変わりはないからです。

指名されるかもしれない場面で有効なのは、場の雰囲気の醸成に非協力的な旗幟であることを鮮明にすることです。それは非礼な対応に他なりませんが、指名する側にとってみれば、意識を向けてくれている人を相手にする方が対応に与しやすいですし、場を盛り下げない上で確実だからであります。

それを応用すれば簡単、寝ているフリをしてやり過ごせば良いのです。「質問あるやついるかー?」と教師が生徒に投げかけてきたときは俯いていればやり過ごせる、そういう心理。もこっちは寝たフリを始めました。

それを見たゆりちゃん、「黒木さんならそうするよね…」と即座に自分も寝たフリにはいります。空気読まなそうなコワリィッチであれど、寝ている人を指名してくることはありますまい。遊び疲れや緊張の切れ目でアトラクション中に舟を漕ぐ人は案外に多いものだからです。


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しかしそうは問屋が卸さない。
寝たフリをしている仲良しふたりの姿が吉田さんの心の導火線に火をくべる。

寝ている生徒がいたら、その近くの生徒に発言を促すのがベテラン教師というもの。吉田さんは急に声を張り上げて歌唱を開始します。畢竟、コワリィッチの注目を集めるわけで、なし崩し的にその横の寝ている仲良しふたりの存在が明らかとなり、「あれー うたってない人いるー」なんてことになる。びくぅっと、寝ているフリでは逃げられない現実を叩きつけられるふたりが可愛い。

それにしても、こうキャラクター並んでいると分かりやすいですね。前列はリア充系陽キャで、ゆりちゃんともこっちはその正反対。

このふたりはRPGをやったらストーリーそっちのけで寄り道とか関係ないことばかりしてそうなタイプというか、MMO-RPGをやったら狩りやアイテムハントには出かけず、なんら生産性のない振る舞いや遊びを黙々と何時間もし続けていそうというか。真面目にやれと外野に怒られるタイプ。


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そんなふたりですが、もこっちは窮した場面から逃げず立ち向かう術を身につけています。基本、嫌なことからは逃げる姿勢なのだけれども、逃げ切れないなら覚悟を決めて対峙するだけの意思を持っています。ゆりちゃんはそうではない。握り拳と腕に添える手の仕草が実に対照的です。


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なにやってんだ私…と心がグワングワンに揺れていそうですが、覚悟を決めたもこっちは足を踏み出します。

指名避けに寝ているフリが通じないなら、大多数の参加者と同じように振る舞う「逃げ込むなら人混みへ」作戦に出ます。隣の吉田さんがノリノリですから、自分もノリノリにならないと、これまた目立ってしまうからです。


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そんな黒木さんの態度を曲解しちゃうのがゆりちゃんの面倒くささ愛おしさ。

「ずるい 抜けがけした…」

この心理は、同類の黒木さんも(参加)できないはずだと考えていたことと、参加しないでいる自分は間違っている姿勢だと理解していることを裏付けます。それをして、黒木さんは自分と違って「参加できる」人なんだ…と気落ちします。それはそうかもしれません。

しかしもこっちの真意は、自分と同じく指名されたくない一心に震えるゆりちゃんを助けることにあります。自分が助かるために、気づいていないゆりちゃんを救うために、もこっちはゆりちゃんの腕をとり手を振らせながら「嘘でいいからやれ!」と指示を出すのです。


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実にもこっちらしい、ゆりちゃんとの間に築かれている友情を感じさせられるシークエンス。恥じらいつつも、参加型アトラクション独特の楽しさに身を任せ始めるゆりちゃん可愛すぎ問題。

ゆりちゃんの歌声が耳に入ったのでしょう、真子さんが振り向いて驚愕します。あんなにはしゃいでるゆりちゃんを見るのは初めてのことで、ゆりちゃんは「こういうの絶対にやらない」からです。黒木さんは凄いなあ、ゆりにどんな魔法を使ったんだろう?

ゆりちゃんは不可思議な心地よさを覚えていたに違いありません。

覚悟を決め、肚をくくって自分が一歩踏み出せば、その勇気を讃える結果がもたらされるものです。



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その結果がこれだよ!

コワリィッチに愛すべき凸凹3人組が讃えられた瞬間です。歌ってくれる3人の姿が、とても嬉しかったのでしょうね。

とびっきりの笑顔が揃う写真が人生に寄与してくれるありがたみは、歳を重ねたものにしか分かりません。

この3人は修学旅行で蝙蝠の間から関係が始まった縁で結ばれているわけですから、これはもう家宝級の、最高の写真だと私なんかは思います。


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しかし名前は答えてもらう







…。
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アトラクション後に真顔で虚脱直立するふたり。

なんだかんだで「らしく」ないことをしたものだから、
回復待ちなのでしょう。他の4人は手洗いか写真の購入にいったのでしょうか。

お互いがそばにいても無理して何かを語りかける必要のないことが自然である、いつもの間柄。

…と思いきや、


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「黒木さんのせいで たいへんな目にあった…」
やおら呟くゆりちゃん。

ゆりちゃんはきっと、この発言を受けて「ごめんね、ゆりちゃん……」 と謝ってくるもこっちを期待していたのです。そして「ううん、黒木さんだからいいよ(だから、おあいこ)」と返してシャンシャンにする意図があったのではないでしょうか。

真子さんであれば、その望んだ返答は得られたのでしょう。
しかし相手はもこっちです。真子さんとは違います。以前とは違って、立腹したら遠慮なくもの申すことのできる仲になっているのです。


「お前がああいいうの 絶対嫌そうだから やってやったんだろ!!
「お前…!?」
「……頼んでないし お前じゃないけど……」

売り言葉に買い言葉。
ゆりちゃんは、自分の甘えが跳ね除けられ、お前呼びされたことに不快感を露わにします。

もこっちは、お礼までは望まなくとも「まさかあんなことになるとは思わなかったね」ぐらいの、互いが互いを理解し合えているからこその感想を共有したい気持ちはあったでしょう。

お互いがお互いを想っていたとしても、言葉ですれ違ってしまえば、感情の持つパワーに負けてしまい、険悪な雰囲気に発展してしまいます。


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そこに降臨するは救いのハグ。勇気をだした一歩を讃える結果。ふたりは吉田さんに救われました。

もこっちは、ゆりちゃんと友達関係にあるからこそ怒りの感情を発露させました。さはさりながら、ゆりちゃんとの間に生じた仲違いを即座に解消しきれるほどの手腕は有しません。

ゆりちゃんは、コワリィッチに「ゆり」「ゆり」と呼ばれても嬉しくなかったこともあるのでしょうが、「お前」呼ばわりが、気の置けない間柄だからこそ用いられもすることに気づきました。

もこっちに自分の名前を答えさせ、確認と満足、そして湧き出る喜びをのせて手打ちの言葉を口にします。

「まぁ黒木さんのお陰で吉田さん楽しそうだし 一応 私の為にもやってくれたんだよね? じゃあもういいや」

何がだよ?と思うもこっちは、ゆりちゃんの心情の機微をいまだ理解しきれていません。分かるのは、吉田さんのように言葉と感情が明瞭な方が理解しやすいということぐらい。もこっちの中で、相手をなるべく理解しようと努める気持ちが育っている気がします。

ゆりちゃんは、自分勝手で気難しいようでいて、結局のところで大切な相手である吉田さんが楽しんでいることを喜ぶ優しさ持っていますし「一応」と謙遜クッションを挟んで、同類の黒木さんが自分のためにしてくれた行為であったことを疑問形の形にすることで断定を避けつつ認めています。

ゆりちゃんが友人に求めるのは、言葉と感情を曖昧にしつつも理解しあえる熟年夫婦のような間柄なのでしょう。ただそれは、真子さんに求めることはできても、もこっちに求めることはちょっと難しい気がします。

ゆりちゃんは、その気さえあれば「ねぇ。とか、お前。とかで私を呼ばないで」「ゆりって呼んで」と確たる態度をもこっちに示せるでしょう。でも、決してそうはしない。気づいてもらうことを望み、求めているのです。もこっちが開眼するのを待っているのです。

隣同士に座って、何も語らずともそのままでいられるような、ふと手が触れ合っても、「まぁいいか」と仄かに伝わる温かさを無言で共有できるような間柄を欲しているのだと思います。

もこっちがふと、ゆうちゃんと路線は違えども、ゆりちゃんもまた自分にとってかけがえのない親友であると気づくときがくるのではないかと期待しています。ゆうちゃんが中学生時代に得た無為の親友であるなら、ゆりちゃんこそ、高校生時代に得た無為の親友になります。

その日が来るのはちょっと遠いかもですが、意外とすぐそこにあるような気もします。ゆりちゃんは面倒くさいですけれど、唯一無二の親友になる存在でしょう。ゆりちゃん萌え〜

ゆりちゃんはやっぱ、いいなあ…








人と屏風は直ぐには立たない?

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吉田さんの左頬の腫れの原因は、なんというか実にしょうもない吉田さんらしいものでした。純粋にネズミ―を楽しみたい気持ちが横溢する吉田さんにヤンキー仲間がついていけなかったことでひと悶着があったのです。


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即座鉄拳殴打にでる吉田さんの狂犬具合はさておき、気の進まない相手に自分の好みを平然と無理強いするのは非常識な態度といわざるを得ません。もこっちらと行動を共にしても、ネズミ―を心の底から満喫しようとする気持ちに陰りはありませんし、アトラクションを楽しむノリをメンバーに求めています。

吉田さんは、大好きなネズミ―の世界に友人を招くことが目的ではなく、ただ友人と楽しい時間を共有したいのです。そして、自分がネズミ―が好きであることに懐疑も羞恥も抱いていません。好きだから、なにも、曲げない。精神の高い自立を感じさせます。

例えばネモは、自分がアニメ好きで声優を目指していることは友人たちに2年間隠していました。たとえ親しい中でも、知られず隠しておきたい秘め事はあるものですし、あって糾弾されるいわれもない。

しかし吉田さんはドストレート。自分の好きなことはノーガード開示。それを否定されようと揶揄さえようと、怒りはしますが、好きである自身の気持ちを曲げることはありませんし、好きでいてくれる人に喜びをぶつけます。言葉と感情がハッキリしている。


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吉田さんを喜ばせるためではなかったとはいえ、もこっちとゆりちゃんは一転して能動的にアトラクションに参加する姿勢をとりました。ジェスチャーもして大きな声を出して歌いました。吉田さんは普段の二人を知っているわけですから、どれほど嬉しく思ったことでしょう。

だからこそ、こんな曇りのない笑顔をするし快哉をあげる。抱きしめちゃったりする。コワリィッチと同じ表情になっちゃったりする。吉田さんはホンマいい舎弟友達をもったものです。

他人にどう思われようが、自分に「それが好きだ」という確たる感情があるなら、それを隠したり、曲げたり、誤魔化さなくてよいのだという一つのテーマが見えてきます。


遠足はお昼前。まだまだ続く。

吉田さんとヤンキー仲間、ネモと岡田さんとの仲直り、うっちーのもこっちへの想いの終着点などが、これから描かれるのだろうと思います。そして、ゆりちゃんの成長も。

来年の更新日が待ち遠しいですね。
 
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 18:43| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

わたモテ感想[喪126]モテないしあだ名で呼ばれる


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タイトルからやったぜゆりちゃん回を想像すると裏切られます。

今回はネモを中心とした話の展開になってます。破壊力の高い回です。毎度毎度、どうしてこうトンデモナイのか。更新日は仕事が手につかなくなる人が続出して、日本経済が麻痺してしまう事態であります。

今回は「ネモ×もこ」が話の主軸にあり、お互いにあだ名で呼びあうことになる展開がみられるのですが、ゆりちゃん・吉田さん・真子さんは蚊帳の外の扱いでうっちーはコメディアン。

私は、今回はもこっちがゆりちゃんを名前で呼ぶ会になるのかと予想していただけに上をいかれてアヘ顔。
「ネモ×もこ」展開が先に来たのは「ゆり×もこ」展開への「溜め」なのでしょう。つまり着々と育っているゆり爆弾に最高の形で決着がつく展開になだれ込む展開になるのは必定であります。いずれにせよ全国数十万のゆりちゃんファンは次回(12/28)以降まで胃を痛くして待たなくてはなりません。

それにしても今回のゆりちゃんは恵まれないところばっかりで辛い気持ちになります。



先ず隗より始めよ
6人パーティ結成後、吉田さん先導でファンシーショップに寄ったようです。いうまでもなく耳を購入するためです。ゆりちゃんはもこっちと耳選びを楽しんでいます。

前回「私いい」とゆりちゃんが拒否の態度を示したことを覚えているネモは、自身が嫌われているのではないかと気にします。もこっちの弁を借りるまでもなく、ゆりちゃんは平常運転でありますがネモはわからないのですね。まさか「あなたと内さんがいるから」とは思いもよりますまい。


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吉田さんに似合うからそれにしろよと言われれば素直に買っちゃうのがゆりちゃん。これは別にゆりちゃんがネモが嫌いだから取った行動ではありません。吉田さんに勧められたから、ただそれだけのことであります。ネモには不可解な、反目を感じざるをえない態度でしかありませんけれども。

ネモはゆりちゃんと仲良くなりたい意思はあるでしょうし、自身が理由もなく他人に嫌われることは(流石に)なかろうと認識して生きているのでしょう。そしてまた、ネモは普通の女の子のグループは、多少の祖語は合れども各々は空気を読んでみんなに合わせるものだと理解しています。さしものネモも、ゆりちゃんは読めません。


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耳を装着してスペースマウンテンに移動する一行。ゆりちゃんは真子さんと先頭で、もこっちはうっちーと、ネモは吉田さんとしんがりペアをつとめます。

ゆりちゃんはジェットコースターが苦手なようで真子さんに心配されています。一年生のときに何かあったようです。みんなで遊園地に遊びに行ったときに乗ったジェットコースターにまつわる過去があるようです。でも、4人(6人)いるから、時間と体験を同じにしたいから乗るんですね。もこっちが「コースター系に乗りたいかも」と言ってたのも、あるでしょう(喪125)。


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……結構、憔悴しています。危険です。そこにうっちーの強引な我儘が発動し「もう一回乗る‼」とゆりちゃんに無慈悲な追撃。ゆりは休んでたら?とドクターストップをかけようとする保母さんよろしく真子さん。ゆりちゃん以外は「まあ、もう一回乗ってもいいか……」とまんざらでもない態度。辛いけれど、まさか乗らないわけにはいきません。「平気……」と乗る意思を固めます。次はもこっちや吉田さんが隣であれば役得でもありましょう。


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現実は非情である。くじ運がないあたりが実にゆりちゃん。目の前にはもこっちと吉田さんがいるというのに、なぜ隣がうっちーなのか。

乗り終えて悪心で顔面蒼白になっているゆりちゃんと心配する真子さんの図。そこにうっちーの「つまんなかったー…(ボソ)」とまたも無慈悲な追撃。ゆり選手散々です。ゆりちゃんの血管をこうも怒張させる逸材はうっちーぐらいのものです。あまつさえ、うっちーはゆりちゃんを内心では「こいつ」呼ばわりですから、もしその声が口から出たらメッタメタのギッタギタにされても文句はいえません。

ゆりちゃんからすればネモもうっちーもパーティへの乱入者でしかありませんし、恣意的な理由で振り回されている立場ですしね。かといってゆりちゃんが断ったり拒絶の意思をだせるかといえば、できないでしょう。そしてまた、自分のわがままを毅然と押し通せるほど強くもありません。


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スプラッシュマウンテンではまたしてもうっちーとペア。これは、ネモの計らいによるイカサマがあってのことで、ネモはもこっちとペアになっています。またしてもうっちーとペアになっちゃうゆりちゃんのくじ運の無さ。もし今のゆりちゃんが事の真相を知ったら「謀ったのね!」と血を見る展開になりかねませんが、そんな粗相をしでかすネモではありません。

ネモは、たとえ自分勝手な振る舞いをしてでも、もこっちとペアになりたかったのです。素のもこっちを引き出すために、素のもこっちと一緒になりたいために。「黒木さん」がどんな人物かわかっていて、そこに魅力を感じているのはゆりちゃんだけではない事実が、わずかに席を隔てる板一枚先に濃厚に展開されます。


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ネモに振り回されてクールダウンしたいもこっちと、手洗いを口実に一人になろうとするゆりちゃん。

「…ねぇ ねぇ?」ともこっちは幼児みたいにゆりちゃんに甘えます。ネモに振り回されて心理的に疲労感があるようです。ここのところずっと時間を共にするメンバーの一人であるゆりちゃんと接触することで日常性のリバランスを計ろうとしているかのようです。

しかしゆりちゃんは「……ねぇ? 私の名前『ねぇ』じゃないけど?」と返す刀。不穏な黒ゆりになったところで次回に続きます。もこっちは「またキレてる顔!?」と怖がっていますが、ゆりちゃんはキレてはいません。もこっちは直前のネモの影響もあって誤解してしまっているだけで、ゆりちゃんは半分泣いてるのです。どうして黒木さんは、いつまでたっても私を名前で呼んでくれないの?ねぇなんてあだ名じゃないよ?と胸が張り裂けそうなほどの悲しみと孤独感で一杯になって曇っているのです。このコマのゆりちゃんの表情をみると目頭が熱くなって堪りません。

このゆりちゃんを救えるのはもこっちしかいないわけですが、(話の都合上、仕方のないこととはいえ)ハーレム系主人公のような鈍感さが加速しているので気づいてもらえなさそうなのが辛いです。ネモと同じでゆりちゃんの心理が理解できていないあたり、もこっちに気づいてもらっての自然解決は期待できそうにありません。

理不尽に見舞われ、嫉みに翻弄されるゆりちゃんは、ゆりちゃん自身の手で現状を打破しなくてはならない局面に立たされています。黙っていても相手が自分を慮って理解に努めてくれるわけがありません。真子さんのような甲斐甲斐しい庇護は例外なのです。ネモがやったように、もこっちに正対して(ゆりちゃんなりの)意思表示をしなくてはなりません。そのために言葉があり、対話があるのです。それをして、もこっちとゆりちゃんの友情は完成することになります。ゆりちゃんの最高の笑顔はすぐそこにあります。ゆりちゃん萌え〜

ゆりちゃんはやっぱ、いいなあ…




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虚々実々
3年生編がスタートして以来、ネモがもこっちに対して示していた挑発的な態度は、素のもこっちを引き出すためだったことがハッキリしました。

芸人気質のもこっちは煽られるとサービス精神混じりに地が発奮されることにネモは勘付いているからです。ネモは素のもこっちに憧憬の念を抱いているところがあるでしょうし、同族意識にけしかけられて親交を深めたい気持ちが強いわけです。

ぼっちの黒木さんは黒木さんにあらず。素の黒木さんこそネモの求める黒木さん。というわけで、ネモはグイグイともこっちを攻めます。うっちーも負けてません。ゆりちゃんだけが遅れをとってしまっているわけです。


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ちょっと気になる吉田さんのドストレート発言。

含みのある「ふーーーん」が暗示するように、このシンプル極まりない問いかけには、「岡田たちと回るハズじゃないの?」という意味があり、ネモに「まぁ 色々あって…」に対する「その辺の事情、私は知ってるよ」というニュアンスを含むものです。吉田さんは保母さん的な真子さんと違ってアニキ的なので、実にらしいやりとりになってます。

さしものネモも吉田さんは緊張する様子。意外にもネズミー好きでピュアとはいえ番長を横にして並んでいるようなものですし、そりゃ言葉も濁します。
そんな吉田さんを手なずけられるのは彼女であるゆりちゃんだけです。


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やたらと自分に接触してくるネモに気圧されるがごとく、もこっちはネモとの関係を意識の俎上に載せざるを得なくなってきます。

地味になにを話していいかわからない相手と会話せざるを得ない状況ほど気まずいものはありません。唖のように黙って時間が過ぎ去るのを待つか、社交辞令的な話題からもう少し突っ込んだ、相手が食いついてきそうな話題の無難なところから小出しにして会話の糸口をつかんでいく攻めの姿勢に転じるかです。普通は、後者を選択することになります。

いずれにせよ、緊張の走る仮面を被った会話になるものです。もこっちの顔に汗が見られますから、心理的な焦りが伺えます。焦りは普段通りの仕事を約束してくれないものです。うっかり「ネモは… あっ!?」と口を滑らせてしまいます。


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ほれみろ!化け物をいたずらに生み出してしまった!

会話の話題もなにもガッツリ喰いついてきました。もう逃げられませんね。ゲームオーバー

スプラッシュマウンテンの慈愛とファンタジーが物語とともに流れる悠久の川はもこっちにいくばくかの冷静さを与えました。そうだ、もういいのだ。ネモの本性はわかっているのだ。気を遣う必要はもはやあるまい。

でもやっぱり改めて「ネモ」と口にしようも緊張しちゃうところがもこっちの愛おしさ。

…ね ネモ…
なあに?クロ

その上をいくネモの愛らしさ。

「クロ?」
「根元だからネモでしょ 黒木だからクロ」
「まあ黒木さんのあだ名にしてはかわいすぎだけど」
「……うるせえよ」
「!」
「やっぱりそっちが本物?素のクロ?」
「いや別にいつものも素だけど……」
「ようやく会えたって感じかな?」
「あ?」

ここが今回のハイライト・シーンだと思います。
胸の内から湧き出てくる不可思議な感情を押しとどめておくことができません。


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一方その後ろでは

ゆりちゃんは逆襲のクロー(claw)
なにがクロだよ黒木さんだろオラァァァ

ゆうちゃんの次はネモですか…



遠足会は在りし日の「修学旅行編」と同様、まだ続くと予想されます。
次回は更に別のベクトルで話が進行し、ゆりちゃんは曇り続けるままかもしれません。

ゆりちゃんの道は長い…… 
 

ラベル:わたモテ
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2017年11月24日

わたモテ感想[喪125]モテないし遠足がはじまる


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おそるべき事態になりました。まさかの遠足編に突入です。前回の話から遠足編までもう少し日常会が続くと持っていただけに意外でした。メインイベントの大皿にサブイベントを盛り込んでのド直球仕様で進むと思われます。戦力の逐次投入は愚策なのであります。

今回は遠足編の導入にあたる話ですが、色々と不穏な陰が見え隠れし始めていて、ヒシヒシとした緊張感が走っています。トンデモナイ事態です。

相変わらず情報量が多くて、全てを拾い上げようとしていくと頭がパンクしそうになりますので、ゆりちゃんを中心に据えた感想にしようと思います。


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いまや待ち合わせ場所に迷う事なくたどり着けるもこっちを待っていたのはLINE相手のゆりちゃんです。このLINEは真子さんを含めた3人グループと思われるので、「改札出てすぐの所にいる」と無味乾燥な文面は実にゆりちゃん。ゆりちゃんは真子さんと一緒に駅に来ていて、そこでもこっちと合流したようです。ゆりスマイルしているので、今日の遠足が嬉しいのでしょうね。あとは吉田さんが加わるだけです。

しかし吉田さんからは「悪いな 今回は他の奴らと回る」との返答。一緒に回る約束を予め確約していなかったあたりがゆりちゃんですが、吉田さんが「悪いな」と言っている以上、引き止めることはできません。思いもがけぬ吉田さんからの痛棒に「そう…(テンション↓)」と返すのみ。

もこっちはそんな2人のやり取りに気づいていないのか絡んできません。どうやらリア充グループにいるネモを見ているようです。


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ゆりちゃんの腰の後ろに回してる真子さんの手はなんですかね……

「吉田さん別の人と回るんだ じゃあ3人だね」「うん…(テンション↓)」と会話をしているゆりちゃんと真子さん+もこっち。ゆりちゃんは4人で回れないことをとても残念がっています。「4人」はゆりちゃんにとってあまりにも特別だからです。

さてそんな3人に、もこっちの視線に気づいてグループ離脱してきたネモが近づいてきます。

「最後の遠足だし いつもの人じゃなく3人と遊びたいと思ったんだけど ダメかな?」
吉田さんが欠けているとはいえ、ネモからの突然のパーティ加入をどうするか?描写はありませんがもこっちとゆりちゃんに緊張が走ったはずです。

とはいえ断るに足る理由もまた存在しません。真子さんが「私達も3人より4人の方が(乗り物とかの都合もあって)よかったよ」と気を利かせた返答をします。ネモが真子さんとどれほどの交友関係にあったものか、ちょっと記憶にありませんが、まあ仲が悪いわけがないのです。なので「ありがとうー真子ちゃん」とすぐに打ち解けられる。間髪入れずパーティメンバーであるゆりちゃんともこっちに挨拶できるあたりも流石です。話したことのないカースト上位から話しかけられると「あっ」とまず言っちゃうあたりがゆりちゃん。「うん…」でテンション下がってるのがわかってしまいます。三回目です。

「黒木さんはもちろんOKだから聞かなくていいよね?」ハハハ
ネモのこの発言の根拠を明確に説明することができそうもありません。
「ここで断られたら私の行き場所ないんだけど」という圧力と、曖昧な「黒木さんと私は友達だものね」な開き直りのように思えます。もこっちとネモの関係はなかなかに複雑なところがあるので、うまく読み取ることができません。嫌いではないし甘えることもできる程度に親しくはできるけれども肝心の距離感がつかめていない感じでしょうか。


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ゆりちゃんは一見して真顔ですが、これは激情が渦巻いているときの表情です。「黒木さん、こんなに怖がって…」「ネズミーのベテランで先輩風ふかしてる?」もしくは、テキストに起こすことがちょっと憚られるようなことを考えているのでは。一方、真子さんはそれを見て微笑むの図。カオス


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みんなで耳をつけよう!⇨ 私いい
これがゆりちゃん。戻ってくるかもしれない吉田さんのために、3人で回りたかったに違いないのです。

もこっちはゆりちゃんに無言のツッコミを入れる程度に平常運転してます。楽しくはないがつまらなくもないので、現状に任せている感じでしょうか。RPGで展開にツッコミをいれずストーリーを黙々と追う感。

さて着々とゆり爆弾が育っているところにミサワしているうっちーが登場してきます。


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どこかをボーッと見ているもこっちの側を離れず(ネモをみている?)、うっちー処理を真子さんに任せているゆりちゃん。善意で肩を貸したけれど舌打ちされた事件を思い出しているのでしょうか。動かないふたり。率先垂範に事態に対処するのは「ふたりの窓口」真子さんであります。


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方向を指で示すアクションを利用して、もこっちの横ポジション獲りにでるうっちー。強引さのなかに技巧が光ります。とりわけ親しいわけでもない人間が割って入ってくる。その「理由」を知らない2人にとっては「なんだこいついきなり……」以外のなにものでもありません。とはいえ、うっちーは、修学旅行時の正規の班員だったわけですから最低限のところで関わりないわけではない。

こうしてリードされるがまま断るタイミングを逸し、一緒に行動することが既成事実化されるわけです。なりふり構わない強引なところがあれど、うっちーのこの行動力は見習うべきものです。たいてい、実を結ぶ結果が得られるからです。



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しばらく歩いていると、そこには吉田さんの後ろ姿が。エントランスで別れたときの姿と変わってファンシーヤンキーに変貌していますが、ゆりちゃんは真っ先に吉田さんだと気づきます。そして、顔に小さな腫れがあることにも。

ゆりちゃんはテンションアップです。ネモとうっちーが加わり居心地の悪さを感じていたであろうゆりちゃんの元に颯爽と現れるナイトのようなものだからです。すぐさま傍に寄って「顔はれてない?」と訊くゆりちゃんの愛おしさ。ゆりちゃんは吉田さんに対しては、普段の真子さんのような保護者力が恒常的に発揮されるのですね。


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さしものネモも、吉田さんには心理的な壁があるのか距離を保っています。もこっちは案の定な意見を持ちますが、口に出さないあたり空気は読めてます。うっちーは重症です。


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別のやつと回ると言っていたのに、吉田さんまでもパーティ加入の運びになりました。魔王討伐にでも行くんでしょうか。ゆりちゃんは真顔ですが、内心、嬉しさが沸々としていることは間違いありません。久しぶりに「4人」ですものね。もこっちの両サイド2人をオプション扱いなあたりも実にゆりちゃん。そんなゆりちゃんを横目でチラッとみる真子さんは「ゆり楽しそう」と安堵の表情。

これでようやく楽しい遠足の始まりです。この遠足で、もこっちとゆりちゃんがお互いを名前で呼ぶことへの決着がつくのだろうと予想します。それこそが、ゆりちゃんの最高の笑顔がみられるイベントになるでしょう。ゆりちゃん萌え〜
ゆりちゃんは、やっぱいいなあ…




その他の情報
・ネモと岡田さんの仲違いの深刻さが重症
・よっちゃん(清田くん)の胃が痛い
・南さん(キバ子)のぼっち化待った無しっぽい不穏な未来
・ネモはネズミー好きで去年も来ている。鞄にネズミーアイテム有。吉田さんと仲良くなれるフラグ
・うっちーの友達に宮崎さん
・吉田さん左頬の腫れと突然の合流宣言の謎

ハイライトは「ネモと岡田さん」にあると思いますが、合流を果たした吉田さんを中心に色々と妄想をしてみましょう。



なぜ吉田さんは1人で、左頬に腫れがあり、合流すると発言したのか?
まず服装がすでに変わっています。ネズミーで売っている「耳」とスカジャンとリュックを装備しています。制服や鞄はロッカーに入れて、自由行動開始と同時にお土産屋に走ったに違いありません。お土産屋コーナーは開園直後は空いているからです。吉田さんは計画的なのです。

左頬の腫れの原因は、いくつか予想されます。

1.はしゃぎ過ぎてぶつけた or 転倒して打った
2.カツアゲしている他校の生徒を締め上げ、一悶着があった
3.一緒に回る友達(ヤンキー仲間)にファンシー趣味をからかわれて、一悶着があった
4.お土産屋コーナーで鉢合わせた岡田さんとネモ絡みで一悶着があった

吉田さんは運動神経抜群ですから、いくら浮かれていれど転んだりぶつけたりはしそうにないイメージです。お土産屋コーナーが混んでて人とぶつかるとかはあるでしょうか、混雑を避けるために開園早々に足を向けたはずですから混雑は考えにくい。

夢の国にきてカツアゲなど行う不逞の輩を締め上げる吉田さんは想像しやすいので、1.よりは現実性があります。ネズミーで問題を起こすのは北関東の連中なのです。

吉田さんが言っていた「他の奴ら」とは、もこっちとゆりちゃんも知らない他のクラスのヤンキー2人(タレ目さんと目隠れさん)に他なりません。行動開始とともにお土産屋コーナーに特攻して買い物っぷりをみたら揶揄われてもおかしくありませんが、この2人は吉田さんがピュアであることは周知のはずですし、精神的に大人びた絆を感じさせる、完成された友好関係(喪122)にあると思っているので、吉田さんが激昂するほどの攻撃的な嘲笑は想像がつきません。本遠足は「現地集合現地解散 点呼取ったら自由」なので、「ワリーな茉咲、先、フケっからよ」と早々に離脱していてもおかしくありません。

岡田さんや加藤さん+南さんはショッピングが好きそうなので、お土産コーナーで鉢合わせてもおかしくありません。吉田さんと岡田さんは話をする程度の仲ではありますから、言葉を交わすうちにネモとの話題になっても不自然ではありません。吉田さんは和解するよう促すでしょうが、機嫌が悪い岡田さんから拒絶の意思を、手を払いのけるような形なりで左頬に受けたのかもしれません。吉田さんは突っ張ってはいてもピュアヤンですから、突然のことにショックを受けて1人そぞろ歩きしていたのかも。

どれも決め手に欠ける推測でしかありません。実際はもっと複合的な理由があるものと思います。


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やはり気にかかるのが、吉田さんの一瞥と無言。ネモに緊張走る。

吉田さんはもこっちとネモを見ているようです。含みのある「………」です。自分の格好をからかってこないことを確認し、ネモがいることで何か考えついたかのようです。ネモに自分と同じネズミー好きを感じ取ったのかもしれませんし、岡田さんのことが脳裏を掠めたのかもしれません。『わたモテ』は読み手にアレコレ想像される描写が上手ですね。

勝手な想像をまとめると、まず吉田さんはヤン友2人と合流してお土産屋に行って買い物を楽しんだ。そこに不機嫌そうな岡田さんの姿をチラッと確認した。ヤン友2人はネズミー興味がなく、「耳」もつけず離脱してしまった。北関東の連中に「ぼっちのピュアなヤンキー」と絡まれ制圧するも一発もらってしまった。憧れのネズミーにきてなんだこれは…と落ち込んでいるところにゆりちゃんに声をかけられた。自分のことを知ってる奴らに、ネモもまじっている。

こんな感じでしょうか。予想しても的中せず上を行かれてアヘ顔にさせられるのが『わたモテ』なので妄想に等しいのですが。ただ、吉田さんがネモと岡田さんの仲直りの架け橋となる展開は手堅いと思います。

うっちーは「はぐれてきた」宮崎さん一行と出会い、戻らざるを得なくなるのですが、勇を鼓してもこっちとLINEで繋がる仲には昇格するのでは。そして、ネモは岡田さんと仲直りを果たすのでしょう。そして加藤さんの計らいもあって男子グループと合流していきそうな気がします。残されるは「4人」。


……南さんは分かりません。不幸な未来しかなさそう。
ゆりちゃんは絶許でしょうし、もこっちも真子さんも吉田さんも絡めっこないからです。哀れキョロ充の代表になってしまう未来しか見えません。ベンチで項垂れているところを横から現れたドナルドに慰められて泣くシーンとかあるかも。

ラベル:わたモテ
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2017年11月20日

わたモテ予想「ゆりちゃんともこっちはどう呼び合うようになるのか」

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更新が気になって上の空のファンも多いはず


暇じゃなくても頭の片隅にいつもあるのが「わたモテの最新話」であります。かつてここまで作品に夢中になり、続きを渇望する漫画は少なかった。ここ最近でいえば「藤代さん系。」と「青山月子です!」ぐらいです。高校生の女の子の心理や友情を扱う作品が好物なのだとバレます。


現時点の最新話である「124:モテないし友達の関係」ではゆりちゃんがハイライトでした。元々ゆりちゃんは修学旅行で一緒になったサブキャラ出身。ここまで人気キャラに育つとは、読者も作者も思予想しなかったに違いありません。だからこそ打算抜きの荒々しい魅力があるわけです。


私がゆりちゃんスキーになったのは登場してまもない初期の頃です。

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吉田さんともこっちの「馬鹿な」やり取りを汗をかいてみている姿をみて惚れました。ここのシーンはいつ見てもジワジワくるお気に入りの場面。わたモテはシュールギャグ漫画なのです。ネズミーランド遠足イベントでも同じような場面があるとワタシ歓喜。



次回の[喪125]がどうなるか予想がつきませんが、暇に任せた妄想混じりの考察程度ならできましょう。

いきなりネズミーランド遠足には飛ばないでしょうから、ネモと岡田さんの確執イベントと絡めて、もこっちがゆりちゃんをなんらかの名前で呼ぶようになる消化的流れが自然かなと思います。

どことなくよそよそしい感じのもこっちとゆりちゃんの姿をみてネモが「喧嘩でもしたの?」と訊き、いやそんなと否定するもこっち。その2人を見つめる南さんに不穏な笑み。そんな南さんを見つめる岡田さんが腰を上げてネモに接触、。やり取りはあまり想像がつきませんが、お互いの真意を知って仲直り(この2人は親友なので、確執を乗り越えられる)することに。加藤さんか吉田さんが絡みそうな気がします。

もっとも、読者の期待や予想をいい意味で裏切ってくる作者のことですから、こんなのチンケな妄想にすぎません。果たして更新日、どうなってしまうものか楽しみで仕方がありません。



ゆりちゃんともこっちはお互いをどう呼びあうか?
名前があることで人は自分を認識できるものです。
虜囚や囚人が看守に番号で呼ばれるのは理由があるのです。名前を否定されるのは辛いことなのです。番号呼びされて喜ぶのは厨二病患者かMタイプな人ぐらいでしょう。

ゆりちゃんは「もこっち」呼びをしないと思います。「ゆうちゃん」由来の専用の呼び名であることを知っていますし、そのこと自体を尊重するだろうからです。意図的な親しみを残すように「黒木さん」呼びのままで行くか、せいぜい「とも」呼びでしょう。ゆりちゃんが切望していることは、もこっちに名前で呼ばれることだからです。

もこっちは「なんか百合っぽいから『ゆり』のままでいいか…『百合ちゃん』にしよ」と浅薄淡白な考え。ゆりちゃんは「それでいいよ」と真顔(でも内心では喜んでいるのが分かる表情)で対応しそうです。もこっちにちゃん付けで呼ばれることは、もこっちの親友ポジションである「ゆうちゃん」と同格であり、それをして自分自身も親友ポジションに収まったと考えられなくもないからです。そういうことで喜ぶのがゆりちゃんだからです。めんどくs

ゆりちゃんは、やっぱいいなあ…
 
ラベル:わたモテ
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2017年11月03日

わたモテ感想[喪124]モテないし友達の関係


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ゆりちゃんの本心が吐露されていた回だと思います。破壊力の高い回です。

わたモテの特色である、「情報量の多さ」は今回も健在ですが、それらを拾っていくと確証のない予想や考察が雑多に入り混じるため、ゆりちゃんを中心としたコメントに徹したいと思います。

読後、アンケートを送信した私は『ツァラツストラはこう言った』の「硬くなれ、苛酷になれ!」の頁を思い出しました。
「どうしてそう硬いのだ!」──あるときダイヤモンドにむかって木炭が言った。「われわれは親しい同族ではないのか?」──

どうしてそう軟らかいのだ?おお、わが兄弟よ、この"わたし"はそうたずねる。あなたがたは──わたしの兄弟ではないのか?

ツァラトゥストラはこう言った(下)第三部 古い石の板と新しい石の板 [29] ニーチェ(著)/氷上英廣(訳)岩波文庫



今回の話のまとめ
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ゆりちゃんのもこっち好きすぎ問題が顕在化(画像はイメージ)


思えばゆりちゃんはもこっちのことを黒木さん名前を呼んで話しかけているのに、もこっちは一度もゆりちゃんの名前を口にしていないんですね。自分から話しかけたりも、きっとあまりないのでしょう。それでもゆりちゃんは「黒木さんも自分と同じ、人付き合いが苦手な人」であることを確信しており、そのことが仲間意識を生んでいたはずです。クラスメイトであれども親しくなろうと考えたこともなかった人と、修学旅行で同じ班になったことがきっかけで学校生活でつむるようになった。これは間違いなく縁があったわけですし、ゆりちゃんの中でもこっちの存在感はどんどんと増していきました。元来、ゆりちゃんは積極的に他人と関わろうとしない内向的な性格ですが、真子さんの存在もあってもこっちと親交を深めていきます。3年生でも同じクラスになる夢も叶いました。ゆりちゃんの学校生活はこれで順風満帆!とおもいきや…


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いつものように一緒に帰ろうともこっちに声をかけたところ、「今日は用事があるから」と断られます。クラスメイト小宮山さんと、知らない人と会う約束があるようです。真子さんと2人で帰ることになったゆりちゃん。それはいままでの放課後のパターンだったのですが、今はもう違うのですね。
寄り道すがら、どことなく上の空でそぞろ歩き。もこっちのことを考えているに違いありません。恋する乙女です。この場面のゆりちゃんはどのようなことを考えているのでしょうか(設問)。

と、喫茶店にもこっちを含む3人の集団を発見し「黒木さん!」と声を出します。そこにいますは小宮山さんと1人の見目麗しい女の子(ゆうちゃん)。
黒木さんはあの可愛い人に会いにいっていたのかな?と真子さんは実質的な爆弾発言を口にします。店内の3人に声をかける真子。もこっちの友人であることに気づいたゆうちゃんは2人に同席を促しますが、社交辞令であることは明らかでありますから、真子さんは丁重にお断りをいれるわけです。ところが「あっちの席なら5人座れるけど…」とゆりちゃんが乱入コンビ発言。真子さんと読者に驚きが走る瞬間であります。


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激情が渦巻いているときのゆりちゃん特有の表情。ゆうちゃんとの「間接キス」がスイッチに…


席につき、初対面のゆうちゃんと挨拶を自己紹介を始める真子さん。この席に加わろうとしたのはゆりちゃんなのに、両手を脚に挟みながら会話に耳を傾けるのみ。黒木さんにはもこっちというあだ名があること、もこっちと呼ぶ成瀬優さんをゆうちゃんと呼んでいることを知ります。私のことを名前で呼んでもくれない黒木さんにこんな可愛くて優しくて気配りのできる友達がいた事実を突きつけられることになります。


これはゆりちゃん拗ねますわ……。


もこっちはいまや「自分は他人から好かれるわけない。いわんや、異性をや(モテない)」と、達観の境地に達しているようです。ゆりちゃんが自分のことを好いていることに気づかない鈍感さに繋がっていますし、そもそも友達=親友と極端な思考をしているようにも思えます。もこっちにとって友人は親友であるゆうちゃんだけであって、その他は、その実態は友人関係であるにも関わらず、知人か気になる存在として記号的な認識をしているのではないかと。実はこれ、「狭く深く」のゆりちゃんも同様な心理にあることが分かるわけで、要するにこの2人は同族なのです。

ゆりちゃんが修学旅行中のもこっちの失敗談の一部をまくしたてるシークエンスが始まります。このとき、ゆりちゃんは説明のつかない焦燥に駆られていたはず。黒木さんは私と同じはずなのに、学校外であだ名で呼びあう親友がいたんだ。そのことへの妬み嫉みを押し留めることができません。その矛先は、もこっちであり、ゆうちゃんであります。私は、あなたが知らない黒木さんを知っている。私だって黒木さんの大切な友達のはずなのに。

このシーンのゆりちゃんはとても痛々しくて胸が苦しくなります。
いたたまれないのは真子さんで、ゆりちゃんを化粧室にログアウトさせます。

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ゆりちゃんのパワー・ワード「え?なんで?」


興奮状態にある暴徒を制圧する際に拳銃に求められる性能は、なによりもストッピングパワーであります。真子さんは暴走状態にあるゆりちゃんを鎮めるために2人きりの場を設けました。目を覚ましてもらうために、なんと伝えればよいのか?軽く懊悩したことと思いますが、一言、「なんか…南さんみたいだったよ」と伝えます。現状を客観的に捉えてもらうことで冷静になってもらうために選び抜いた言葉だと思います(顔に汗かいてますし)。しかしゆりちゃんから脊髄反射拳を腕にもらってしまいます。「あいつ(南さん)と一緒にしないで!」という、純粋な怒りの感情が暴力の形で発露した瞬間です。

尤も、ゆりちゃんも馬鹿ではありませんから、客観的に自分の振る舞いが誤りであったことを悟ります。「……私 帰る」は心の中が自己嫌悪の気持ちでいっぱいになってしまったからでしょう。表情はわかりませんが、脚が力なく曲がっているようなところから推察するに半泣きに近い虚脱した表情だと思われます。もう心の中が嫌悪感でいっぱいで余裕がないので、この場から立ち去りたい気持ちに支配されていることが「バッグ後で持ってきて……」と「あの人に謝っといて…」のセリフに掛かります。

真子さんが偉いのは、ゆりちゃんが逃げることを許さないところです。ゆりちゃんが甘えの気持ちを自分に掛けてくることを理解していますが、それを拒絶して正す意思を曲げない。いかなる衝突が生じようと関係に亀裂が入れども、この2人の友情は脆くないからこそできるのです。作中で明かされてはいませんが幼馴染なんじゃないでしょうか。親しき仲にも礼儀ありといえど、幼少時からの長い付き合いは、いかなる衝突をも納得の上で呑み込み受容し受け流せる理屈抜きの関係に育つからです。そしてまた、ゆりちゃんは幼い頃はスクールカーストの頂点にいたのではないかとも、私は思うわけです

ゆりちゃんはゆうちゃんとLINE登録する際に自分の非礼を謝罪します。ゆうちゃんの目をみつめての真剣な謝罪でないところがゆりちゃんですが、それでも謝罪できるのは、現実から逃げず踏みとどまり状況を受け入れたわけですから大きな意味があります。ゆうちゃんは、ゆりちゃんを気持ちが分かっていたのですね。だからこそ、「あとでまた(LINEで高校でのもこっちの話を)聞かせてね。私は中学のもこっちのこと話してあげるから」という言葉がけができたのです。これでおあいこ!の意味も含まれているでしょう。なんとスマートで温かな対応でしょうか。ゆり選手完敗です

真子「いい人でよかったね」
ゆり「そうだね 黒木さんと違って」
真子「そういうこと言う」

ゆりちゃんはもこっちを自分と同じ人種(人付き合いが苦手・悪い人でははないがいい人でもない)であることを確信しています。だからこそ友人でありたいし、その確証を得たい気持ちに飢えているのです。加えて、真子さんもゆうちゃんも、私には眩しすぎるというコンプレックスを感じさせる発言でもあります。真子さんは瞬間的にその意味を悟ったに違いありません。そして、強く否定したい気持ちがあるはずです。



結局のところ
もこっちがゆりちゃんを名前(できればあだ名で)で呼べば事態は収束に向かいます。

救いがあるのは、もこっちが「あっちは黒木さん呼びだが、いまさら田村さんって呼ぶのもな」と考えているところ。2人の関係は既に特別枠だと認識しているからです。あだ名があればいいけど、あいつ友達いないからな…ってのは話のオチ用のギャグであり、もこっちがゆりちゃんを下に見ているわけではないでしょう。

もこっちとゆりちゃんがどう呼び合っていくことになるかは、今後のお楽しみですね。
「田村さん」と「ゆりさん」はNG扱いされて「ゆり」か「ゆりちゃん」を強制される一方で「黒木さん」呼びのままだったりして。

そんなゆりちゃんの精神性は、相当に幼いことは間違いありません。
そかし、成長する余地があるわけですから、無欠のクール&ビューティゆりちゃんに仕上がる未来が考えられます。ゆりちゃん萌え〜 

ゆりちゃんは、やっぱ、いいなあ……



そのほかの情報
・ネズミーランドへの遠足は来週
・放課後のもこっちはゆりちゃんから誘われ、真子さん、吉田さんの4人で帰宅することが多い様子
・ゆりちゃん=2つ結びのメス豚(こみさん視点)
・こみさん=ヨゴレ芸人
・ネモと岡田さんが冷戦中
・飲み物を口にした後に口元を手の甲で拭う女子はもこっちぐらいのもの(おっさんすぎる)
・修学旅行3日目、4人で行動時にもこっちが調べてあった食事処も2日目同様、味がイマイチだった
・修学旅行の帰路の新幹線では4人一緒だった。寝ぼけたもこっちが寝ていた吉田さんの胸を触った



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高校三年生にしてはゆりちゃんの精神性は幼くアンバランスなところがあります。一人っ子でしょうし、家庭環境になんらかの問題があるかもしれません。高校生の昼食にミスドはちょっとどうかと…朝、誰もいない食卓の上に500円玉が置かれている家庭を想像してしまいます。
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 22:46| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月21日

わたモテ感想 [喪123]モテないし弟が3-5にくる


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今回はもこっちが最後に二コマしか登場しない箸休め会です。
主たる登場人物は智貴くんとゆりちゃんとこみさんであり、MVPは伊藤さんです

主人公がいなくても面白く話ができるというのは素晴らしいことであります。これもまた、今までの話の地道な積み重ねがあったからこそで、ファンは感慨深いことでしょう。6ページと短いのですが、密度はなかなかのものです。

今後の伏線になってきそうな直接的な情報は、

1.遠足の行き先がネズミーランド
2.ダンボーさんはやっぱ強キャラ感がハンパねえ

のふたつでしょうか。
しかし、間接的な情報は多い。それこそが『わたモテ』の骨頂、豊富に散りばめられています。


今回の話のメインパーソンは智貴くんで、もこっちに呼ばれてお弁当を受け取りに来たところからスタートです。呼び出しておきながらもこっちはトイレで不在だったので教室前、窓際に背をして待つことに。上級生のクラスに入ることは心理的抵抗が大きいしタブーだからです。そこにいますは上機嫌の吉田さんで智貴くんを笑顔でコゾー呼ばわり。卒業式の日に「お前なにメンチ切っとるねん!」と絡んで来た姿とは違ってなんと見目麗しいことでしょう。可愛いの一言に他なりませんが、智貴くんは喜怒哀楽が激しいとかマジヤンキーだなとバッサリ。あまつさえスマホに映るネズミーランドをみて「そういえば遠足でネズミーランドに行くと言っていたな…ネズミーで浮かれるとかどこまでもヤンキーじゃねーか」と姉に負けず劣らずナチュラルにヤンキー罵倒。黒木家がヤンキーをディスる子育てをしたとは思えないので、これは姉譲りと考えて良さそうです。それはさておき、智貴くんが三年生の遠足のいきさきが行き先がネズミーランドであることをしっているのは、家庭でもこっちが学校行事について発言していることを示唆しているわけです。いえ「3年にもなってネズミーに遠足って、ヤンキーぐらいしか喜ばねっつの」とか発言していたことも容易に想像できるのですが。

それはさておき、ヤンキー吉田さんの見たこともない上機嫌さに癒される…のは読者だけであって、智貴くんはちょい引いてます。「なにガン飛ばしてんだ」的邂逅があったこと(喪116「モテないし二年目の卒業式(裏側)」)と、機嫌がいいからとはいえコゾー呼ばわりはアレだからです。

ここの展開、一夜漬けの試験当日のテンションがおかしくなった体験を思い出しました。他人との心理的な距離感の取り方の調整が効かなくなっていて、試験を控えた緊張と相まって、不可思議な心理状態に陥り、普段はそれほど親しくもない相手なのにお互いに既に打ち解けあっているような錯覚を覚え、勢いがついた妙なコミュニケーションをとっちゃったあのテンション。ネズミーランドに行きたくてたまらなかった吉田さん(喪106「モテないし最後の冬」参照)も同じ状態に陥ったのではないかと私なんかは思ってしまったわけで、なんともムズムズします。しかし横にいる智貴くんにとては、ただ居心地が悪い。もこっちに連絡をつけます。混んでんだよ!ロッカーにあるからもってけ!といつもの逆ギレ的罵倒指示。散々です。


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失礼しますと足を踏み入れた上級生のクラスにはヨガマットの上で柔軟しているダンボーさん。休み時間にこんなことをしている女子高生はプロのアスリートを目指す選手でもなければ存在しそうもありません。実際にポテンシャルの高さから、超人系運動選手の可能性があります。とばいえフツーにみれば奇行に他なりません。クラスメイトが総スルーなのも見逃せないところです。我が道を行き過ぎ。

智貴くんは発見した姉のロッカーからお弁当を探します。イヤホンで音楽を聴いていたゆりちゃんがその存在に気づき「そこ…黒木さんのロッカーだけど…」と躊躇なく声かけ。ここはあっさりとした展開ですが、ゆりちゃんは他人に無関心な娘。こんな行動を取るなんて信じられません。「黒木さんのロッカー」だからこそ行動に出たことがわかります。それも自然に。

智貴くんがもこっちの弟だと知ったゆりちゃんは、「弟がくるんだ」と嬉しそうだったもこっちを思い出します。お弁当を持ってきたもこっちが、席の近いゆりちゃんに話したのではないでしょうか。ゆりちゃんの受けた印象に間違いがなければ、智貴くんを得意げに紹介する意思があったことが伺えます。

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「なんかイメージと違うけど」というのは、ゆりちゃんの中で「黒木さんの弟」は、お土産に刀のキーホルダーを貰って喜ぶような男の子の印象(喪75「モテないしおみやげを買う」)が少なからずあったことと、「あの黒木さんの弟(想像)」があったためでしょう。いずれにせよマイナスのイメージは持たれなかったようですから、とりあえず智貴くん有利です。もしこの場にもこっちがいたら「こいつが、刀のキーホルダーを喜んでた私の弟」なんぞと紹介して台無しにしていた可能性が否定できないからです。

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弁当を発見し目的を達成した智貴くんは帰ろうとしますが、ここでゆりちゃんが「あの……ちょっと待って」と袖を引っ張ります。上級生の美少女にこんなことされようものなら普通の男ならイチコロですが、智貴くんは動じません。あんな蠱惑的な姉がいるので、もこっち以外の異性への興味が憧憬の念が薄くなっているのかもしれません。そんな2人の姿を目にした小宮山さんの暴走っぷりが今回のハイライト。酷いものです。ゆりちゃんはメスブタにされてしまいましたし、伊藤さんをドン引きさせる辣腕ド変態っぷりを華麗に披露してくれます。

小宮山さん気づいた智貴くんは「この人も同じクラスか!?やべー奴この組に集めたのか!?」と狼狽した様子を見せます。姉のクラスに弁当を取りに行ったらモンスターハウスだったのですから当然です。「やべー奴」というのは、もこっちと小宮山さんと吉田さんが該当しそうです。ゆりちゃんと伊藤さんはひとまず常識人扱いで除外だと思われます。

もうひとつ意図が読めないのが、もこっちが智貴くんが教室に来ることをゆりちゃんに嬉しそうに語っていたことです。たまたま機嫌が良かったのか、もこっちが何かを企てていたのか?しかし、教室呼ぶことで小宮山さんと智貴くんと会わせたい意図だけは間違いなくないはず。リア充であろう弟の存在を周囲に紹介することで、自分の立ち位置をあげるつもりがあったのか?以前のもこっちならいざ知らず、最近のもこっちがそのような行為にでるとは思えません。ゆりちゃんに弟を紹介するつもりがあったのかもしれませんが、そういう仲だろうか?と考えると否定したくなる。教室から帰ってくる智貴くんと出会っても「あ!(弁当を)もう取ったか!」という至極フラットな反応があるだけです。謎といえば謎なので、今後の伏線かもしれません。



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今回のゆりちゃん
いつも通り「ゆりちゃん可愛い」で流せてしまうのですが、注目したいのは「黒木さんのために」行動をとっていることです。というか、そのことしか意識になさそうな感じです。ファンの一部が夢見る「ゆり×智」は、今回の話からはまだ成立しそうもない段階です。袖を引っ張ったのは、もこっちが戻ってくるまでの時間稼ぎの必要あっての咄嗟の行動にすぎません。

「黒木さんのために引き止めたいけど…年下の男子と話すことなんかない……」

ここは最萌ポイントで、多くのゆりちゃんファンを沈めたに違いないコマです。ゆりちゃんには弟がいないとか、男子慣れしていないとか、やっぱりコミュ障気質であることなどが伺えます。野辺に咲く花の美しさに気づいた旅人が、ふと足を止めてしまうような儚さのある時間ですが、小宮山さんにブチ壊されます。だからと言ってゆりちゃんが狼狽したり不満げに思うことなどはありません。立ち去る智貴くんをみながら「黒木さん戻って来なかった」と平常精神です。もこっち好きすぎです。

思うにゆりちゃんは、友人と気持ちを共感することを強く求める娘なのでしょう。もとより他人と適当につるむのが苦手でできない(疲れる)ので、一緒にいても平気な人以外とは距離を置くスタンス。交友関係は「狭く深く」のタイプであります。いまでは真子さんだけでなく、修学旅行を経て親しくなった吉田さんやもこっちを特別に大切な相手だと考えています(喪 120「モテないし打ち上げる」)。

智貴くんが来ることを嬉しそうにしていたもこっちのために、ゆりちゃんは智貴くんを引き止めました。それは、もこっちと智貴くんを会わせたいがため。もこっちがなぜ嬉しそうだったのか、その理由を知りたい気持ちがあったはずですし、起こるであろう「黒木さんらしい結末」を共有したい気持ちもあったはずです。その気持ちの先行をして、智貴くんの袖を引っ張っちゃったのでしょう。ゆりちゃん萌え〜。ゆりちゃんは、やっぱいいなあ…
 
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 18:22| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

(漫画紹介)「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」




いよいよ一層、面白くなって止まらない漫画が「わたモテ」である。

ここのところ、連載母体であるガンガンオンラインで最新話が更新されると数日にわたってファンが大騒ぎする祭りで盛り上がっている。連載初期の頃から固定ファンは付いていたが、最近は新規ファンともに作品の更新を祝い、アレコレ語り合う良い雰囲気が醸成されているところだ。作品についてアレコレと語れるのは、その世界に没頭できる魅力が詰まっているからであり、気軽に考察できる描写が散りばめられているからである。良質な文学作品は「行間を読む」ことを含め、読み手側に魅力的な世界を案内してくれるものであるが、最近の「わたモテ」は、従前の(アイデンティティである)痛々しさコメディを保持しながら主人公以外のキャラクターの群像劇へと移行しすることで、極めて魅力的な世界観が演出されるに至っている。

全然接点のないクラスメイト(当人にとってモブキャラ)であっても、ぶつかり、コミュニケーションをとり、人となりを知ることで、活き活きとした存在に変貌する。親しくなってみると、最初の印象と違って、随分と魅力的で個性的なルックスのヤツだったんだなと評価が覆ったりした経験は誰しもがあるはずだ。これは学校という小さいながらも社会の縮図である集団社会のなかでは極めて顕著である。

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うーん さすが慧眼の黒木さんです


コミックス8巻から始まる修学旅行編からこのあたりの種が蒔かれ始めていたが、上手に丁寧に育て上げられ、現在は11巻まで刊行されている。今冬発売予定の12巻は、現在の「お祭り」に直結してくる話(いわゆる「神回」)が多く収録されたトンデモナイ一冊になると予想されている。興味のある方は12巻だけでも購入してみるとよろしかろう。1-11巻を揃えたい衝動に駆られるだろう。そして、初期の頃の痛々しさ(必要な痛みなのだが)に戦慄することになるはずだ。それをして、改めて読み直すことになる12巻で言葉にできない静かな感動を覚えることになる。さあ、あなたも更新日に「祭り」に参加しよう!
 
ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 17:59| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする