2017年12月12日

(書評)『緋色のメス』大鐘稔彦・著



医療モノ小説。

著者は医師であり小説家である大鐘稔彦氏。「孤高のメス」シリーズで有名である。また、漫画「メスよ輝け!」「青ひげは行く」「ザ・レジデント」の原作担当でもある。外科医を主人公に据えた医療現場で起こるドラマと閉鎖的な医者社会の姿をリアリティを交えて描写してくることで定評がある。

作風は、およそ信頼に足るプロの姿でない医師が多く登場し、医師という職業にしても、世間一般で考えられているような魅力的なものでは決してなく、心身ともに疲弊しきる一介の肉体労働者に過ぎない描写がなされる。そこには医師として生きてきた作者なりの心情が色強く反映されていることが窺いしれる。話の展開は断定的でワンパターンな傾向がみられるものの、「でもまあ、そうだよね」と憐憫と親しみを感じられる人間味ある物語が展開される。それが特徴であり、長所でもある。面白いのだ。

本作『緋色のメス』もまた、そのベクトルから漏れない。

しかし肝心の、面白いかどうかという、単純至極な結論を導き出すなら、面白くなかったと言わざるをえない。題名から『孤高のメス』の姉妹作品であると不要な勘違いをされないか心配になる。



[コピペでストーリーのあらすじ]
宮城県の公立病院に勤める看護婦・中条志津は、四十七歳の春、乳癌を宣告される。彼女が治療先に選んだのは、秋田の鄙びた炭鉱町が経営する小さな病院だった。執刀を依頼したのは、この病院に勤務する外科医・佐倉周平。かつて人妻の身ながら激しく愛した相手だった。二十年ぶりの再会を果たした二人は、運命の歯車が再び動き出すのを感じた。


ここから、どのような物語を想像するだろうか?

面映ゆい想いを抱いた2人が主役であったが、志津の乳癌は外科手術で根治される。過去の想い出は美しき秘め事となり、各々はまた新たな人生を歩み始めるー

およそ、こんな内容を想像するのではなかろうか。少なくとも、私はそう思って手に取った。

全然、違った。生々しく醜悪な破廉恥ドラマでしかない男女の痴情のもつれを、美談に仕立て上げているように小説風に料理したようなものだったからだ。

面白い物語というのは、往々にして失ったり欠けたりしている何かを取り戻していく過程が描写されるものである。それが、王道というものだ。本作にも確かにそうしたプロットはみられるし、事実、決して退屈な物語と唾棄されるものではない。

しかし、払拭しきれない生理的な不快感が常につきまとう。不倫などとんでもない!と考える向きの人には、およそ薦めることすらできそうもない。大鐘稔彦氏の性的な描写は、少なくとも私の肌に合わない。

それにしても外科医を中心にした医療モノでありながら、読んでいて医師という仕事にさっぱり魅力をおぼえないのは著者の意図したところだろうか。

自分の生活や人生の一部を犠牲にしてでも、他人を病から救うために行動できる精神を持ち続けていない務まりそうもなさそうな職業におもえる。少なくとも私は、他人のために睡眠時間を削られるなんて我慢がならないし体力もないから予選落ちである。よしんば体力馬鹿であったとしても、責任と重圧感で気が触れてしまいそうだ。医師の自殺率は高いのである。

posted by ぎゅんた at 00:12| Comment(0) | 漫画以外の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月07日

わたモテ感想[喪126]モテないしあだ名で呼ばれる


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タイトルからやったぜゆりちゃん回を想像すると裏切られます。

今回はネモを中心とした話の展開になってます。破壊力の高い回です。毎度毎度、どうしてこうトンデモナイのか。更新日は仕事が手につかなくなる人が続出して、日本経済が麻痺してしまう事態であります。

今回は「ネモ×もこ」が話の主軸にあり、お互いにあだ名で呼びあうことになる展開がみられるのですが、ゆりちゃん・吉田さん・真子さんは蚊帳の外の扱いでうっちーはコメディアン。

私は、今回はもこっちがゆりちゃんを名前で呼ぶ会になるのかと予想していただけに上をいかれてアヘ顔。
「ネモ×もこ」展開が先に来たのは「ゆり×もこ」展開への「溜め」なのでしょう。つまり着々と育っているゆり爆弾に最高の形で決着がつく展開になだれ込む展開になるのは必定であります。いずれにせよ全国数十万のゆりちゃんファンは次回(12/28)以降まで胃を痛くして待たなくてはなりません。

それにしても今回のゆりちゃんは恵まれないところばっかりで辛い気持ちになります。



先ず隗より始めよ
6人パーティ結成後、吉田さん先導でファンシーショップに寄ったようです。いうまでもなく耳を購入するためです。ゆりちゃんはもこっちと耳選びを楽しんでいます。

前回「私いい」とゆりちゃんが拒否の態度を示したことを覚えているネモは、自身が嫌われているのではないかと気にします。もこっちの弁を借りるまでもなく、ゆりちゃんは平常運転でありますがネモはわからないのですね。まさか「あなたと内さんがいるから」とは思いもよりますまい。


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吉田さんに似合うからそれにしろよと言われれば素直に買っちゃうのがゆりちゃん。これは別にゆりちゃんがネモが嫌いだから取った行動ではありません。吉田さんに勧められたから、ただそれだけのことであります。ネモには不可解な、反目を感じざるをえない態度でしかありませんけれども。

ネモはゆりちゃんと仲良くなりたい意思はあるでしょうし、自身が理由もなく他人に嫌われることは(流石に)なかろうと認識して生きているのでしょう。そしてまた、ネモは普通の女の子のグループは、多少の祖語は合れども各々は空気を読んでみんなに合わせるものだと理解しています。さしものネモも、ゆりちゃんは読めません。


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耳を装着してスペースマウンテンに移動する一行。ゆりちゃんは真子さんと先頭で、もこっちはうっちーと、ネモは吉田さんとしんがりペアをつとめます。

ゆりちゃんはジェットコースターが苦手なようで真子さんに心配されています。一年生のときに何かあったようです。みんなで遊園地に遊びに行ったときに乗ったジェットコースターにまつわる過去があるようです。でも、4人(6人)いるから、時間と体験を同じにしたいから乗るんですね。もこっちが「コースター系に乗りたいかも」と言ってたのも、あるでしょう(喪125)。


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……結構、憔悴しています。危険です。そこにうっちーの強引な我儘が発動し「もう一回乗る‼」とゆりちゃんに無慈悲な追撃。ゆりは休んでたら?とドクターストップをかけようとする保母さんよろしく真子さん。ゆりちゃん以外は「まあ、もう一回乗ってもいいか……」とまんざらでもない態度。辛いけれど、まさか乗らないわけにはいきません。「平気……」と乗る意思を固めます。次はもこっちや吉田さんが隣であれば役得でもありましょう。


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現実は非情である。くじ運がないあたりが実にゆりちゃん。目の前にはもこっちと吉田さんがいるというのに、なぜ隣がうっちーなのか。

乗り終えて悪心で顔面蒼白になっているゆりちゃんと心配する真子さんの図。そこにうっちーの「つまんなかったー…(ボソ)」とまたも無慈悲な追撃。ゆり選手散々です。ゆりちゃんの血管をこうも怒張させる逸材はうっちーぐらいのものです。あまつさえ、うっちーはゆりちゃんを内心では「こいつ」呼ばわりですから、もしその声が口から出たらメッタメタのギッタギタにされても文句はいえません。

ゆりちゃんからすればネモもうっちーもパーティへの乱入者でしかありませんし、恣意的な理由で振り回されている立場ですしね。かといってゆりちゃんが断ったり拒絶の意思をだせるかといえば、できないでしょう。そしてまた、自分のわがままを毅然と押し通せるほど強くもありません。


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スプラッシュマウンテンではまたしてもうっちーとペア。これは、ネモの計らいによるイカサマがあってのことで、ネモはもこっちとペアになっています。またしてもうっちーとペアになっちゃうゆりちゃんのくじ運の無さ。もし今のゆりちゃんが事の真相を知ったら「謀ったのね!」と血を見る展開になりかねませんが、そんな粗相をしでかすネモではありません。

ネモは、たとえ自分勝手な振る舞いをしてでも、もこっちとペアになりたかったのです。素のもこっちを引き出すために、素のもこっちと一緒になりたいために。「黒木さん」がどんな人物かわかっていて、そこに魅力を感じているのはゆりちゃんだけではない事実が、わずかに席を隔てる板一枚先に濃厚に展開されます。


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ネモに振り回されてクールダウンしたいもこっちと、手洗いを口実に一人になろうとするゆりちゃん。

「…ねぇ ねぇ?」ともこっちは幼児みたいにゆりちゃんに甘えます。ネモに振り回されて心理的に疲労感があるようです。ここのところずっと時間を共にするメンバーの一人であるゆりちゃんと接触することで日常性のリバランスを計ろうとしているかのようです。

しかしゆりちゃんは「……ねぇ? 私の名前『ねぇ』じゃないけど?」と返す刀。不穏な黒ゆりになったところで次回に続きます。もこっちは「またキレてる顔!?」と怖がっていますが、ゆりちゃんはキレてはいません。もこっちは直前のネモの影響もあって誤解してしまっているだけで、ゆりちゃんは半分泣いてるのです。どうして黒木さんは、いつまでたっても私を名前で呼んでくれないの?ねぇなんてあだ名じゃないよ?と胸が張り裂けそうなほどの悲しみと孤独感で一杯になって曇っているのです。このコマのゆりちゃんの表情をみると目頭が熱くなって堪りません。

このゆりちゃんを救えるのはもこっちしかいないわけですが、(話の都合上、仕方のないこととはいえ)ハーレム系主人公のような鈍感さが加速しているので気づいてもらえなさそうなのが辛いです。ネモと同じでゆりちゃんの心理が理解できていないあたり、もこっちに気づいてもらっての自然解決は期待できそうにありません。

理不尽に見舞われ、嫉みに翻弄されるゆりちゃんは、ゆりちゃん自身の手で現状を打破しなくてはならない局面に立たされています。黙っていても相手が自分を慮って理解に努めてくれるわけがありません。真子さんのような甲斐甲斐しい庇護は例外なのです。ネモがやったように、もこっちに正対して(ゆりちゃんなりの)意思表示をしなくてはなりません。そのために言葉があり、対話があるのです。それをして、もこっちとゆりちゃんの友情は完成することになります。ゆりちゃんの最高の笑顔はすぐそこにあります。ゆりちゃん萌え〜

ゆりちゃんはやっぱ、いいなあ…




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虚々実々
3年生編がスタートして以来、ネモがもこっちに対して示していた挑発的な態度は、素のもこっちを引き出すためだったことがハッキリしました。

芸人気質のもこっちは煽られるとサービス精神混じりに地が発奮されることにネモは勘付いているからです。ネモは素のもこっちに憧憬の念を抱いているところがあるでしょうし、同族意識にけしかけられて親交を深めたい気持ちが強いわけです。

ぼっちの黒木さんは黒木さんにあらず。素の黒木さんこそネモの求める黒木さん。というわけで、ネモはグイグイともこっちを攻めます。うっちーも負けてません。ゆりちゃんだけが遅れをとってしまっているわけです。


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ちょっと気になる吉田さんのドストレート発言。

含みのある「ふーーーん」が暗示するように、このシンプル極まりない問いかけには、「岡田たちと回るハズじゃないの?」という意味があり、ネモに「まぁ 色々あって…」に対する「その辺の事情、私は知ってるよ」というニュアンスを含むものです。吉田さんは保母さん的な真子さんと違ってアニキ的なので、実にらしいやりとりになってます。

さしものネモも吉田さんは緊張する様子。意外にもネズミー好きでピュアとはいえ番長を横にして並んでいるようなものですし、そりゃ言葉も濁します。
そんな吉田さんを手なずけられるのは彼女であるゆりちゃんだけです。


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やたらと自分に接触してくるネモに気圧されるがごとく、もこっちはネモとの関係を意識の俎上に載せざるを得なくなってきます。

地味になにを話していいかわからない相手と会話せざるを得ない状況ほど気まずいものはありません。唖のように黙って時間が過ぎ去るのを待つか、社交辞令的な話題からもう少し突っ込んだ、相手が食いついてきそうな話題の無難なところから小出しにして会話の糸口をつかんでいく攻めの姿勢に転じるかです。普通は、後者を選択することになります。

いずれにせよ、緊張の走る仮面を被った会話になるものです。もこっちの顔に汗が見られますから、心理的な焦りが伺えます。焦りは普段通りの仕事を約束してくれないものです。うっかり「ネモは… あっ!?」と口を滑らせてしまいます。


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ほれみろ!化け物をいたずらに生み出してしまった!

会話の話題もなにもガッツリ喰いついてきました。もう逃げられませんね。ゲームオーバー

スプラッシュマウンテンの慈愛とファンタジーが物語とともに流れる悠久の川はもこっちにいくばくかの冷静さを与えました。そうだ、もういいのだ。ネモの本性はわかっているのだ。気を遣う必要はもはやあるまい。

でもやっぱり改めて「ネモ」と口にしようも緊張しちゃうところがもこっちの愛おしさ。

…ね ネモ…
なあに?クロ

その上をいくネモの愛らしさ。

「クロ?」
「根元だからネモでしょ 黒木だからクロ」
「まあ黒木さんのあだ名にしてはかわいすぎだけど」
「……うるせえよ」
「!」
「やっぱりそっちが本物?素のクロ?」
「いや別にいつものも素だけど……」
「ようやく会えたって感じかな?」
「あ?」

ここが今回のハイライト・シーンだと思います。
胸の内から湧き出てくる不可思議な感情を押しとどめておくことができません。


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一方その後ろでは

ゆりちゃんは逆襲のクロー(claw)
なにがクロだよ黒木さんだろオラァァァ

ゆうちゃんの次はネモですか…



遠足会は在りし日の「修学旅行編」と同様、まだ続くと予想されます。
次回は更に別のベクトルで話が進行し、ゆりちゃんは曇り続けるままかもしれません。

ゆりちゃんの道は長い…… 
 

ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 23:08| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月30日

iOS11への誘い


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iOSのアップデートにせっつかれる煩わしさから解放されるには2つの道がある。

1.ホイホイとアップデートする
2.金輪際の無視を決め込む

過去、iPad2 や iPad mini では、iOSのアップデートは地雷イベントであったと認識している。

ご周知のとおり、この2つの古いタブレットのCPU性能とメモリは時代の流れに対して貧弱であった。そもそもiOSアップデートは、消費電力を節約したり動作を軽くすること約束してくれない。映えある新機能の追加を引換券(隠れ蓑)にして、ハードウェアとしてのパフォーマンスを悪化させてきた。そうした経験があるものだから、iOSのアップデートに慎重にならざるを得ない。これは、動作の快適性を重視する人なら頷いてくれることだろう。電子デバイスは、長期的に見ればそのパフォーマンスは(OSの変更などなくとも)逓減され宿命にあるから、積極的にパフォーマンスを低下させたくない防御心理が働くのである。性根のところでケチだからである。


iOS11のアップデート内容は、以下のようである。
App Store
素晴らしいAppやゲームをいつでも見つけやすいように、全面的に新しくデザインされたApp Store
“Today”タブで、エディターチームによるストーリーや、ハウツーの記事などにより、新しいAppやゲームをより簡単に見つけることが可能
“ゲーム”タブで、新しいゲームを探したり、ランキングによって今どれぐらい人気があるのかを知ることが可能
専用の“App”タブで、おすすめ、ランキング、カテゴリの情報を見ることが可能
“App”ページにはより多くのビデオプレビューおよび“エディターのおすすめ”バッジが追加され、より簡単にユーザ評価とレビューやApp内課金情報を知ることが可能

Siri
より自然で表現力が豊かになった新しいSiriの声
英語の単語や語句を中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に翻訳可能(ベータ版)
Safari、News、メール、メッセージの使用状況に基づいてSiriから提案をする機能
“メモ” Appと連係して、To-Doリスト、メモ、リマインダーの作成が可能
銀行取引用のAppと連係して、口座振替や残高処理が可能
QRコードの表示が可能なAppと連係が可能
ヒンディー語および上海語の音声入力を追加

カメラ
“ポートレート”モードに、光学手ぶれ補正、HDR、True Toneフラッシュの対応を追加
新しいHEIFおよびHEVCフォーマットにより、写真とビデオのファイルサイズをほぼ半分に削減
より自然な肌のトーンになるように再設計された新しい9つのフィルタ
QRコードを自動的に認識してスキャンすることが可能

写真
Live Photosに“ループ”、“バウンス”、“長時間露光”のエフェクトを追加
Live Photosで、音を消したり、トリミングしたり、キー写真を選んだりすることが可能
“メモリームービー”はコンテンツを縦向きおよび横向きに自動的に適応
ペット、赤ちゃん、ウェディング、スポーツイベントなどの十数個以上の新しいメモリーが追加
“ピープル”アルバムはより正確になり、またiCloudフォトライブラリによりデバイス間で常に同期させることが可能
アニメーションGIFに対応

マップ
主要な空港およびショッピングセンターの屋内地図に対応
ターンバイターン経路で、車線案内および制限速度情報に対応
ダブルタップおよびスワイプにより、片手でズームが可能
デバイスを動かしてFlyoverを操作することが可能

運転中の通知を停止
運転中であることを認識して自動的に通知を停止し、iPhoneの画面を暗くして音が鳴らないようにする機能を追加
運転中であることを、知らせたい連絡先にのみ自動的にiMessageで伝えることができる機能を追加

iPad用の新機能
新しいDockは、よく使う項目や最近使った項目にどの画面からでもアクセス可能になり、現在使用中のAppの前面に表示することも可能
Dockは自動的にサイズ変更し、よく使うAppをすべて追加することが可能
最近使った項目およびContinuityのAppはDockの右側に表示
拡張されたSlide OverとSplit View
Dockから簡単にAppをSlide OverやSplit Viewに開くことが可能
Slide OverとバックグラウンドAppの同時作動に対応
Slide OverおよびSplit Viewに開いたAppを画面の左側に配置することが可能
ドラッグ&ドロップ
iPad上でテキスト、写真、ファイルをApp間で移動可能
Multi-Touchで複数の項目を一度に移動可能
スプリングローディングでコンテンツをApp間で移動可能
マークアップ
書類、PDF、Webページ、写真などの間でマークアップを使用可能
インスタントマークアップ – Apple Pencilを注釈を入れたいところに置くだけで書き始めることが可能
PDFを作成し、プリント可能なものすべてにマークアップすることが可能
メモ
Apple Pencilでロック画面をタップして素早く新規メモを作成可能
Apple Pencilをメモの本文のどこかに置くだけでインライン描画を始めることが可能
手書き文字の検索が可能(英語と中国語のみ)
ドキュメントスキャナ機能は書類の傾きを自動補正し、イメージフィルタを使用して影を削除
情報を整理して表示できるように表機能に対応
重要なメモをリストの一番上にピンで固定することが可能
ファイル
ファイルをブラウズ、検索、整理するためのまったく新しい“ファイル” Appを追加
iCloud Driveおよび他社製のクラウドストレージサービスと連係が可能
“最近使った項目”タブで、Appやクラウドサービス間を通して最近使用したファイルを見ることが可能
フォルダの作成や、名前、日時、サイズ、タグでファイルの並べ替えが可能

QuickType
iPadで、キーを下にフリックして数字、記号、句読点を入力することが可能
iPhoneで、片手用キーボードに対応
アルメニア語、アゼルバイジャン語、ベラルーシ語、ジョージア語、アイルランド語、カンナダ語、マラヤーラム語、マオリ語、オリヤー語、スワヒリ語、ウェールズ語のキーボードを追加
10キー拼音キーボードでの英語入力に対応
日本語ローマ字キーボードでの英語入力に対応

HomeKit
AirPlay 2スピーカー、スプリンクラー、蛇口を含む、新しいアクセサリタイプに対応
人の検知、時間、アクセサリに基づいた作動機能を拡張
QRコードおよびタップしてアクセサリをペアリングする設定に対応

拡張現実(AR)
App StoreのAppが使用可能なAR技術により、現実の風景上に仮想的なコンテンツを重ねて、インタラクティブなゲーム、夢中になるようなショッピング体験、工業デザインなどを開発可能

機械学習
App StoreのAppが使用可能な機械学習技術により、高パフォーマンスおよびユーザのプライバシー保護のために、デバイス上で処理された機械学習データを用いたインテリジェント機能を提供することが可能

その他の機能および改善
コントロールセンターのデザインが変わり、すべてのコントロールを1つのページに収めることが可能
アクセシビリティ、アクセスガイド、拡大鏡、テキストサイズ、画面収録、Walletを含む、コントロールセンター用のカスタムコントロール
Apple Musicで友達とミュージックを見つけられます。 プロフィールを作成して、友達とプレイリストやよく聴くミュージックを共有可能
Apple Newsに、あなた向けにカスタマイズされたTop Stories、Siriからの提案、“Today”に表示される今日のベストビデオ、エディターが選んだ重要な記事が表示される新しい“Spotlight”タブなどの機能が追加
“クイックスタート”の自動設定機能により、Apple IDを使用してiCloud、キーチェーン、iTunes、App Store、iMessage、FaceTimeにサインインが可能
“クイックスタート”の自動設定機能により、言語、地域、ネットワーク、キーボード、利用頻度の高い場所、Siriへの話しかけ方、ホームおよびヘルスケアデータを含む、デバイス設定を復元可能
Wi-Fiネットワークへのアクセスを簡単に共有可能
ストレージ最適化の通知、および、“設定”で“写真”や“メッセージ”などAppの使用容量を減らすことが可能
緊急SOS機能により、現在地の位置情報に基づいて救急サービスに通話し、また、緊急連絡先へ自動的に通知を送信、現在地の位置情報を共有、およびメディカルIDを表示することが可能
FaceTimeで、相手のMacまたはiPhoneのカメラからLive Photosを撮影することが可能
SpotlightおよびSafariで簡単にフライト状況を確認可能
Safariで辞書引き、単位換算、計算に対応
ロシア語-英語の二言語辞典を追加
ポルトガル語-英語の二言語辞典を追加
新しいアラビア語のシステムフォントに対応

アクセシビリティ
VoiceOverがイメージの説明に対応
VoiceOverがPDFの表とリストに対応
“Siriにタイプ入力”が基本的な検索クエリーに対応
ビデオの音声および点字キャプションに対応
Dynamic Type機能により、テキストおよびAppのUIの文字サイズを大きくすることが可能
“色を反転”を再設計し、メディアコンテンツの見やすさを改善
“選択項目の読み上げ”および“画面の読み上げ”での強調表示色の改善
スイッチコントロールのタイプ入力で、単語全体を一度にスキャンおよびタイプ可能
iOS 11は64ビットApp用にパフォーマンスが最適化されています。32ビットAppをこのバージョンのiOSで動作させるにはデベロッパによるアップデートが必要になります。


「カメラ」と「写真」のところは少し食指が動くが、その他は割とどうでもいい印象。私はタブレットでゲームはしないしSiriも使わない。どうもこのアップデート内容は、仕事用途重視への舵切り路線のよう思える。

iPad mini4 は、実にちょうど良いサイズであり、日常生活内においての快適性が全てモデルだと判断して購入している。メール確認、メッセージ送受信、メモ帳での文書作成、ブラウジング、pdf観覧などが私の主たる用途であって、ソコソコに満足して使用できている。たまにフリーズを起こしたりバッテリーの消費ペースが激しい気がしたりと不穏な気配がないわけではないのだが、その解消を期待してアップデートする気にはならない。

アップデートすると新たな世界が開けるような刺激は得られるであろうが、肝心の使用用途が現在と変わることはない。iOSの変更で機能的な利便も得られようが、変更に慣れることへの億劫な気持ちが勝る。パフォーマンスが低下するぐらいなら、このままで構わないと思う気持ちが強いのである。

やはり iMac や iPad Pro を仕事用途で用いる人向けのアップデート内容に思えてならない。それに該当しないのなら後回しにして構わないだろう。
 
posted by ぎゅんた at 09:32| Comment(1) | iPad2 , iPad mini | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月25日

(映画感想)『ドライブ・ハード』輝く仕事をしているパパがナンバーワン!




まとめ
愛すべきゆる〜いB級映画

全方位中途半端型娯楽アクション映画。間違っても迫力あるカーアクションモノを期待してはいけません。表紙詐欺だからであります。凄惨な死亡シーンが一部にあったりしますが、総合的にみればコメディ寄りのバディムービーにすぎません。しかし微妙にテンポが悪い。

シナリオは穴があるというか、整合性について真面目に考えられていません。「それっぽくなる素材は寄せ集めといたけど、制作費もないのに、そんな本格的に仕上がるわけねーじゃん」と開き直った感が満載。良識と根性で低予算を克服している姿勢が透けて見えます。

なんだかんだ独特というか、駄作だと言い切れない珍しいタイプの映画。もちろんB級。約束されたハッピーエンドの安心設計。もうちょっと頑張れ!と応援したくなるカナダ映画です。舞台はオーストラリア。2014年公開。



カーアクションモノを期待するべからず
古いとはいえ大排気量V8OHV搭載のマスタングに乗っているにも関わらず法定速度ドライブに勤めます。コーナーを曲がるときはなんとなくドリフト気味にリアを滑らせ、アクセントのようにシフトレバーをローギアにガチャッと入れたりガスペダルを踏みつけるカットが入ります。終始オートマ。役者がマニュアルの運転ができなかったからに違いありません。意外に思うかもしれませんがアメ公はマニュアル運転ができる人が少ないのです。モータージャーナリストのくせにマニュアル車に乗れない人もいます。そんなわけで米国には「最大のカーセキュリティはマニュアル車を選ぶことである」という、実しやかな格言があるぐらいです。

また、カーアクションに付き物のクラッシュシーンも全然ありません。登場するクルマも、ビンテージなマスタングを除けば安っぽいクルマしかでません。無駄を省く制作スタイルと思いきや、真相は制作費をケチっただけです。いきおい、クラッシュシーンが全く発生せず、外連味あるクルマも登場しない地味な内容になります。畢竟、黒色のビンテージ・マスタングの格好よさばかりが際立つわけでありまして、その清々さにかえって新鮮な印象を受けてしまうほどです。

そんなわけで、ワイルドスピード・シリーズのようなド派手なクラッシュや爆発、スピード感などこれっぽっちも存在しません。これでシナリオが良ければ「ソフトウェアの勝利だ!やった!爆死は避けられた!」と諸手を挙げての大勝利ですが、世の中そんなに甘くない。意識して意味ありげな設定を用意できたはいいものの、うまく料理することができていません。さしたる盛り上がりに貢献することなく、むしろテンポを悪くしてしまう始末であります。ワルモンの手先になってる警察のおっさんと連邦警察側のエージェント2人との結末とか相当に投げっぱなしで笑えます。実のところ、あまり笑えないシリアスで悲劇的なシーンのなのですが、シュールさが先に立って譲らないからです。そもそもケラーのキャラクタが矜持あるサイコ脳天プロ犯罪者のそれで、犯罪に巻き込んだ主人公への語りかけや仕草が地味に笑えるコメディ路線がストーリーにドンと横たわっています。主人公との掛け合いを楽しむロードムービーっぽさがあるのです。とはいえ素人漫才っぽいところを逸脱できていないので、コメディとして突き抜けているレベルでないのが残念なところ。中盤に登場する結婚式場兼ブドウ園の老夫婦の方が笑いのレベルでは突き抜けてます。怖いのは犯罪者よりもイかれたばあちゃんです。躊躇なくリボルバーを発砲して殺しにくるからです。次に怖いのが、夫を尊敬の対象として見なくなる妻の残酷さでしょう。安いサラリーしか得ないパパは、それだけで愛さない理由に直結するからです。

ケリーは頑迷でとっつきにくい男ですが、強い哲学をもっていることが、彼の口から出る言葉の端々に込められています。ポリシーから含蓄ある説法まで幅広い。殺しはやらない、犯罪者は信用しない、妻は夫の尊厳を蔑ろにするべからず、欲深いから死ぬ、人は欲望を抑え互いに思いやることが大切、泥棒でも約束は守る。
…なかなかに良いキャラクターをしておりまして、本作における大きな魅力に貢献しています。

思えばドライブとは、助手席の人間と車内という閉鎖空間でアレコレと会話する行為でもありますから、こんな濃いキャラクターが助手席にいれば、なるほどハードなドライブに違いますありません。いうまでもなく、このドライブには、「人生の歩み」としての意味も込められていることが分かります。バカ映画と思いきや、含みがあるのです。



緩いB級映画が好きな方は是非
どうも本作は駄作と名高い、困った一本のようです。確かにそう断じたくなる不甲斐ない出来の部分が目立っているにせよ、味わい深い妙に魅力的な部分があったりするところが印象的です。

正直者が馬鹿を見る社会って、やっぱり間違ってるよね、と考えつつも日々の生活に忙殺されている貴方の休息日に気楽に見るべき一本だと思います。

posted by ぎゅんた at 22:33| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

わたモテ感想[喪125]モテないし遠足がはじまる


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おそるべき事態になりました。まさかの遠足編に突入です。前回の話から遠足編までもう少し日常会が続くと持っていただけに意外でした。メインイベントの大皿にサブイベントを盛り込んでのド直球仕様で進むと思われます。戦力の逐次投入は愚策なのであります。

今回は遠足編の導入にあたる話ですが、色々と不穏な陰が見え隠れし始めていて、ヒシヒシとした緊張感が走っています。トンデモナイ事態です。

相変わらず情報量が多くて、全てを拾い上げようとしていくと頭がパンクしそうになりますので、ゆりちゃんを中心に据えた感想にしようと思います。


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いまや待ち合わせ場所に迷う事なくたどり着けるもこっちを待っていたのはLINE相手のゆりちゃんです。このLINEは真子さんを含めた3人グループと思われるので、「改札出てすぐの所にいる」と無味乾燥な文面は実にゆりちゃん。ゆりちゃんは真子さんと一緒に駅に来ていて、そこでもこっちと合流したようです。ゆりスマイルしているので、今日の遠足が嬉しいのでしょうね。あとは吉田さんが加わるだけです。

しかし吉田さんからは「悪いな 今回は他の奴らと回る」との返答。一緒に回る約束を予め確約していなかったあたりがゆりちゃんですが、吉田さんが「悪いな」と言っている以上、引き止めることはできません。思いもがけぬ吉田さんからの痛棒に「そう…(テンション↓)」と返すのみ。

もこっちはそんな2人のやり取りに気づいていないのか絡んできません。どうやらリア充グループにいるネモを見ているようです。


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ゆりちゃんの腰の後ろに回してる真子さんの手はなんですかね……

「吉田さん別の人と回るんだ じゃあ3人だね」「うん…(テンション↓)」と会話をしているゆりちゃんと真子さん+もこっち。ゆりちゃんは4人で回れないことをとても残念がっています。「4人」はゆりちゃんにとってあまりにも特別だからです。

さてそんな3人に、もこっちの視線に気づいてグループ離脱してきたネモが近づいてきます。

「最後の遠足だし いつもの人じゃなく3人と遊びたいと思ったんだけど ダメかな?」
吉田さんが欠けているとはいえ、ネモからの突然のパーティ加入をどうするか?描写はありませんがもこっちとゆりちゃんに緊張が走ったはずです。

とはいえ断るに足る理由もまた存在しません。真子さんが「私達も3人より4人の方が(乗り物とかの都合もあって)よかったよ」と気を利かせた返答をします。ネモが真子さんとどれほどの交友関係にあったものか、ちょっと記憶にありませんが、まあ仲が悪いわけがないのです。なので「ありがとうー真子ちゃん」とすぐに打ち解けられる。間髪入れずパーティメンバーであるゆりちゃんともこっちに挨拶できるあたりも流石です。話したことのないカースト上位から話しかけられると「あっ」とまず言っちゃうあたりがゆりちゃん。「うん…」でテンション下がってるのがわかってしまいます。三回目です。

「黒木さんはもちろんOKだから聞かなくていいよね?」ハハハ
ネモのこの発言の根拠を明確に説明することができそうもありません。
「ここで断られたら私の行き場所ないんだけど」という圧力と、曖昧な「黒木さんと私は友達だものね」な開き直りのように思えます。もこっちとネモの関係はなかなかに複雑なところがあるので、うまく読み取ることができません。嫌いではないし甘えることもできる程度に親しくはできるけれども肝心の距離感がつかめていない感じでしょうか。


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ゆりちゃんは一見して真顔ですが、これは激情が渦巻いているときの表情です。「黒木さん、こんなに怖がって…」「ネズミーのベテランで先輩風ふかしてる?」もしくは、テキストに起こすことがちょっと憚られるようなことを考えているのでは。一方、真子さんはそれを見て微笑むの図。カオス


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みんなで耳をつけよう!⇨ 私いい
これがゆりちゃん。戻ってくるかもしれない吉田さんのために、3人で回りたかったに違いないのです。

もこっちはゆりちゃんに無言のツッコミを入れる程度に平常運転してます。楽しくはないがつまらなくもないので、現状に任せている感じでしょうか。RPGで展開にツッコミをいれずストーリーを黙々と追う感。

さて着々とゆり爆弾が育っているところにミサワしているうっちーが登場してきます。


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どこかをボーッと見ているもこっちの側を離れず(ネモをみている?)、うっちー処理を真子さんに任せているゆりちゃん。善意で肩を貸したけれど舌打ちされた事件を思い出しているのでしょうか。動かないふたり。率先垂範に事態に対処するのは「ふたりの窓口」真子さんであります。


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方向を指で示すアクションを利用して、もこっちの横ポジション獲りにでるうっちー。強引さのなかに技巧が光ります。とりわけ親しいわけでもない人間が割って入ってくる。その「理由」を知らない2人にとっては「なんだこいついきなり……」以外のなにものでもありません。とはいえ、うっちーは、修学旅行時の正規の班員だったわけですから最低限のところで関わりないわけではない。

こうしてリードされるがまま断るタイミングを逸し、一緒に行動することが既成事実化されるわけです。なりふり構わない強引なところがあれど、うっちーのこの行動力は見習うべきものです。たいてい、実を結ぶ結果が得られるからです。



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しばらく歩いていると、そこには吉田さんの後ろ姿が。エントランスで別れたときの姿と変わってファンシーヤンキーに変貌していますが、ゆりちゃんは真っ先に吉田さんだと気づきます。そして、顔に小さな腫れがあることにも。

ゆりちゃんはテンションアップです。ネモとうっちーが加わり居心地の悪さを感じていたであろうゆりちゃんの元に颯爽と現れるナイトのようなものだからです。すぐさま傍に寄って「顔はれてない?」と訊くゆりちゃんの愛おしさ。ゆりちゃんは吉田さんに対しては、普段の真子さんのような保護者力が恒常的に発揮されるのですね。


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さしものネモも、吉田さんには心理的な壁があるのか距離を保っています。もこっちは案の定な意見を持ちますが、口に出さないあたり空気は読めてます。うっちーは重症です。


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別のやつと回ると言っていたのに、吉田さんまでもパーティ加入の運びになりました。魔王討伐にでも行くんでしょうか。ゆりちゃんは真顔ですが、内心、嬉しさが沸々としていることは間違いありません。久しぶりに「4人」ですものね。もこっちの両サイド2人をオプション扱いなあたりも実にゆりちゃん。そんなゆりちゃんを横目でチラッとみる真子さんは「ゆり楽しそう」と安堵の表情。

これでようやく楽しい遠足の始まりです。この遠足で、もこっちとゆりちゃんがお互いを名前で呼ぶことへの決着がつくのだろうと予想します。それこそが、ゆりちゃんの最高の笑顔がみられるイベントになるでしょう。ゆりちゃん萌え〜
ゆりちゃんは、やっぱいいなあ…




その他の情報
・ネモと岡田さんの仲違いの深刻さが重症
・よっちゃん(清田くん)の胃が痛い
・南さん(キバ子)のぼっち化待った無しっぽい不穏な未来
・ネモはネズミー好きで去年も来ている。鞄にネズミーアイテム有。吉田さんと仲良くなれるフラグ
・うっちーの友達に宮崎さん
・吉田さん左頬の腫れと突然の合流宣言の謎

ハイライトは「ネモと岡田さん」にあると思いますが、合流を果たした吉田さんを中心に色々と妄想をしてみましょう。



なぜ吉田さんは1人で、左頬に腫れがあり、合流すると発言したのか?
まず服装がすでに変わっています。ネズミーで売っている「耳」とスカジャンとリュックを装備しています。制服や鞄はロッカーに入れて、自由行動開始と同時にお土産屋に走ったに違いありません。お土産屋コーナーは開園直後は空いているからです。吉田さんは計画的なのです。

左頬の腫れの原因は、いくつか予想されます。

1.はしゃぎ過ぎてぶつけた or 転倒して打った
2.カツアゲしている他校の生徒を締め上げ、一悶着があった
3.一緒に回る友達(ヤンキー仲間)にファンシー趣味をからかわれて、一悶着があった
4.お土産屋コーナーで鉢合わせた岡田さんとネモ絡みで一悶着があった

吉田さんは運動神経抜群ですから、いくら浮かれていれど転んだりぶつけたりはしそうにないイメージです。お土産屋コーナーが混んでて人とぶつかるとかはあるでしょうか、混雑を避けるために開園早々に足を向けたはずですから混雑は考えにくい。

夢の国にきてカツアゲなど行う不逞の輩を締め上げる吉田さんは想像しやすいので、1.よりは現実性があります。ネズミーで問題を起こすのは北関東の連中なのです。

吉田さんが言っていた「他の奴ら」とは、もこっちとゆりちゃんも知らない他のクラスのヤンキー2人(タレ目さんと目隠れさん)に他なりません。行動開始とともにお土産屋コーナーに特攻して買い物っぷりをみたら揶揄われてもおかしくありませんが、この2人は吉田さんがピュアであることは周知のはずですし、精神的に大人びた絆を感じさせる、完成された友好関係(喪122)にあると思っているので、吉田さんが激昂するほどの攻撃的な嘲笑は想像がつきません。本遠足は「現地集合現地解散 点呼取ったら自由」なので、「ワリーな茉咲、先、フケっからよ」と早々に離脱していてもおかしくありません。

岡田さんや加藤さん+南さんはショッピングが好きそうなので、お土産コーナーで鉢合わせてもおかしくありません。吉田さんと岡田さんは話をする程度の仲ではありますから、言葉を交わすうちにネモとの話題になっても不自然ではありません。吉田さんは和解するよう促すでしょうが、機嫌が悪い岡田さんから拒絶の意思を、手を払いのけるような形なりで左頬に受けたのかもしれません。吉田さんは突っ張ってはいてもピュアヤンですから、突然のことにショックを受けて1人そぞろ歩きしていたのかも。

どれも決め手に欠ける推測でしかありません。実際はもっと複合的な理由があるものと思います。


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やはり気にかかるのが、吉田さんの一瞥と無言。ネモに緊張走る。

吉田さんはもこっちとネモを見ているようです。含みのある「………」です。自分の格好をからかってこないことを確認し、ネモがいることで何か考えついたかのようです。ネモに自分と同じネズミー好きを感じ取ったのかもしれませんし、岡田さんのことが脳裏を掠めたのかもしれません。『わたモテ』は読み手にアレコレ想像される描写が上手ですね。

勝手な想像をまとめると、まず吉田さんはヤン友2人と合流してお土産屋に行って買い物を楽しんだ。そこに不機嫌そうな岡田さんの姿をチラッと確認した。ヤン友2人はネズミー興味がなく、「耳」もつけず離脱してしまった。北関東の連中に「ぼっちのピュアなヤンキー」と絡まれ制圧するも一発もらってしまった。憧れのネズミーにきてなんだこれは…と落ち込んでいるところにゆりちゃんに声をかけられた。自分のことを知ってる奴らに、ネモもまじっている。

こんな感じでしょうか。予想しても的中せず上を行かれてアヘ顔にさせられるのが『わたモテ』なので妄想に等しいのですが。ただ、吉田さんがネモと岡田さんの仲直りの架け橋となる展開は手堅いと思います。

うっちーは「はぐれてきた」宮崎さん一行と出会い、戻らざるを得なくなるのですが、勇を鼓してもこっちとLINEで繋がる仲には昇格するのでは。そして、ネモは岡田さんと仲直りを果たすのでしょう。そして加藤さんの計らいもあって男子グループと合流していきそうな気がします。残されるは「4人」。


……南さんは分かりません。不幸な未来しかなさそう。
ゆりちゃんは絶許でしょうし、もこっちも真子さんも吉田さんも絡めっこないからです。哀れキョロ充の代表になってしまう未来しか見えません。ベンチで項垂れているところを横から現れたドナルドに慰められて泣くシーンとかあるかも。

ラベル:わたモテ
posted by ぎゅんた at 00:03| Comment(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする