2017年05月15日

望み薄だったナラガシワの芽生え


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ナラガシワが発芽するとこのような姿となる


秋→冬→芽生えの季節へ
 「どんぐりから、どんぐりの木を育てる」場合に、もっとも留意しておかねばならないことは、時間がかかることである。これは致し方ない。自然の時間の感覚と人間のそれは異なるのである。自然からみれば人間の1日など瞬きする程度の時間であろう。

 どんぐりは、乾燥を避けた状態で冬の寒さを経験して春にならないと芽生えてこない。根を張って、春を待っているの状態であり、地面から顔を出さないのである。埋めたことも忘れた頃に芽生えている感覚である。

 埋めてから発芽まで時間がかかるのが待ちきれない人は、どんぐりを乾燥しない状態で冷所保存するか、麻袋に詰めて土中保存しておき、春になったら播けばよい。が、この方法は面倒である。秋に採取したどんぐりを土に埋め、越冬させ、発芽を待つ方が実際の自然の営み通りであるし、実際のところやる方も楽なのである。動物に掘り起こされたりしない場所で、土が乾燥し切らないよう、管理することを怠ってはならないが、概ね放置で済む。


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 土に埋めておいたどんぐりが乾燥しすぎると、発根はするものの発芽しないで死んだような状態になる。この状態は一見して「枯れてしまった」ように見えるのだが、諦めずに水分を与えると発芽を開始することがある。どんぐり内部の豊かな栄養分がなす生命力であろう。ゆっくりであるが、発芽が進行していく様を観察できる。最後の最後まで諦めずに耐えていた健気さが胸をうつ。

 植物を観察しているのと楽しい。特に春が過ぎて葉が青々とした隆盛の時期であるからなおさらだ。盆栽が趣味である人の気持ちがちょっとわかる。


タブノキは「どんぐり」の木ではありませんが
 越冬だと?そんなに待ってられねえぜ俺はせっかちなんだ!という人には、タブノキがおすすめです。初夏に実がなり種子が得られるうえ、撒いて一週間もすれば発芽するからです。タブノキは寒さにちょっと弱いので、冬は0度以下にならないところで保護しましょう。


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ラベル:樹木
posted by ぎゅんた at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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