2017年06月19日

(書評)投資バカ


三度の飯より投資が好き!な人のことを書いた本ではありません。
バカはバカでも、悪意と嘲笑込めたバカなのです。

本書は、投資が好きかどうかは別として、銀行や証券会社のいいカモになっている不勉強で人任せな人を「投資バカ」であるとし、そんな投資バカにならないために注意してほしいことや知ってほしいことが書かれた本です。なお、著者はセゾン投信株式会社の社長ですから、結局のところ本書は、自社の顧客獲得のためのPR本と捉えばくてはならないのが普通です。とはいえ、自社の製品についてあれこれとしたセールストークはありません。業界暴露をベースとして、日本人はもっと投資の勉強をして用心深くなって下さいというメッセージが感じられる内容です。投信というのは、経済学のお友達というか、おそらく正解がないものなので、著者の考えが全て正しいことはないでしょうし、全面同意する必要もありません。

本書を好意的に解釈すると、「あなた(読者)の大切なお金を、金融商品の名のついた手数料獲得のエサに提供するべきではないし、金融マンに好き勝手にさせるべきではない。そして、資産形成はギャンブルではないと考えてほしい」という著者の親切心が全面にあります。なかなかユニークで面白い社長さんであります。資産形成に興味のある人は一読すると良いでしょう。

なお、私はこの本を読む前から、わずかな余剰金を投信積立にまわしています。30年継続したところでたいした金額にはなり得ない少額です(投資は、やはり金額の大きさがモノをいいます)が、普通預金やMRFに入れておくよりはよかろうという、一種の貯金感覚です。海外株式のETFとかも良さげなのですが、そんな種銭はありません。

余剰金をわずかなリスクと引き換えに投信積立に回すだけでも十分な資産形成になります。

これに加えて私は、病院にかかる人生から距離をおくために健康に留意しています。病気と付き合う人生への切符が、糖尿病を代表とする生活習慣病で、定期通院と薬剤を服用し続けることにかかるコストの重積はとんでもないことになるからです。投資の本には、なぜか健康であることの金銭的メリットがあまり書かれていませんが、不思議なことです。
 
posted by ぎゅんた at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画以外の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック